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厚壁円錐型集合住宅とウンコ経済

作者: 久野晃平
掲載日:2026/04/02

挿絵(By みてみん)


厚壁円錐型集合住宅をライン状に並べたライン型幾何学都市には、等間隔の地上にトイレやシャワールームやレストランが配備されることになります。


洗剤や石鹼を使用せずに、お湯で洗い流すだけというルールを制定したとすると、そこで出た排泄物や野菜のヘタや皮などの生ごみは、これまた一直線の道路や下水道管を伝って一滴残らず回収されることになります。


それらは機械を使って処理され、良質な肥料に変換することができます。


要するに価値があるので、買い取ることが可能となります。


買取金額は一人につき一日分のそれらで30円くらいになると思われます。


厚壁円錐型集合住宅は100人収容可能で建造費用は10億円、耐用年数は3000年間なので、一日の使用料金は約9円になります。


ここでおかしなことに気が付かされます。


あれ? 30円引く9円は21円となり、タダで住んでいるだけにもかかわらず利益が出てしまっています。


要するに厚壁円錐型集合住宅は、仮に難民キャンプやスラムの住人達にタダでプレゼントしてあげたとしても、ウンコから利益を生み出すことができるので、実質プラスとなり、ウィンウィンの関係を結ぶことが可能となるのです。


これは摩訶不思議なウンコ経済と言えるでしょう。

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