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真琴にとって、2番の女だった。

真琴との別れで1年経とうとした頃、真琴から「もう1度、付き合って欲しい。」と言われる。

第4話「年下の彼氏「ひと」、再び」

あの真琴と別れてそろそろ1年が経とうとしていた。この1年は失恋のせいで仕事もする気がおきず、ただ家にいて小遣いは親に貰っていた。

そして、そんなある日、私の所に1本の電話が入りそれは真琴からで

「真奈美、もう1度付き合ってよ。指輪もプレゼントするからさぁー。」

と言ってきて、とりあえず、会う事になり私は別れた事を後悔させようと、お洒落をして待ち合わせのコンビニで彼を待つのでした。そして、彼が目の前に現れた時、1年前よりも格好良くなっていた事を知るのでした。

そして、真琴は眩しそうに私を見ながら、

「ずっと、後悔してた・・・。」

と言って私にキスをするのでした。私は全てを信じれず、ベットの誘いは断るのでした。

でも、次の日、好きという気持ちが抑えられない私は、1年振りに彼に抱かれるのでした。1年振りの彼の身体は素晴らしく、女性を喜ばすすべを知っていて、1年前とはある意味で別人なのでした。そして、そんな彼に私は去年よりも彼にはまるのでした。

それでも、デートは何時も午前中だし、彼の写真も貰えないしで、不安は次第につのる一方なのでした。ジュエリーの店でも

「真奈美、こんなの買うなよ。」

と言って、プレゼントの気配すら無いのでした。

そして、ある日、仕事を理由にデートをキャンセルしてきた真琴に対して、ブチ切れてしゃべると、

「ごめん、俺には付き合っている女がいる・・・。だから、もう別れよう。彼女な方がお前の何十倍も純粋なんだ・・・。」

と言ってきたので、私は

「ごめん、そんなに傷つけた・・・。ごめん・・ね。だから、そんな・・・嘘つかないで、ごめんね。」

と謝った。しかし、真琴は冷たく

「ごめん・・・、俺もう疲れた。ごめんね。」

と言って電話は切られたのでした。

傷ついた私の心はボロボロになり、死ぬ事を考えた時、電話は鳴り、真琴からだ。と思って取ると、その相手の彼女からで

「お願い、1つ約束して。絶対にはやまった事をしないって。」

と心配してくれるので、私は自暴自棄になり

「もう・・・いいんです。わたし・・なんか。」

と相手に対し甘え、それでも、優しい言葉をかけてくれるので、私は最後に

「幸せになって下さい・・・。」

と言って電話を切るのでした。

それでも、愛した人から愛されないというユタカの時からの現実には、なすすべが無いのでした。私は男の人からこの時、切に愛されたかった・・・。そして、その空しさを埋めるように煙草を引っ切無しに吸うのでした。


再び、真琴と付き合うも、常に不安ばかり感じていた。そして、ケンカ。私は真琴を失った。

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