4話 しゃーねーなやってやるよ
4話 しゃーねーなやってやるよ!
「これ買って!」未来がドットサイトを指差す「m16用か…」「YES」前回のタスクで50万入っているので買えなくはない「m4買ったら?」「むー…確かに」m4の方がカスタムが豊富なのでできればm4もしくはhk416にしたい「hk416、八万円…」「私も買って〜」「統一するから買うぞ」3丁で24万円「ドットサイトは?」「ホロ一台…四万」「3台12万」まぁあっちの世界は20万年とかするからまぁ安いっちゃ安い「とりあえず買うぞ」「OK」
所持金50万−(24万+14万)=50万−38万
残高14万円
「アーマー買う?」「アホ言え」レベルⅢ15万である「じゃぁ」「拾ったの使うぞ」「うわっめんど」いいだろレベルⅢ-Aなのだから「とりあえずタスクいくぞ」「りょうかーい」
ゴルガ諸島西部 農村
タスク目標 病気の特効薬の回収
サブタスク
・農村の肥料の回収
・農村にある食料品の回収
「回収タスクしかやってないじゃん」ヘリから降りていつも通り村に向かう「仕方ないだろ戦闘目標はまだ十分じゃないし、爆破任務は爆発物取り扱いできる奴がいる、暗殺任務ももっと装備がいるし」「防衛は?」「人数たりねぇよ」後やりたくない「村ついたよ〜」「エレナがやけに静かだな」「そう言えば…確かに」未来も気づくいつもは小言だったり世界について語るのに「神の世界で何があったんだろうね」村に入りタスク目標の建物を探す「あっこ…」未来がいきなり黙る「え?どうし…」未来が口元に人差し指を当てる「お兄ちゃん」「3人、いや4人か」「非戦闘員、最高2人戦闘員最低1人最高4人」村の中心…井戸がある広場から声が聞こえてくる「……どうする?」「行けない人数ではない」何せ子供の声がするので助けたい「神は見ています…ここで見捨てればいつか帰ってきます」三夏、牧師モード発動「エレナがそんなことするとは思わないけど子供いるなら助けよう」「しゃーねーな、助けてやるよ!」ゆっくりと広場に近づき散らばる…ちなみに三夏は一時期教育隊にいた未来に預けた…(敵3、人質2 、行く?)(3 カウント)(OK)手だけで案外伝わるものである(3.2.1)未来の手がグーになった瞬間にhk416の引き金を引く…発射された弾丸が敵のヘルメットを貫通して頭に命中する…横目に未来が1人目をやった所が見えたので射線が被らないように移動しながら2人目の頭に狙いを定める「チェックメイト!」ホロサイトのドットに頭が入ると同時に引き金を引く…「クリア…東部だ〜」ヘリコプターの運転手に“東部の戦闘員が目撃されたから、戦闘になった…もしくは殺した場合は連絡しろ”と言われて渡された無線機で連絡を入れる「こちらpmc、センチネル・アダプター」『こちら中部正規軍どうされました?』「東部の戦闘員と思われる人間を3人射殺しました…人質2名」『了解、ただちに部隊を向かわせる…東部の本隊に気をつけよ装備等はそちらが回収していい』「了解」さっそく防弾チョッキとリュックを外して中身を見る「大丈夫?」「はい…ありがとうございました」人質は少女と20代くらいの男性だった「なぜここに?」「僕は自分の家にあるものを回収したくてここにきました…この子は」男性が少女を見る…どうやら知り合いではないらしい「なんか…家の中にいたので声をかけたらこいつらに襲われて」「あっラッキー、鎮痛剤と包帯と…お前嘘だろ?!」つい興奮で声が漏れてしまう「お兄ちゃん、黙って?」未来が睨め付けてくる「お嬢ちゃん名前は?」未来がしゃがんで少女を見つめる「…エレナ」「は?!」一同一斉に少女の方を向く「[エレナだって!]」少女の声と脳内に語りかけてくるエレナの声がハモる「まさか?」[その通り]「私が」[女神エレナ]「頼むからどっちかで喋ってくれない?」[じゃぁこっちで喋る…説明は後回し、さっさと荷物をまとめて家に入れ!]「何で?」[銃声を聞きつけた東部本隊が近づいてきてる]「マジか…」急いでバックパック3つを引きずって家の中に入る「…未来みて」「医療キット…しかも三セットも!」1人一つ渡されていたのだろう医療キットが3つ確保できた「鎮痛剤と止血帯、止血剤もゲット」『こちら中部、偵察部隊より東部がそちらに接近との情報、北から進軍中総勢約10名残り100メートルほど』「中部の部隊は?」『残り500メートル、ハンヴィーで移動中だがおそらく間に合わない…逃げるもしくは隠れろ!』先の戦闘で三夏が足に被弾、未来で少女を、三夏を俺がおぶったとしても間に合わない…「まぁ戦うしかないよね」未来が三夏のカバンの中に防弾ベストと医療キットを入れる「しゃーねーなやってやるよ!」『残り2分で着く!東部本隊が村に侵入』「了解、広場に隣接している建物に5名で隠れている」『了解、戦闘は避けろ!』「了解」家の奥に入り込むと同時に車の停車音がする「来た?」「敵の可能性もある」実際、広場にいるはずなのに戦闘が始まっていない『まもなく到着』未来がhk416をフルオートにして臨戦体制に入る「…どうした?」「入ってきた」未来は昔からとんでもなく耳がいい「中部軍、潜伏中の家に東部軍侵入」2人3人なら未来と2人で殺せる『了解、村到着!広場に展開する』さっきの奴がつけていたアーマーもフルオートで撃てばぶち抜けるレベルであった「…全弾頭入れれる自信は?」「2人なら…」この距離なら最悪格闘に持ち込んでもいいが「格闘はダメ、死にかけたでしょ?」あいにく数回死にかけているのでやりたくはない「中部第三戦闘小隊だ!」ハンヴィーの停車音と中部軍の声が聞こえてくる「ここです!ここにいます」声を張り上げる…これで挟み撃ちにできる。『「今から突入する!」』「了解です」現実と無線どちらからも声が聞こえる。数発の銃声が響いた後、部屋に中部軍が入ってくる…ちなみにヘルメットの色を見れば所属がわかる、中部は緑だ「中部第三戦闘小隊隊長宮崎綾人だ」「民間センチネル・アダプターのリーダー宮川樹です」外から重機関銃の発砲音が聞こえてくる「とりあえず今から応援部隊が来るから、その部隊の連絡係に乗せて離脱しろ」「わかりました…ありがとうございます」「俺たちは当たり前のことをしたまでだ」俺だったら、こんなこと言えただろうか…「いえいえ赤の他人を命賭けて助ける理由ないのに助けてもらって…」未来が言う「そうだな…本隊きたぞ」「了解、ありがとうございました」そう言って中部軍のトラックに乗る
「疲れたぁ…で、あなたはこれからどうしますか?」離脱した後助けた男性を教会に連れてくる「いやぁ…中部軍に惚れたけど…自分正規軍は馴染めなくて…」「じゃぁpmcのうち来ます?」「行っていいんですか?!」男性の目がキラキラする「いいですよ。どっちにしろチームメンバー募集中なんで」「マジスカ?!俺雨宮天音です。」爆弾使う時は任せろ!」聴くと23だそうだ…若い!羨ましい!ちなみに俺は31、未来は28である「未来、新規」「OK、三夏と2人まとめて色々教えてくる〜」訓練場とやらがあるそうなのでそこでいいだろう…ちなみに東部から得た武器は全て売り払い、貯金は150万円ほどある…サプレッサーとライト、後鹵獲品ではなく購入品の防弾チョッキをそろそろ購入したい…となると一瞬にして150万円は消え去る「それで、エレナお前は何しにきた?」[さぁね]「脳内に語りかけてくる喋り方をやめて欲しい」「いいよ〜来た理由?」「うん」「あのね、実地調査」「ナニソレ」エレナが未来のベットに飛び込む「神の世界にも地域があってさ」なんか複雑になりそうだ「うちは地球とかの銃とか使える代わりに魔法が使えない世界担当の地域なんだけどさ」エレナが仰向けになり手を挙げてパーにする「私の担当世界は地球と、地球ベースに作ったのがこの東西南北中」ネーミングセンスは皆無である「私の担当世界は2つなんだけど、一年に一回…私だと2回かな?に担当の世界を見てバランスとかを1ヶ月確認してから修正」ゲーム感覚で管理してやがる「まぁ私は放牧主義なんだけど〜人間いじめるの楽しい」この悪魔が「あっ、ちなみに私心の声も聞こえるからね〜あくまでごめんね〜」もうやだこの神様「えへへ、それでいじめすぎてこっちの世界疎かにしてたらもう手遅れ、北東部で同盟からの中部侵攻開始」「マジで何してん?」「手遅れ」エレナが笑う…「お前まじ悪魔だろ?」「かもね〜てことで2人を派遣したんだけど…お父様にバレた」神に父親があるのか…「罰として二週間ここで過ごすことになったから」「衣食住は?」「神は寝なくていい、ご飯はまぁ三夏に頼む」「服は?」「ミカに頼む」「飯は?」「神は食べなくてもいい」「……ちなみに泊まるアテは?」「この部屋」「廊下が開いております」「神を廊下で寝かせるというのか?!」「テント買ってきて戦闘地域で野宿でも良いぞ」「絶対嫌」「俺もやだ」暗視ゴーグルもない、訓練受けた戦闘員2人のみ「死ぬな」「死ぬね、だから泊めて」しゃーねーな「いいよ」こうして神と二週間生活することになった
テスト期間ですけど投稿(悟りを開いた)
次回 爆破解体