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第13話 醤油作り

翌日の午前中は、ひたすら新しい本のレシピを試そうと決めていた。

腐敗能力はあるものの、作業手順がわからず保留になっていた醤油や味噌作りをやりたかったからだ。


まず作ったのは(こうじ)

麹のページを開いて、早速作る。

「メルヴィンの家で作るには、匂いとかスペースとか気になるし…何より手間がかかるけど、ボタン一つなんてめっちゃ助かるわね。専用の道具もいらないし…」

大豆と小麦をベースに麹を作る。

こんな時は、本当にこの腐敗能力は便利だ。

本来なら、麹菌をうまく発生させて、培養するのに1人でやったら何ヶ月かかるかわからない。

しかも細かい配合や手順、温度湿度管理なんて、本やネットなしに覚えてないし…

もしかしたら一生無理かも…

「よしよし、大豆と小麦ベースの麹を選択して…米麹は次作ろう。ちょっと難しいから、時間かかるかもだし。でも味噌作りたいからなぁ…」

味噌なら麦味噌より米麹味噌が作りたい!

砂糖はたくさんないし、鰹節とかもないので、基本的の醤油しか今は選べない。

塩分濃度は真ん中に設定する。

大豆丸々使って作るし、味わいには期待できそう。


もう少し材料集めたら、それこそ甘めの醤油とか刺身醤油、出汁醤油とこだわってみたい。

早速ボタンを押すと、また小人の絵が作業を始める。

大豆や小麦を蒸らしたり塩を加えたり…

実にリアルだ。

「かわいい…」

今回はポップアップで『腐敗能力を使用して本に魔力を流してください。』と出たが、タイマーは出ず、すぐに倉庫に送られた。

「早いわね。ならこのまま、醤油を作るわよ。」


麹と食塩と水を選んでまた、スイッチオン!

小人が大きな鍋を掻き回している。

ポップアップで『腐敗能力を使用して本に魔力を流してください。』と出たので、魔力を流すとまた五分のタイマーが出た。

五分経つと、『魔力注入を停止してください。』と出たので、やめる。

そこからまた、せっせと圧搾で搾ったり、できた醤油の最終行程らしく、鍋で煮たりしている。

これもワイン瓶に詰めてくれて、完成だ。


「お金手に入ったら醤油用の瓶買おう…とにかく!!念願のお醤油が!手に入ったわ!」

やった!

やってやりました…


料理の本には、まだまだ作りたい料理がたくさんある。

材料を集めて作るのが楽しみだ。

パンも作ってみたのだが…

「うーん。すっごく美味しいんだけど…流石に種類もパン全部ってわけじゃないのね…」

本のレシピは美味しいのだが、自分で作る時のように、隠し味にコレを!みたいな遊びの幅が少ない気がする。

種類も食パンやクロワッサン、バターロールなど、代表的なパンはあるので、とても便利には便利なんだけどね。

食パンだともっちり度合いとかキメとか、バター感とか、ある程度のカスタマイズは可能なんだけど。

どちらかと言うと、正確な味を出したい材料の仕込みとかたくさんの料理を作りたい時、工程が複雑な時に良さそう。

そもそも作るのに複雑な道具が必要なものとか。

もしかしたら、本が強化されたらそういう自由度もどんどん上がるのかもだけど。


そろそろいい時間なので、フローレンス様のお父さんにあわよくば販売したいワイン作りだ。

甘くてとろりとした口当たりから、フルボディ系、ビンテージワインまでたくさん作れるだけ作っておく。

ロゼワインも作ったから、かなりの量になった。

「本当は白ワインとかも作りたいんだけど、まだぶどうがないから…あとは、ノーマンが作ってくれたりんごで、アップルワインとシードルも作っておこうかな。」

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