12.人間の寿命(インド)
(絵 2008年)
~ 昔、神様が分けた寿命は みんな一緒でした。
「こんなに長い命はいりません」
馬と犬と猿は、神様に申し出ました。
「では、その分の命をください」
人間は、神様に言いました。
神様は「諾」とし、そこで人間の寿命は、他の動物たちより長くなりました。
しかし、馬と犬と猿の寿命を貰ったため、人間は"人間の年"を過ぎると、馬のように働き、犬のように家を守り、猿のようにシワシワになるということです。 ~
◆◆◆
出典はインドのお話とも言われていますが、一番メジャーなのはグリム童話らしいです。
人間たちがはじめに貰った寿命は10~20年だったり、30年だったり、お話によってまちまち!
猿たちが神様に返す寿命も5年だったり10年だったり15年だったり、これまたパターンがいろいろあります。
登場する動物も、猿と馬だけの場合と、馬と猿と犬の3種族バージョンと、もうどれがホントなのだか。
ちなみに私が好きなのは、はじめの寿命が20年で、後はそれぞれ馬と猿から貰ったパターンです。
昔の平均寿命を鑑みるとそのくらいが妥当かなぁ、と。20年だとちょうど成人の年ですし。
私がはじめてこの話を知ったのは、藤子・F・不二雄先生のコミック、『チンプイ』からでした。どこで拾ってきてんだか!
いえ、『チンプイ』好きでした。"王太子妃殿下"ですよ? かっこよくて憧れますでしょう?
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