表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぼくの人生  作者: とといぬ
1/1

苦難のはじまり

クリックしてくださりありがとうございます。

初ですが何度も推敲して読みやすくしていきます!

これはぼくの人生を表す物語。


喜劇でも悲劇でもないと思うが、物語としてぼくの人生を見直してみたら何かわかることがあるかもしれないと思う。



 ここ最近体調が良くない。何かしら原因があるのだろうが医者じゃないぼくには皆目見当もつかない。

 

 ところで、何から話していけばいいかわからないが、昔のことはひとまず置いておいて直近のことから話していこうと思う。



ぼくは今年20歳にして学生にも社会人にもなれていない。いわゆる浪人だ。昔からぼくは国語が良く出来たが、化学がてんでダメだったので大学受験では私立文系を選んでいた。


当時のぼくの恩師は現代文のK先生で、身長は150cmと小さいが年は50歳という割に心身共に若々しく髪もふさふさで良い先生だったと思う。


ぼくはその先生ととても仲が良かったためいろんな相談を聞いてもらっていた。


やはり受験でもそうであった。


ある日の夕方6時過ぎ、まだ梅も開かない3月薄暗い廊下の静かさと寒さが気味が悪かった。


ぼくは空白の志望校提出プリントを手に持ちK先生を訪ねた。


「ねぇ、K先生。ぼくはどこに行くべきなのだろうか?」


「やりたいことはないのか?」


ぼくはこの質問に応えることが出来なかった。なぜなら、ぼくは夢を持たず、ただ漠然と楽しく生きていたいと思ってこの年になってしまっていたからだ。



「ないならW大学を目指しなさい。きっとお前を良い方向に導いてくれるはずだ」 


言い淀んで、小さくなっているぼくに太陽のような暖かな笑顔と言葉を投げかけた。

その言葉でそれまで暗かった廊下が明るくなったような心地さえして、これが人生を大きく変える言葉になるかもしれないと思った。


だが、この太陽が2年近くジリジリとぼくの身体を照り付けて、体力を奪い続けることになるとは、当時の希望にあふれたぼくは気付きそうになかった。




読んでくださりありがとうございます!

次回も是非読んでください

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ