10話 夜間隠密作戦
10話 夜間隠密作戦
満月の夜、森の中をひたすら歩くこと1時間、ついに目的地が見えた「到着」ナイトビジョンを外す「寒いな」[南部はこの季節寒いからねぇ…]そう、わざわざ南部の山の中にある建物に来た理由それは「東部軍らしき人間は見えないなぁ」[内部にいるかもね]「なるほどな」東部軍の目撃情報が入った南部の軍事基地、調べないわけにはいかない「樹さん早いですよ」「本当だよ、未来さんも早いし」「あなた達が遅いんだよ?」天音と三夏、雨莉、ルーナ、ウェイが口々に文句を言いながら登ってくる「今回救援が来るのは最低20分だ。見つかったら命はないと思え」「「「「了解」」」」一同が返事をする「とりあえず…入るか」「そうだね」高台から降り、建造物に入る「研究所か」「化学兵器作ってるかもね」「かもしれないのが怖い」そう言いながらぐるっと一周し、いい感じに進入できそうなところを見つけた[ちなみに、ガラス割っても音さえ聞かれなかったら警報とかは鳴らないから]エレナがアドバイスをしてくる「クリア…ガラスカッター」「うい」天音がカッターを渡してくる「気分は泥棒」窓に吸盤を貼り付け、カッターを当て回す「ここからどうするの?」「少し傷を入れたら吸盤を引っ張る」「なるほど」
ここで今回の編成を紹介する
武器
mp5(樹、三夏、ウェイ、天音)
hk416(未来、雨莉)
m249(ルーナ)
m9(全員)
装備担当
弾薬携帯係
医療携帯係
爆薬携帯係(天音)
戦利品確保係(雨莉、三夏)
通信係(未来)
指揮係(樹)
こんなものである
などと話していたら窓ガラスを開けることができた「突入」静かに突入する「内部構造はしっかり頭に入れてきた、目標は地下1階サーバーセンター、侵入のために同じく地下一階の警備室」「了解」「ここからはハンドサインにより行動、発砲は出来るだけ控えろ」OKサインが出たので扉を開け、階段がある方向に進む、暗視装置を付け、明るいところを避けながら歩く(ここ)未来が部屋を指す(OK)部屋の扉を開け、侵入しパソコン業務に夢中で背中を見せている2人を3カウントで始末する(3.2.1)指で0にすると同時に口元を押さえ椅子から引き摺り下ろす「扉閉めろ」「わかりました」雨莉が扉を閉めると同時に未来が押さえた方が泡を吹いて気絶したのでもう1人の首の締め付けを緩める「今日死にたくなければ質問に全て答えろ」頷いたので質問をすることにした「武器庫はどこだ?」「にっ2階の一番奥の部屋だ」「サーバールームは?」「地下一階、手前から2番目の大きい部屋だ」声が震えている「サーバールームに入るためにどうしたらいい?」「地下一階の警備室でロックを解除しろ」「コードは?」「58392047だだだはずだ」「そうか…あっごめん昨日になったわ」「え?」今日死にたくなければと聞いたのは5分前、今ちょうど24:00…つまり昨日になったわけだ「てっことでさよなら」拳銃を頭に突きつける引き金を引く「そっちも殺しといて」「了解」未来が拳銃で頭を撃ち抜く「行くぞ」[無情だねぇ…]「戦場に情けはいらない」[間違ってないね]扉を開け、警備室に向かい再度前進を始めた。
警備室前に2人の警備が立っていた。未来のライフルのIRポインターは右の警備の頭に向いているので、こちらは左を向け射撃する「クリア」警備室前に行き、扉を開け、中にいた警備2名を片付ける「警備室クリア」「外のやつも入れちゃおう」「OK」先ほどエレナの元へ送った2名の脇を掴んでズルズルズルと引き摺り、警備室に入れる「解除コード入力しときました」「ありがとう。」モニターを見ると地下一階の地図と扉のロック解除の文字が出ている「サーバールームの隣に武器庫があるから三夏とウェイ、未来は武器庫を漁ってくれ」「わかりました」部屋を出て廊下を歩き、サーバールーム前に来る「Go」扉を開け、入っていくと同時にパスんというサプレッサー特有の音が三発響く「クリア」「奥確認に行く」天音が進んでいく「データ抜きますよっと」そう言いながら操作端末にハードディスクを差し込む「3分で終わる」「了解」ここで警報が鳴った「チッ」どうやら扉のセキュリティロックを解除するコードだったそうで、全てのセキュリティ解除コードではなかったということに気づいたが後の祭りである「こちらセンチネルアダプター、発見された!救援要請」『了解、救援隊を出す』データは持ち帰りたのでとりあえず応援を耐え凌ぐことにした「耐えるぞ!ルーナ達も頃合いを見て戻ってこい」『了解、ガンロッカーを最後漁っていくから少し遅くなる』「わかった」足音が聞こえてくる。おそらく6人「情報が抜けたら警備室に行ってブレーカーを落とす」「了解」残り2分「おい!動くな!」ここで第一派が部屋に突入してくる。全部で6人、奥の端末まで向かってくるのでサーバーの後ろに天音と雨莉と俺の3人で息を潜める「Go!」6人全員が通り過ぎていったところで後ろからフルオートで射撃していく「クソ!」脇腹あたりに何か熱いものが食い込む」「痛てぇ」止血帯を巻き鎮痛剤を飲む「弾幕展開!」m249による射撃が始まったようでえげつない発砲音と敵の悲鳴が聞こえる「リロードカバー雨莉行け」「了解です」残り1分30秒「リロード!」ルーナが叫ぶ「カバー」「同じくカバー」『本隊到着、突入しますか?』『隠密作戦もクソも無くなった。突入許可を出す。地下一階に入る場合は充分注意せよ』ルーナのリロードが終わったようでチャージングハンドルを引く音が聞こえる。残り1分「天音!クレイモアある?」「ある!」「エレベーター前に仕掛けてきて!」「了解」「三夏カバー頼む」「了解」未来が部屋に入ってくる。残り30秒「どう脱出する?」「中部軍突入に合わせて合流、脱出する」「了解」「エレベーターは使わないで!トラップを仕掛けた」『了解した』「データ保存完了!撤収」『了解!突入する』ドカンと扉が吹っ飛ぶ音が聞こえた「Go」階段に一斉に走る「GoGo」「エレベーター稼働!」「ルーナ準備」「了解」ルーナがm240をリロードする「来た!」ドカンと言う爆発音が響く…「重装甲兵!」ルーナが叫び、引き金を引く「なんだそれ」「ミニガン!羨ましい!」「そこじゃ無い」薄暗い廊下がマズルフラッシュによって点滅する「ぎゃぁぁぁ」「フラグ!」天音が悲鳴のする方向へグレネードを投げる「2発目!」未来が武器庫からRPG7を持ってくる「部屋に入って!」「OK」部屋に入ると同時にルーナが未来の隣に立つ「撃って!」「OK」RPG7のロケットが真っ直ぐ飛んでいく、敵から見たらエレベーターから出た瞬間地面が爆発し、機関銃を乱射されながらグレネードが飛んできた挙句RPG7をぶっ放されている…「リロード」「カバーします」雨莉がhk416を構えてフルオートで撃つ「オーバーキルだって!」未来が静止する『今から地下に入る!撃つなよ!』「了解」もうおそらく階段の隣に位置しているエレベーターはぐちゃぐちゃだろう…RPG7撃ったから階段もまずいかもしれない『こっちまで来い!』「了解」全員で階段まで走り、中部軍に合流する「派手にやったなぁ…」フルボッコにしたジャガーノートの遺品が色々転がっていた「ミニガンダァ!」ルーナは喜んでいる[これ連れてきたの間違えだったかも]「エレナ最近静かだよな」[別に話す必要無くなったからね。あと新しい世界作って遊んでるから]神は新しくゲームを始める感覚で世界を作るのだろうか…なんて思いながら地面を見る。ヘルメット(穴だらけ)と全身覆われている防弾のアーマー(穴だらけ)そこから血が吹き出している「中は原型も保ってないんだろうな」ルーナは数を5.56だろうと100発も200発も打ち込まれれば原型を保てるわけもないし、RPG7の爆発にも耐えた防弾アーマー(中身は耐えれなかった)はおそらくものすごく性能がいいんだろうな…と思う。と同時にルーナが味方で良かったと心の底から思った。
ジャガーノート…
対爆スーツを着用し、ミニガンという圧倒的な火力及び弾幕を展開し、瞬時に敵を無力化する装備の事である。
codウォーゾーンのdmzにてジャガーノートいますが、友達2人で徹甲弾入りの機関銃を乱射し、モトロフを投げまくって2分ほど弾幕を浴びせようやく勝てた化け物です。
語りすぎました。
次回 東部総司令部制圧作戦




