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無一文から世界を救え!  作者: サックー
二期 東部侵攻作戦
23/25

9話 三夏&雨莉脱出大作戦

9話 三夏&雨莉脱出大作戦


ここに来て二日経った。樹に言われた通り尋問には全て正直に答えた「助け来ますかね」「見捨てる人ではないと願ってるけど」足音が聞こえた。巡回だろう…足音的に1人、やろうと思えば部屋に誘導し2人でフルボッコにし銃やら鍵やらを手に入れるのは簡単だがその後が難しい、何百人と言う警備を2人で掻い潜りながら脱出し、中部の駐屯地に戻る。不可能に近い「ひゃぁぁぁぁ」爆音と共に地面が揺れた「地震ですか?」「いや…」この爆発音はおそらく『爆撃を受けている!総員配置に付け!』走る足音が聞こえる「チャンス到来」雨莉が扉にいつのまにか盗んでいたスプーンを刺しガチャガチャする「いつ盗んだ?」[ここに来て初めての食事の時にしれっと盗んでた]エレナが話しかけてくる「樹等?」[ノーコメントで、ちなみに私を介しての通信も不可能ね]その手があったかと思いながら鍵が壊れ、開けることが可能になった扉を静かに開ける「行くよ」「わかりました」


緊急タスク 収容所から脱出せよ

メイン目標(必ず達成せよ)

1.武器の確保

2.樹等と合流

サブ目標(可能なら達成せよ)

・資料等を確保

・収容されている捕虜がいれば解放

・敵戦力を削れるなら削れ


そんなこんなで廊下を進んでいく「シッ」こちらの様子を見に来た警備一名が入ってくるので扉の裏に身を潜めて後ろから首を絞める「拳銃ゲット」m1911と鍵を手に入れた「雨莉アーマ脱がせ…そんな時間無いね」おそらく迫撃砲である程度殲滅してから攻撃するのだろう。「誤射防止でさっさと逃げましょう」警備が入ってきた扉から食堂に侵入する「ここから警備室に行けます」「何で知ってるの?」「会話を盗み聞きしたので」「なるほどね」扉を静かに開けて警備室に入る。1人もいなかった「みんな出払ってますね」「意外とバカなのかな?」そう言いながら机の上を見ると使ってくださいと言わんばかりにm16とmp5が置いてあった「どっち使う?」「倍率付いてるm16で」そう言ってm16にマガジンを込めチャーシングハンドルを引く「未来さんこれ」警備室の監視カメラモニターを雨莉が操作する「5人中部の人が収容されてます。」「なるほど…マイクとかは?」「ありますね」「……私たちの無線機だ」傍受目的で起動していたのだろう。まぁ樹のことだ、新しいチャンネルを作ってそっちを使っているから無意味だが「樹、聞こえる?」『え?!その声三夏か?!』「そそそ、無線機確保した。今攻撃してるの中部軍?」『いや、おそらく西武軍だと思う』「は?ドユコト?」『俺たち今収容所手前まで来てるんだけど所属不明部隊と交戦してて近づけない。爆撃は中部』西部は武器輸出が盛んな国だ…つまり「強い装備の部隊が…来る」「えぇ…それは困りますよ」『収容所の地下に海に出る為の停船場がある』「船で脱出しろと?」『出来るだろ、何人か収容されてるみたいだからついでに助けてやれ、停船場は南棟の階段から降りれるはずだ』「了解…雨莉ここは?」「地図的に西棟です」「了解…とりあえず救出しよう」「そうですね、がんばりましょう」mp5を持ち上げ、ドットサイトの電源を起動する「行くよ」「はい」


スパンと数メートル左側に5.56ミリと思われる弾丸が着弾する「撃ち返せ!」「発砲音的に89式だね」耳のいい未来が言う「89式あったんだな」[最新式だね、少し前まで64式つかってた]「なっつ…」そう言いながら遮蔽物から顔を出し、敵の位置を確認する「マンダウン」引き金を引く「クソッ頭に当たらなかった」[いやどっちにしろあれは助からないね]俯瞰して見ているエレナが言う「一撃で殺したいのに…」「わかる、三夏状況は?」『mp5とm4確保、武器庫と中部軍を捜索中』「最悪2人だけで脱出してもいいよ。どっちにしろ私たち行くし」『じゃぁ待ってま…』「待ってれたら待ってなさい、確実に死なない保証はないから中部軍探して脱出して」『了解』今回は7.62の大口径SCRA-Hを持ってきた「西部って味方じゃないの?」「東部に見える説」「それは…あるかもな」主力は2地域ともm16、装備も似ている…まぁ見慣れたら誤射するなんてことはないが「………俺たちは中部だ!」ヤケクソで叫んでみた「え?中部?」「マジかよ」「…えぇ」「所属くらい確認しろよ」「てか作戦展開するなら事前報告しろよ」「間違いない」ちなみに、今回の損害は中部は4名重症(命に別状なし)西部は9名負傷の2名死亡で動けるのは残り15人ほど…「とりあえず、襲撃して助けるぞ」「了解」


「ねぇマジでこんなところ通ってくの?」「三夏等と合流するならここが一番早い」ルーナとウェイを連れて地下道を歩いて停船場に向かう「緊急脱出通路から敵が攻めてくるなんて恐怖でしかないですね」一直線でウェイにはレベルⅢ-Aの防弾盾を持たせており、撃たれても数発は防げる上、ルーナが機関銃を展開したら最後、弾幕で縦から順番に肉塊にしていく「噂をすれば、三夏?私ルーナ」返事はなく代わりに銃弾が飛んでくる…盾の後ろに下がると同時にルーナが前に出て伏せ、MINIMIのバイポットを展開する「Goodbye until we meet again(さよならまた会う日まで)」とかっこよく言い放ったのち引き金を引く『お…だ…か』MINIMIの射撃音と悲鳴で何も聞こえない上、煙とマズルフラッシュで視界も最悪である「クリア」射撃音がトンネル内をこだましているし、火薬と血の匂いで鼻がやられ、硝煙で目もやられた[グッロ]『お前ら大丈夫か?』「脱出中の敵部隊とコンタクトした」『全員死亡だな』「死んでなかったらおかしいね」そう言いながらウェイが立ち上がり盾を持って再度前進しだす。「うぇ…」原型はとどめておらず、内臓は剥き出し、かろうじて足だった何かと手だった何かが散乱している「……何発撃った?」「弾切れまで撃ったから100発」リロードしていた理由に納得しつつ恐怖を覚える「バケモン…」「血の海…踏みたくない」「嫌だ」ウェイが拒否るが「我慢しなさい」ルーナはどんどん前へ行ってしまう。「倫理観が無い」「間違いない」2人でなるべく人間だった何かを踏まないようにしながらトンネルを進んでいく


「何の音ですか?」たぁぁぁぁぁと言う音がうっすら響いてきた「さぁ」そう言いながら警備の目を掻い潜り南東に入る「ここの2階にこの棟の監視カメラが見れる警備室があります」「了解」階段を上がり警備室の扉を開ける「お…」口元を手で押さえたのち後ろに周り体重をかけて倒した後首を締め耳元で囁く「ここにいる収容者の解放と武器庫の位置を教えなさい、それ以外ことをしたら殺す」「は…はい」怯えながらパソコンをいじる「こっここが武器庫です」「収容者の解放は?」「こっちのボタンです」「さっさと解放して」「はっはい」ボタンを押すと扉が開いた「ご苦労さん」首の骨をパキッと折り、殺した後出てきた中部軍に呼びかける「今からこの下にある、停船場に向かいます!そこから船によって脱出します」「わかりました!協力します!」とりあえず協力体制はできた「武器庫がこの先にあります。そこを制圧するので協力してください」ここに来るまでに数人の東部軍を殺し、ハンドガンとライフルは3丁づつ調達してある「これを使ってください、数が足りないのは申し訳ないです」そう言って廊下の角を指差す「あそこを曲がった先にある部屋に武器庫があります!制圧して武器を確保しましょう」「わかりました!」


「3.2.1」ドカンと言う音と共に鉄製の3メートルほどの門が吹き飛ぶ「突入」収容所内にハンヴィーと中部軍、西部軍が雪崩れ込む「GoGo!」「なかまのかたきぃぃぃぃぃ」mgl140(グレネードランチャー)を六連射しながら突撃する西武軍の後を追う「仲間の仇って…交戦前に所属確認してたら死人でなかったのに」「間違いない…頭が悪すぎる」北棟こと総合管理棟の扉をバッティングラムで吹っ飛ばす「ルーナの弾幕も異常だ、腐るほどあった5000発の弾丸が消費されてるからいいが」天音と三夏と雨莉が3人でタスク諸島ことゴルガ諸島に潜っては東部軍から銃弾を山ほど回収してくるので助かっている「天音のせいで爆発物がいつも武器庫にあるの地味に恐怖なんだけど」「わかるわぁ…」マグにファイアを倒して室内戦モードにする「コンタクト!2名!」「右」「了、左」これだけで伝わるのは兄妹だからでは無く日々訓練を積み重ねてきたからである「新、2」新手2名だ「了、2s」2sで2秒「カバー」未来のhk416のボルトが後退する音が聞こえたのでそちらを向き制圧射撃を行いながら遮蔽物に隠れる「リロード完了」「リロード、カバー」マガジンを抜き新しい弾丸を入れる「グレネード!」抜いたマガジンを投げる「Go」投げたマガジンが地面にぶつかる音と共に立ち上がり、銃を東部軍の頭に向ける「ジッエンド」引き金を引く「1階クリア」『こちらルーナ、停船場に出た』「了解」


「ルーナさん出ますよ!」空マガジンを投げつつ誤射を防ぐ「OK」停船上に出たところでルーナ達と合流できた「とりあえずここまで2人で来ました。」結論から言うと武器庫からm16を全員分と1万発の弾薬を確保できた「とりあえず船に乗って脱出しましょう」「いや、回収予定だった空母が攻撃を受けてて今それどころじゃ無い」「つまり?」「このまま陸路で脱出する」「了解しました。」トンネル方向に向かう「もう一息!がんばろ!」

次回 夜間隠密作戦

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