第0章~6~【The End Of Beginning】
一部過激? な表現がありますので、嫌な方はご注意を
「んじゃねぇ~愛奈~」
「あっ、うん。またね~」
「彼氏によろしく~」
「だ、誰が彼氏じゃい!! わっちにも選ぶ権利はあるわい」
真っ赤になって反論しても、友人達ははいはいと手を振って聞いてはくれない。正直家が近くて小学校まで一緒だけで彼氏彼女になってしまうのなら、世の中にはカップルがあふれかえっているはずだ。
そんなどうでも良い事を考えながら、愛奈は傘を差して自らの家へと帰っていく。もう6月も半ば、世間では梅雨がまた短くなっただの異常気象だの毎年変わらないやり取りをしているのを散々見てきた。
「これはクロに後で責任を取ってもらわないとね。何かおごって貰おうっと」
それが友人達にからかわれる原因の1つになっていると、この少女はいつ気付くのだろうか? おそらくいつまでも気がつかないのだろう。
そんな天然丸出しのまま、愛奈はゆっくりと自分の住むマンションを見る。
「えっ……?」
そこで1人、雨の中傘も立たずに突っ立っている人物が居る。そして愛奈はその人物に見覚えがあった。
黒い髪が肩くらいまでかかっており、愛奈よりも身長は高い。いつも隣で笑っていた少年。
だけど今は雨の中傘も差さずにこんな所に立っている。
「クロ、何やってんの!? 風邪引いちゃうでしょ!!」
そう言って傘の中にクロを入れた瞬間、愛奈ははっと息を呑んだ。今まで見た事のないような、光の無い虚ろな瞳。ただ呼吸しているだけで言えば生きているが、精神は既に死んでいる。
「クロ!? ねぇ、クロってばぁ!!」
必死に呼びかける。消えてしまった光を取り戻すかのように。
ビクリとクロの肩が振るえ、ゆっくりとだがこちらを向く。やはりその瞳に光は無い。しかし目の前に居る私の事を理解したのか、不意に唇が動く。
雨が伝っているのか、それとも涙が流れているのか分からない表情で。
「なぁ、愛奈……。俺、俺……」
「クロ……?」
「俺、シリトを殺しちまった……」
絶望からこみ上げてくる最後の足掻き。クロはとても悲しそうな顔をして笑っていた。
しかし言われた内容は理解できない。クロが四里斗君を殺した? そんな馬鹿な話があるか? あれだけ仲の良かった、親友だった2人がだ。誰よりもこの世界に、この環境に憤りを感じていた2人がそんな事をするはずが無い。
「クロ……? 冗談が過ぎるよ……。クロが人を、親友を殺すなんて……」
そう言いかけた時だった。
目の前に黒い車が停車した。凄いスピードを出していたかと思うと、急ブレーキをかけて目の前に止まったのだ。明らかに怪しい。だが自分達には関係の無い事だ。取り合えず自分の部屋にクロを連れて行き、そこから事情を聞く。それが1番だと思い、愛奈はクロの肩を持つ。
「えっと、お前が七瀬玄だよな?」
クロはゆっくりと後ろを振り返る。それに慌てて愛奈もあわせて振り返る。女性だ。歳は……おそらく20代前半。まだ大学生位であろうか? しかしニヤリとしながら口元を吊り上げる彼女の表情は、ただ恐怖を覚えるだけだった。
「アナタ、誰ですか? 悪いんですけど、クロはちょっと体調が優れないようなので別の機会にお願いします」
「オイオイ、ちょっと悪いけどこっちも予定が立て込んでてね? 悪いけど君は帰ってくれないか? 九音愛奈ちゃん?」
何故私の名前を? そう愛奈は考えるが、それよりも嫌な感覚が体を駆け巡る。先程のクロの言葉といい、今の状況といい愛奈の知らない所で何かが起きている。
この世界で信じられるのは自分と、友達と、そしてなによりも――
だから愛奈はクロの手を強く握った。
「絶対に嫌です。私はクロの幼馴染なんですっ!! アナタの様なわけの分からない人に連れて行かせる訳には行きませんっ!!」
そう宣言すると、女性の方は明らかにめんどくさそうな顔をして何か小さな声で2、3語交わした後再びこちらに向きなおす。
先程までとは全く違う、真剣な眼差し。一瞬だけたじろいでしまうが、それでも口を結びながらしっかりと前を見る。
「単刀直入に聞くわ。アナタ、九音愛奈はこの世界に反抗する気はある?」
「はいっ!!」
自分でも驚く程直ぐに出てきた。しかしそれで正解だったと思う。そうでないとクロとこのままずっと別れそうな気がしたから。
「なら乗って。七瀬玄にはこれかけて」
そう言って毛布を取り出しこちらへ渡す。それを受け取り、取り合えず自分のカバンに入っているハンカチでクロを拭きながら愛奈とクロはその車へと乗ったのだった。
◇◆◇◆◇
「えーっと……。あぁなるほど。思考回路が一時的にいっちゃってるわねぇ……。取り合えずこれをっと」
「ちょっと!? クロになにしたんですか!?」
「大丈夫大丈夫。直ぐに意識が戻るから。取り合えずこの部屋で待っててね?」
気が付くと俺は、誰かに知らない場所へと連れてこられていた。いや、相手なら分かる。シリトが言っていた通り、コンソールを覗いて絶望していた所へメールが送られてきたのだから。
組織の名前は『夜明けの待ち人(通称MOD)』。倉西四里斗の話と、今後について話し合いたいと言う事が書いてあり俺は直ぐに返事を出した。
そしてシリトが本当に死んでしまった事を痛感した。そして気が付けばここにいた。確か俺の家の前に迎えが来ると言っていたんだけど……。どうやって帰ったかすら覚えてない。
「……クロ? ねぇ、クロってばぁ!!」
「あ、愛奈?」
「よ、よかったぁ……」
どうして愛奈が……? いや、そういえばマンションの前で声を掛けてきたんだっけ? それで俺は、シリトが死んだ。いや、俺が殺してしまった事を言わないとと思って。
……くそっ、やっぱり記憶が曖昧だ。
「……お茶。あったかいの」
すると奥のほうからちんまい少女がコップを3つお盆の上にのせて歩いてきた。小学生と一瞬考えたが、この特区内に居るのは自分達中学生が1番下のはず。
「むっ。これでも私、アナタと同じ中学1年」
「へっ? いやいや、別にちっちゃいとか思ってないぞ? うん」
「そう。それなら良い」
そう言うとコップに入っている緑茶をずずっとすする少女。いや、本当に失礼だとは思うが同じ中学生?
2ヶ月入ったけど、見た気がしない。やっぱり小さいから見逃していただけ? 確かに人数多いからなぁ……。
「ふんっ!!」
「あべっ!?」
先程お茶を持ってくるのに使ったであろうお盆を、勢い良く投げつける。そして見事に頭に命中。
理由は言わなくても分かるな? って顔をしているから素直に黙っておくのが得策ですか……。
「瑠亜殿!? せ、拙者の分も入れて欲しいでござるよ!?」
「ククッ、我に供物を捧げずして何故お前だけがくつろいでおる?」
先程女性が出て行った扉から、2人ほど新しくコップを持って入ってくる。しかも見知らぬ女の子だ。しかし彼女達は遠慮する事も無く、近くにあったイスを引っ張り出して同じ机に集まってくる。
大きくは無いが、そこそこ広い部屋。それも机は7つあるのに、その1つに5人集まるなんておかしいだろと心の中で叫びつつも何故か言う気にはなれなかった。
当たり前だ。ここはシリトが何かしらの形で関わっていた組織。そしてそんな彼を、俺の身代わりになった彼を俺は助けられなかった。
――恨んでいるだろう。
先程までの呑気な考えはもう出てこなくなった。それはおそらく麻痺していた思考回路が、ようやく覚醒してきたからなんだと思う。
「はいは~い。ってアンタ達までどうして来てんのよ?」
「いやいや、零葉殿が呼んだでござるよ?」
「あれっ、そういやそうだっけ? まぁいいわ。取り合えず始めましょう?」
そう言いながら入ってきた女性、おそらく零葉さんが入ってきた所で部屋の電気が一斉に消える。そして目の前には投写型のディスプレイが表示されていく。
それを彼女は上手く分けていき、幾つかのものをこちらへ投げてくる。
「取り合えず私の名前は高橋零葉。『夜明けの待ち人』のこの特区内での班長やらしてもらってます」
「夜明けの待ち人……?」
何かのサークル名かとも思ったが、部室では無く建物1つ使っている時点でおそらく非公式の集まりだと言う事を直感する。
零葉は質問されるのも予想していたかのように、今度は大きなスクリーンの方にデータを投げる。
「アナタ達の知っている倉西四里斗君も所属していた……。そうね、簡単に言えば国家に、この特区内に対する反逆グループって所かしら?」
「冗談、って訳じゃ無いんですね?」
そう聞くと、この場に居る愛奈以外の全員が頷く。いや、そもそもシリトが最期に言っていた事を信じないなんてどうかしてる。
「じゃあシリトは元々この組織に俺を入れたくて近づいたんですか? 効率の良い狩場を教えたのもその為……」
「クロッ!!」
しかし悪いがそう言う考えに直結してしまう。アイツは俺との友情ではなく、組織の戦力増強を考えてそんな事を……。
違うと分かっていても、つい出てしまう。だからこそ、ドンッと机が叩かれたのを聞いた時には直ぐにそちらを向いた。
「甘ったれるなっ。君の事をそんな風に考えてるなら、シリトは真っ先に君を助けになんか行ってないっ」
瑠亜は先程普通に喋った声よりも数段大きく、しかしやはり小さい声で叫ぶ。分かっていた事なのに、あえて言ってしまった。それはおそらく、ここに居る誰もがシリトの死を知っていて、そして原因である俺を目の前にしても普通にしているから。
何でだよと言われても分からない。ただ思考が悪い方へと流れていく。
「確かに組織に七瀬玄君。君を入れる事を検討していましたが、それは他でもないシリト自身の要望だったのよ?」
「シリトが……?」
静かに頷きながら再びデータを投げる。しかしそのデータに目を通す前に瑠亜の口から声が漏れる。
「クロ。アナタの事をシリトは良く言ってました。私達が必死に探した狩場も、あっさりと教えてしまうし。今回だってそうです。班長、零葉さんの制止も聞かずにアナタを助けに行って。そのまま……」
ですがと大きな声で続ける。
「彼は後悔してないと思います。何よりアナタにあの剣を渡したのですから。だからアナタは、クロは自分を責めないで」
怒っていない……? いや、それでどころか逆に慰められている? いや、悪いのは俺なんだぞ? 力が無くてシリトを犠牲にして、そのくせ自分が死にそうな時にだけエクストラスキルなんてもんが発動して助かって……。
不意に零葉からハンカチを渡される。顔を触ると、涙が流れている。何故? そんな事は分かりきってる。だからこそ、俺は一言だけみんなに向かって呟く。
「ゴメン……」
「んっ。悲しいのは皆一緒だからね。問題はそれをどう乗り越えるかって事。まぁ、瑠亜ちゃん達もさっきまで泣いてたんだけどね?」
「……うるさいっ」
再びお茶をすすりながら、少しだけうつむいている瑠亜。彼女には、いいやここに居る全員に迷惑をかけた。そしてこれからも……。
「さて、そんなわけで。我が班は人員不足なのですが、今ちょっち入ってくれる優秀な人材を探しています」
「あっ!! だから九音殿と、クロ殿を呼んだのですねっ!!」
盛大にずどんっと言う音が聞こえた様な気がする。いや、えーっと零葉さんも色々流れを考えて、良い感じに持って行ったのに……。最後の最後でそれを持っていくって……。
微妙に表情を引きつって……。あっ、ぶった。
「さて、アホな自称忍者はほかって置いて――」
ゆっくりとだが、彼女は再び俺達を見据える。倉西四里斗の代わりでは無く、あくまで新たな人材として。
「おめでとう、七瀬玄殿。九音愛奈殿。アナタ達は『夜明けの待ち人』に選ばれました。入隊して貰えますよね?」
「「はいっ!!」」
考えるまでも無かった。
何をしないといけないのかとか、どういった組織だとかは関係ない。先程の一言で、絶対にこの人達は悪い人達では無いと断言できる。
そして彼らの目的は、国家への反逆。つまりはこの特区内で起こっている事に対する反抗。それは俺が、俺達がずっと考えてきた事だから。
「んっ。よろしく、2人とも。さっきも言ったけど、私はここの1番隊の班長やってる高橋零葉よ」
「……沖野瑠亜。オペレーター兼班員」
「拙者は風木楓でござるっ!!」
「我はレイシス「中二病入れんなっ!!」う、うっさい!! コホン。私は十六夜沙耶じゃ」
最後は絶対にかんだのだろうが、みんなそっぽを向いて笑いをこらえている。本人も自覚症状があるらしく、顔を赤くして俯いている。
「くくっ。さて、私達の組織が何をやっているかと言えば……。主にこの特区内でのVRMMO内で生き残る術と、トップ連中に反逆するチャンスを模索しているわ」
まぁそれはどうせ後々分かる事だと彼女は付け足しながら、キーボードを叩きながら色々な画面を出して消してどかして必要なものを見つけてはこちらへ投げる。
「どうして反抗するのかは言わなくても分かるわね?」
「えぇ」
「んじゃ、それ以外に3つ程理由があるからそこの画面を見て?」
そう言われて飛ばされた資料を見る。そこには大きく分けて3つの理由が書いてあった。
まず大前提なのは、俺達は優秀だから選ばれたのでは無く人口を減らすために集められたと言う理由だ。もちろん俺達はそんなの望んでもいないし、これがばれれば人権無視やら殺人やらで国家は大変な事になるだろう。
しかしそれ以外に簡単に3つ程かかれていた。
「まずはごく一部の上位層。これは日本やアメリカのお偉いさんだけど、その人達に仮想世界の中の映像は中継されている。それも人が死んだと判定された前後の映像は、自動で切り出されるようになっている。これは確定情報よ」
「な、何のために……?」
恐る恐る愛奈が質問する。確かに普通に考えれば人が死ぬ所の映像なんて、誰も見たくは無い。それは単純に見ていられないのだ。絶叫、悲しみ、怒り、憎しみ。人が死ぬ時なんてのは大体負の感情が付きまとう。そんなもの見たいと思うのは、狂ってる。
「娯楽よ」
しかし零葉はばっさりと切り捨てる。そこに遠慮なんてものは差し込めない。
「今でもそうだけど、普通では考えられない事を快楽として行う人達が居るでしょ? 痴漢もその一種だけど、酷くなればレイプ、死姦、スナッフビデオなるものだってあるわ。それと一緒。何処か狂ってんのよ、彼らは」
「……しかもVRMMOは仮想空間。本当に死ぬのに、仮想世界では人がポリゴン化して砕けるだけだから。実際に死んだという認識が薄れる」
確かに。俺達はそのポリゴン化からの発散=死と結びついて、幾度と無くその嫌な光景を見てきた。しかし外の人間はどうだ? もちろんそんな事が本当に起こっているかどうかわからないし、最悪演技だと思っても仕方ない。だって現実世界での死に方とは全く違うのだから。
「2つ目は優秀な人材の発掘。ここで予想外の事を起こしたり、上の奴らが考えなかった事を考えたら大学を終了する前に引き抜かれるのよ。実際毎年何十人と引き抜かれていってるわ」
しかし何万と居る中で、引き抜きはたった数十人。確率は有り得ない程低い。
確かに同じ条件下で何年も観察を続ければ、本当の意味で優秀な人材は見つけやすいだろう。しかし彼らの都合の為に、何故俺達が命をかけなければならないのか?
命のやり取りが無いと、本気にならないから? ふざけるな。
「そして3つ目は……」
そこで言おうかどうか、零葉は一瞬だけ悩む。
しかし何かを吹っ切り、もう一度資料に視線を投げる。そして
「仮想世界の現実化、よ」
◇◆◇◆◇
「さて、こんな所だけど……。分かって貰えたかしら?」
俺と愛奈はそれぞれ黙って頷く。
最後の説明が衝撃的すぎるが故に、何故か口を開く気にはならなかったのだ。瑠亜や楓、沙耶は前から組織に入っていたので知っていたのか少し気まずそうな顔をしながらもこちらを見ていた。
「さっきのはあくまで仮説だから、そこまで気にしないでね?」
「でも可能性はあるんですよね?」
「えぇ。それじゃなかったら、ここまで大きな特区なんてつくって実験をしないでしょうし」
愛奈はその言葉を聞いて、再び俯く。
それを察して零葉は無理やり笑顔を作り、大きな声を出す。
「さてっ、私達が取り合えずやらないといけない事は1つよっ!!」
そう言って何故か楓の方に、資料を投げ飛ばす。彼女も用意していなくていきなり飛んできてあわあわと焦り出す。そしてそれを見てニヤリと笑う零葉。
おそらく先程の復讐だろう。自分の見せ場を取られた彼女なりの。
「えっと、えっとで……。何で英語に変わるでござるか!? せ、せ、拙者はまだ国の言葉も完全に習得できておりませぬよぉ!!」
「……英語も必須のはず」
「くくっ。お主、この程度の言語も分からずして古に栄えし忍者などの猿真似をしていたのか? 滑稽、実に滑稽ぞ」
「なぁ、沙耶……だっけ? お前その無理な喋り方止めたら?」
「なっ!? 無理じゃないっ!! 私は無理にゃんかしてにゃい!!」
彼女は中二病出してないと、すぐかむのか。残念だ、非常に残念すぎる。
「振った私も悪いけど、こんな風になるとは……。まぁ黙って」
そう言われて焦っていた楓と沙耶もしぶしぶ黙る。
それを見て零葉は再び自分の所にモニターを戻して、話を続ける。
「3年。正確にはアナタ達が中学の教育課程を修了したと表向きで言われる時までに、レベルを1000以上にしてもらうわ」
「えっ!? でも、大学生でも1000に届かない人達が居るって……」
「個人では無理でしょうね? でもアナタも少しは分かったはずよ?」
そう言われて気が付く。そうか、自分よりも上で人があまり居ない効率の良い狩場を長時間狩り続ける。普通ならば効率の良い場所なんて個人では分からないし、分かったとしてもネット上に上がっているから人が多い。
だが俺達も覚悟をしなければいけないと言うことか。中学3年間で、大学までの授業を無理やり詰め込ませるのは不可能に近い。それを脳に埋め込まれたチップを使って無理やり覚えさせてるのだ。
だから残りの時間を全てつぎ込んでも無理なような気がするが……。
「無理だと言う前に、やってみろっ!! 『夜明けの待ち人』ファイト!!」
『おー!!』
とりあえずやってみるよ、シリト。
お前が俺に託したものを背負いながら、この特区内で、組織内で。
Hell Heaven Online Beginning
第0章~6~【The End Of Beginning】
クロ達に説明した内容、エクストラスキルの本質などなど説明し足りない事は多いのですが、取り合えずここでHHOBは完結です。
本編はもっと明るいものになると思うのですが、この3年前の事件がどうしても必要な気がしたので書いてみました。
本編の方やちょっとした後書きも同じ様に更新しているのでそちらも時間があるのなら是非。
最後にここまで読んで下さったアナタに、最大級の感謝を。
それでは、またこのオンラインで。