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第15話 髪飾りの意味

「では、アルメリア伯爵。またよろしくお願い申し上げます。」

「ありがとう!また来週娘に会いに来るから、その時にまた会おう。」

アルメリア伯爵はおまけでプレゼントした、アップルワインとシードルを抱えてご満悦の様子だ。


よかった!

まだまだ研究してからじゃないと売り物にならないかと思っていたけど…

嬉しい誤算だ。

何買っちゃおうかな〜

メルヴィンに夕飯を作るために、るんるんでメルヴィンの家に向かう。

その時。


「オイ、そこの女。止まれよ。」

「はい?」

振り返ると、15歳くらいの少年達5名ほどがこちらをニヤニヤ眺めている。

リーダー格らしき、茶髪の男の子がこちらにやって来てロクでもない申し出をしはじめた。

カツアゲだ。

「お前、今伯爵から金もらっただろう。あと売った酒の残り全部もらってやる。」

そう言えば誰でもヘコヘコ言う事を聞くとでも思っていそうな、傲慢な言いぶりだ。

嫌なヤツ…

ザ!貴族でこっちの家族を思い出す。

「聞こえなかったのか?こちらはルードバック伯爵家の次男ヘンリー様だぞ!早くしたまえ。」

小物Aが催促する。

「ありがたくもお声かけいただき、感謝したまえ!」

小物Bが続ける。

「……。お声かけいただきありがとうございます。私には過分な幸福でございますので、謹んで辞退させていただきますわ。それではご機嫌よう。」

こんな輩にかまってないで、早く夕飯の仕込みしたいのよ。

味噌つくりたいんだから、邪魔しないで欲しいな。


豚肉の味噌麹焼きが、待ってるの。

メルヴィンに醤油ガーリックステーキも焼きたいし…

足早に立ち去ろうとしたが、小物CDが立ち塞がった。

「まあまあ、君の身分で伯爵家に話しかけられて恐縮するのは当然だけどね。我の強い子は可愛くないよ?」

「お前、子爵家の厄介者…ゴミ能力者だろう?ここにも居場所がなくっていいのか?」

なんと小物Dはナイフを取り出した。

それで言うこと聞かせようって訳?


みんなまとめて堆肥にしてやろうか…と思った時。

「何をしている?」

メルヴィンの静かな声が聞こえた。

「ローダンセ卿?!どうしてここに!!」

ヘンリーが驚いている。

それには全く取り合わず、こちらにやって来た。

「大丈夫か?」

スッと小物Dが持っているナイフを見て、気にしてくれる。

「ええ、大丈夫よ。」

「ローダンセ卿、我々はそちらの女に用事がありまして。すぐに終わる用事ですので、我々だけでお話させていただいても?」

ヘンリーはまだお酒が諦められないらしい。

そんな彼らをようやくメルヴィンは見て、一言。

「見えないのか?」


一瞬全員がポカンとしたが…

小物Aが私の髪飾りに気がついた!

「ゲッ!!ヘンリー様。こいつダイアウルフの護りつけてますよ!」

「何?!」

それを聞いて、小物Cがすかさずフォローに入った。

「いや、忙しいところ失礼したね。でも僕としては、将来有望なヘンリー様への贈り物も必要だと思うよ。」

あんまりフォローになっていない。

お礼ってもらった髪飾りだけど、この反応的に貴重な物なんだ。

獣的なマーキングかもしれないけど。

この屋敷で露払いになるなら、今後とも身につけよう。

かわいいし。

メルヴィンはすでに他の人間は眼中にない。

「肉、持って来た。」

「あ、家にって意味?ありがとう!なくなって来てたから助かるわ。」

「夕飯は?」

「最後の牛肉使って、ステーキにしようと思ってたけど、買ってきてくれてよかったわ!」

私も小物達は忘れて楽しい夕飯のメニューでも考えよう。


☆貨幣紹介…大体日本円で

ミスリル金貨…1億円

白金金貨…1000万円

大金貨…100万円

金貨…10万円

小金貨…1万円

銀貨…5千円

小銀貨…千円

大銅貨…500円

銅貨…100円

鉄貨…10円

錫貨…1円

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