第40話 ピザ作り
シュークリームはギルバートとメルヴィンとデザートに食べるとして。
夕飯どうしようかな…
みんなでワイワイ食べるのが楽しいよね!!
…。
たこ焼きパーティー、鍋パ、チーズフォンデュ…
ギルバートとメルヴィンが喜びそうなものなら…
ピザ!!
ピザよくないかしら。
具材をたくさん選べるように用意して。
ケチャップとマヨネーズも作ったから、かなりアレンジができるはず。
ピザなら、タバスコも作りたいけど…
タバスコも発酵物だから、余裕よね。
作ろうと思ったら、すぐに作れるのはいいわね。
それならまずタバスコ作りね。
タバスコの材料は。
唐辛子
塩
酢
「酢って…小麦酢とコーン酢どっちかな?」
コーン酢はまだコーンを手に入れてないから、小麦酢で作れたらいいのだけど…
もし味が変だったら、赤ワインビネガーとかバルサミコ、リンゴ酢あたりを試してみよう。
米酢って事はないと思う。
とりあえず料理本で材料に小麦を選んで酢を作った。
「材料を選んで…よし、開始。」
実行ボタンを押す。
小人の絵が動き出した。
まずは唐辛子を粉砕する。
そのまま塩を乗せた樽で、3年くらい熟成…
もちろん私の発酵能力で大幅短縮できるし、違う菌が入って失敗することもない。
最後に酢を加えてグルグルかき混ぜ続ける。
最後に綺麗に種とかを取り除いたら完成!!
「メルヴィンはともかく…ギル君は辛いもの無理よね?使う前に相当辛いって説明しないと。」
あとは材料を用意する。
ピザ生地は、ふかふかタイプと薄焼きタイプ2種類用意した。
じゃがいもを茹でた物と、醤油で甘辛く煮たもの。
塩焼きチキン、照り焼きチキン、ソーセージ。
ほうれん草、トマト。
チーズをたくさん。
ゴルゴンゾーラ、モッツァレラ、パルミジャーノ・レジャーノ、タレッジョ、クリームチーズ、カマンベール、ゴーダ、グリエール。
ベーコン、ホワイトソース。
ミートソース。
バジル、ローズマリー、蜂蜜…
こんなものでいいかな。
むしろ多いかな?
特にチーズ。
でもチーズの味でいろいろ変わるから、たくさん作りたかった。
材料のホワイトソースは、鍋にバター入れて、小麦粉入れて、牛乳をゆっくり好きな硬さまで入れれば作れる。
簡単な割に、一旦覚えれば、クリームシチューにグラタン、ドリア、ラザニア、パスタと応用が効く。
焦がしたり、ダマになるのが心配だったら玉ねぎをバターで炒めて、そこに小麦粉と牛乳を投入でも玉ねぎ入りになるが作れる。
「よし、メルヴィンを呼んで、続きはギル君の家でやりましょう!」
「リアお姉ちゃん!!いらっしゃい。」
到着するなり、ギルバートが飛びついて来てくれる。
「リアお姉ちゃんは、とびきりいい匂いがしますね!」
「リア、いつもだ。」
メルヴィンが謎に張り合っている。
メルヴィン鼻よさそうだし、匂いに言及されるとちょっと恥ずかしいのだけど。
「2人ともありがとう。それより、また今日もみんなで作る夕飯にしたいのだけど。」
「わぁ!嬉しいです!!」
メルヴィンは黙って尻尾を振っている。
「今日はピザを作ります!」
「ピザ?ですか。」
「ええ、ここにある生地をこう丸めて伸ばして…好きな具材を乗せて焼くの。ベースはあってもなくてもいいわ。こんな感じにね…」
見本にマルゲリータとクワトロフォルマッジをつくる。
チーズは、ゴルゴンゾーラをほんの少し、クリームチーズ、モツァレラ、グリエールにした。
ゴルゴンゾーラとかブルーチーズは強烈すぎてちょっと苦手だから、匂いと風味を控えめに発酵させたものを少しだけにする。
慣れない子供にはキツいと思うし…
もしかしたら、アルメリア伯爵あたりには受けるかもしれないけど…
「わかりました!やってみます。」
2人とも、具材を味見しながら、思い思いの材料を乗せていく。
ギルバートはホワイトソースと照り焼きチキンのピザ。
甘辛じゃがいもと鶏肉、マヨネーズのピザ。
メルヴィンはケチャップとソーセージ、ベーコンのピザ。
ミートソースとホワイトソースにバジルを乗せたピザを作った。
「よし!じゃあ焼いてみましょうか。」
早速1枚目のマルゲリータが焼けた。
「あの、リアお姉ちゃんとメルヴィンに提案なのですが、焼けたピザみんなで分け合いませんか?」
「あら、それいいわね。」
メルヴィンも頷いている。
「じゃあまず私のね!」
焼けたマルゲリータを3等分する。
「ん!美味しい…」
薄焼きにした生地、とろけるモツァレラチーズ、生トマトのフレッシュさ…バジルの爽やかな風味がたまらない。
2人も、私が手で食べているのを見て、同じように食べている。
「…美味い。」
メルヴィンの尻尾はブンブンと振れているし、ギルバートもニッコニコで食べている。
「ピザというこちらの食べ物…とても美味しいです!チーズが伸びます!」
チーズをびゅーんと伸ばしながら楽しげに食べている。
「あ、そういえば。これタバスコって言う辛さを足す調味料なんだけど、もしよかったら使ってみてね。」
ギルバートには辛いようだが、メルヴィンは気に入ったらしく、ソーセージのピザにかけて食べている。
「リアお姉ちゃん!また近いうちに僕、ピザが食べたいです。」
よほど気に入ったのか、ギルバートはそんな事を言っていた。




