第34話 味の決め手は調味料
たくさん材料も集まってし、そろそろ新メニューを開拓したい。
これまではパン以外は、ソーセージ焼いたり肉焼いたりしただけだし…
「そろそろ、調味料も作りたいわね。」
揚げ物してソースかけてガッツリ食べたい!!
パンに挟んでカツサンドもしたい。
料理本を開いたが、ソースを作るには、香辛料とニンニクが足りない。
「香辛料省けるのもあるけど…オールスパイス、クローブ、フェンネル、ロリエ、タイム、シナモン…セージはあるけど…ない物の方が多いわね。」
それなら、ケチャップやマヨネーズをまずは作りましょう。
ソースはまた、モリスさんに香辛料の種をもらってからにしよう。
醤油より優先度低めだったけど、やはりいよいよ取り組むべきではないのか。
バター醤油ご飯に味噌汁という、私的至福の朝ごはんを食べながら思う。
竜の谷の調査も必要だけど、生活も豊かにしていがないとね。
ケチャップ、ソース、マヨネーズは根気と材料さえあれば作れる。
でも、私には便利なスキルがある!
そう言うわけで、イクスブックの料理の本にお任せだ。
面倒なのから作ろうかな。
義母本当にいいスキルをくれたなあ…
腐敗系スキル持ちって確かに結婚相手としては、どうかなぁって感じだけど、そんなつもりない私には関係ないし。
マヨネーズから作ろう。
マヨネーズのためには、先にお酢作らないといけないし。
「米酢にするか…りんご酢にするか…」
いっそのこと、両方つくる?
「でも、米麹も作ってないから、米麹も作ろうかな。醤油や味噌は麦麹使ったもんね。」
米麹はたくさん作っておけば、後で日本酒作りたい時にもいいかも。
発酵系は菌の管理や温度管理が要だけど、それをお任せでできるのは実に素晴らしい。
麹室高温をキープしないといけないし…
米を選んで麹を作る。
麹を作ったあとは酢のページに移る。
最初は米酢を作ろう。
「米酢を選んで…材料は米と麹ね。」
小人達を見守る。
個人的に、小人の動きを見ているのがすごく楽しい。
米を蒸して麹とお水を加える。
ここで私の出番。
蒸米と麹をアルコールに発酵させる。
その後、小人達は少しの間ワクワクと鍋を眺め、しばらくするともう一度、蒸米を加えた。
また、スキルを使うように指示が出たので、一気に発酵を進める。
できたドロドロの液体を圧搾機にかけて…
私が魔力を流して、酢酸発酵させる。
そのまま少し置いたら、タンクに詰めて熟成。
これもスキルで楽々できる。
最後に小人達が、濾過して一度煮詰め、瓶にいれてくれる。
瓶は適当な空き瓶だけど、コルクはモリスさんのコルクをおまけでもらったものを使っている。
本の外に出しても変質しないのは便利だ。
「よし!お酢完成ね。」
ここまでできたらあとは楽々。
マヨネーズのページを開いて、ジャム用の瓶、卵黄、塩、酢、油を選ぶだけ。
油から作らないといけないかと思っていたが、流石に油は存在していて何より。
ポチっと実行ボタンを押す。
「マヨネーズできたら何作ろうかな。やっぱりポテトサラダ?マヨネーズトースト、ツナマヨ…うん、夢が広がるわね。」
小人が卵黄と塩と酢をまぜまぜ…
最後に油を入れてまぜまぜ…
瓶に詰めてもう完成だ。
「マヨネーズ…ああ、野菜につけて食べてしまいたい…」
でも我慢して残りの調味料も作らないと。
次はケチャップ。
「ケチャップがあれば、オムレツ、オムライス、チキンライス、ポークチョップも作れるし…チキンカツ、ナポリタン…」
おなじみの料理が食べられる。
ケチャップのページ開いて気がついたけど、ケチャップにもお酢必要なんだ。
作っておいてよかった。
ケチャップも瓶に入れるしかないな。
トマト、玉ねぎ、ニンニク、お酢、塩、砂糖、唐辛子、胡椒、ナツメグ、生姜。
味は…
酸味は普通、塩気も普通、辛さは控えめ…
粗ごしじゃなくて滑らかタイプ。
甘さは真ん中より甘めにしよう。
ポチポチと材料を選んで実行!
小人達はトマトを茹でて裏漉し…
さらに煮詰める。
別の鍋ですりおろし玉ねぎ、すりおろしニンニク、唐辛子と水を煮る。
また、別の鍋でお酢と香辛料を入れて温める。
「以外と鍋たくさん使うのね…大変そう。」
そのあと、全部の鍋の中身を合わせて、塩、砂糖を加えてトロトロになるまでコトコト煮込む。
最後にジャム瓶に詰めて完成!
「できた!」
今は味見だけにして、実際の料理はギルバートの家に行った時に食べようかなと思い、増えた調味料を見て満足したのだった。




