表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/184

第42話 リュカ様のお誘い

この前に、ソースを作ろうと思った時にも材料が足りなかったし…

コーンも欲しいし…

サトウキビも買いたい。

砂糖代がバカにならないし。

それに、チョコレートをいずれ作りたいから、砂糖がたくさん必要になる。

サトウキビがあればラム酒も作れるしね。


「はあ、買い物行きたーい。」

1人部屋でつぶやいていたつもりだったが…

「お買い物かい?」

「あっリュカ様!失礼致しました。」

「いや、ノックはしたのだけど。返事がないからと入って申し訳なかったね。」

「いえいえ!問題ございませんわ。」

「それより、買い物に行きたいの?」

「ええ、たくさんスパイスや種子を買いたくて…」

「そう、それならもうじき、近くの町で市場が開かれるからさ、そこに行ってみるのはどうかな?」

「市場に、ですか?」

「本当は外出許可が必要なんだけどさ、まあ1日で朝出て夕方帰ってくれば、誰にもわからないよ。元々だれか見張っているようなしっかりした屋敷じゃないからさ。」

「そうですか…」

市場…

興味あるな。

「モリスもいる町だからさ。彼に案内人を頼めるし…馬車は私が手配するから、心配いらないよ。」


モリスさんもいるのね。

やっぱり行きたいかも。

「ちなみに、何を買おうと思っているの?」

前にソースを作ろうとして足りなかったものだから…

「オールスパイス、クローブ、フェンネル、ロリエ、タイム、シナモン、サトウキビ、コーン、マスタード、コリアンダー、ターメリック…などなど主にスパイスですね。」

あとは、いつかカレーを作りたいから、その材料。

「なるほど…おそらくスパイスの出店もたくさん出るだろうから、ある程度は揃うとおもうよ。」

「それは、嬉しいです。」

「うん、当日が楽しみだね。」

「リュカ様も来てくださるのですか?」

「もちろん、レディーだけでは危ないからね。」

リュカ様…

流石の紳士だなぁ…

「ありがとうございます。」

「礼には及ばないよ。市場開催の2日前に声をかけるからね。」


………………………………………………………

リュカの部屋。

静まった部屋で、リュカの前に3人の男性が跪いている。

「わかっているな?」

「はっ。」

「我君、もちろんでございます。」

「万事手配をいたします。」

普段の優雅な王子風な雰囲気はなりを潜め、君主の風格をまとっている。

「彼女を落胆させるような事は許さない。」

「はい!すでにスパイスの手配を済ませております。」

「商人に入荷するよう連絡済みです。」

「サトウキビを、お嬢様にのみ若芽付きで販売するよう、手筈を整えてございます。」

「彼女は聡い子ですから、気が付かれないようにくれぐれも注意してくださいね?」

「「「承知いたしました。我君!!」」」

彼らにミスは許されない。

彼らの仕える主はヴァンパイアの王なのだから…


そんなやりとりがあった事は露しらず、コーデリアはお出かけを楽しみにしているのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ