一話 空の彼方へ!
1話 空の彼方へ!
「戦闘地域突入、準備しろ!」「了解!」皆が一斉にライフルやらなんならをいじり始める「チャンバーよし、ドットよし、ir、ライトよし」「降下用意!」上からぶら下がっているワイヤーにカラビナをかける…これで飛び降りる時以外は落ちない「3.2.1、降下!降下!降下!」一斉に隊員が飛び降りていく「いくぞ!空の彼方へ!」そう言って飛び降りていく隊員の次だ「翼広げて!未来に向かって!」「向かう先の未来は絶望まみれ!」後ろの未来が乗ってくるのを横耳に飛び降りてパラシュートを展開する「夜明けと同時に攻撃…ロマンチックだなぁ」『樹、酔った』「は?」無線機から天音の声が聞こえてくる『酔った…気持ち悪い』「船酔い?」『多分…』「まぁいいや、俺たち今から作戦だから」そう言って無線を切って地面を確認する「着地!」足から肩まで順番に着地する五点着地を行い即座に立つ「GoGo!展開展開!」輸送機の存在に気づいた敵が近づいてくるのは分かり切ったことなのでさっさと目標に向かう「作戦はこれからだ!行くぞ!」走って海岸に向かう「撃たれたぁ」海岸沿いの防御陣地から機関銃を掃射される『20分で制圧できなかったら上陸部隊が上陸を強行する!それまでに機銃を破壊せよ!』「「「了解」」」走って先に落としたバイクを広げてエンジンをかける「行くぞ!」「OK!」未来がバイクに飛び乗った瞬間にアクセル全開にする「GoGo」一気に距離を詰める…未来が後ろから撃つ「OK、展開完了」『近接航空支援を行う』IR発光装置はあるのでそれを空に向けて照射する『了解、衝撃に備えろ!』レーザーポインターを機銃陣地に照射するとそこにミサイルが飛んでくる「おっそろしぃ」そう言いながら壁に開いた穴から入る「航空隊気をつけろ!」『了解』外にある大砲8問はac130が片付けてくれるが、問題は室内から発泡してくる機関銃である「高射砲は?」「なかった」「OK」ライトをつけて暗い廊下を進む「…t字路だ」「右」「左いく」未来がぐるっと回って右側の通路を確認するので俺はまっすぐ出て左側の通路を確認する「お兄ちゃん側が機関銃陣地」「じゃぁこっち行くぞ」「OK」未来と背中を合わせながら廊下を進む「扉開けるぞ」「OK」『こちら航空隊、大砲8問中6問破壊』『了解、上陸部隊迎え』ac130のミサイルと機関銃の着弾音と衝撃で外が地獄絵図であることは容易く想像できる「開けるぞ!」「OK!」扉を思い切り蹴り破ると未来がフラッシュバンを投げ込む、破裂音がした瞬間に未来が突っ込んでいくので背中をカバーする形で俺も突っ込む「マンタウン、クリア!」「…これで海岸一掃する?」「お兄ちゃん頼んだよ!私は扉見てるから」「OK」機関銃のチャージングハンドルを弾き海岸で警備をしていた敵に照準を合わせて引き金を引く「ヒャッハー」タッタッタッタという音共に海岸が血に染まっていく『上陸部隊、残り50メートル』だんだんはっきり見えてきた船が上陸部隊だと分かったので一旦撃つのを停める「次行くよ」「OK」機関銃に爆弾を仕掛けて部屋を出る
「走れ!機関銃等、こちらに射撃してきたらそれを向けろ!」そう言ってレーザーポインターを受け取る「これ向けるとどうなるんですか?」「ac130のミサイルが誘導できる」「恐ろしい」受け取ってhk416に取り付ける「上陸!」船が砂浜にぶつかり停止した瞬間に一斉に降りる「GOGOGO」空挺部隊が迫撃砲で海岸を穴だらけにしたらしく、穴が至る所に空いていた「走れ走れ!」海岸から弾丸が飛んでくる『こちら空挺部隊、制圧中』「了解!」敵が数人見えたところにレーザーポインターを向ける『了解、射撃する』機関砲の弾丸が次々着弾して砂埃が舞う「走れ〜」砂浜なのでめちゃくちゃ足が遅くなる「…撃て撃て」「進め!」中部軍や参加したpmcも突撃している「爆だぁぁぁぁぁん!爆弾を求めている奴はいないかァァァ?」ボマーも一応隠れながらhk416を発泡している「頭いいのか悪いのか」「悪いですね」雨莉はmk11で機関銃手を狙撃している「…死者は?」「重症20名死者は今のところ出てません」「奇跡だ」航空機からミサイルと機関砲による射撃が海岸の陣地に降り注いでいる「雨莉行くよ」「はい!」陣地に走って肉薄する「Go!」
「航空隊、A-1からA-2に移動する」『了解、射撃したらごめん』20ミリが当たった場合ごめんでは済まない「進むぞ」ちなみにA-1.-2とは機関銃や、対戦車砲陣地の位置であり、A-1〜C3まである「ゴーゴー」ちなみに陣地一つ一つがでかいバンカーのようなものなので、普通に制圧が大変だ「行くぞ」「OK」ちなみに、本隊はC-2を制圧に行っている「開けるぞ」「手榴弾使うね」「OK」扉を少し開けると、未来が扉の隙間にグレネードを捩じ込む「…Go」破裂音が聞こえたので扉を蹴り飛ばし、勢い良く見えた先に入る「クリア!右サイド」「了解!爆破する」未来がc4を扉にくっつける「爆破!」ドカンという音と共に扉が吹っ飛ぶ「動くな!」「自衛…中部第三戦闘小隊だ!」癖って…無意識に出るものなんだな…そう思いながらこっちに銃口を向けていた東武軍にhk416を向ける「両手を上げろ!」吹っ飛んできた扉の破片が当たったのだろう、腕と足が血まみれだ「…はい」諦めたようで両手を上げる「一名拘束」『了解、上陸部隊が来るまで待機せよ』「了解」ハンドカフを東部軍の両手に着けて拘束する「上陸作戦は成功したようだな」上陸部隊が陣地に走って向かってくる「お疲れぃ」「アダプターは死者なし」「負傷者は?」「天音以外なし」「怪我の具合は?」「足に被弾、今野戦病院に連れてかれた」「OK、とりあえず俺らはここまで」ここから先は中部軍の管轄だ「上陸作戦、成功」東部本土へ上陸する事ができた。
東部についに上陸!
ここから東部への攻撃が始まります!
次回、東部南部制圧作戦




