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ミッション ミスディレクション ミス

バブロス『潰した過去は変わらない、探査計画継続のために建設的な会話誘導が望まれる』

どうしてこうなるのよ


敵に攻めこまれて逃げるように脱出した。

悔しいけど、その時にはもう勝ち目がないことは分かっていた。

戦うためにずっと調整を施されてきたけど間に合わなかった。

最後のリソースを注ぎ込まれ、起死回生を図るために送り出された。

あんのバカ種族、覚えていろよ。

お母様に所縁のあるこの星に座標が設定されていたようだけど、最後に船が逸れた。

逸れて、操舵する前に、落ちて、彼の上に、無事着陸した。


ある程度のこの星への干渉は想定内であったが命を奪うつもりなんて無かった。

バブロス『明らかな操舵ミスを認める、レイナークウェルコス捜査官』

女の子「ちょっとバビー、私が操作する前に落ちたのよ、人聞きが悪いわ」

バブロス『操舵記録には落下前の動作を認める』


私の数少ない友人も落下でおかしくなったのだろうか。

女の子「.....それでこの人間は助けられるかしら」

バブロス『当探査船の予備リソースでは不足』

あぁ、そうでしょうとも。

バブロス『提言、蘇生を試みれば大幅な活動制限を来す』

分かっている。

でもカメラ越しでも目があってしまった、そして胸のどこか、心のどこかで衝動が走ってしまった。

女の子「演算能力を残して全てを解体、私の体も回して良いわ」

やるからには絶対に成功させるんだから。


あー、あのバカ種族を叩きに行けるのは遠い未来になりそうね


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そんな全てを使って助けたのに、なんで私が小さいだのと暢気に尋ねてくる。

私が潰してしまったことに気がつかないのだろうか。

頭を直し損なったのだろうか。

私の言葉も分かるようにしてあるのに。

いや気がつかせてはならない。 

会話を逸らさなくては。

注いだリソースの分、なんとか動いてもらわなければこちらが赤字だ。

あくまで事故から救った味方だと強調せねばならない。


南原「いいけど、、、僕、南原アツシ、君は?」

女の子「レイナークウェルコス・ソスラミアノス・ヴェル・ワンダラよ」

目が点になっている

女の子「レイナークウェルコスでいいわ」


南原「えっと、、、レイナさん、よろしく!」

やはり頭を治し損ねてしまったか。

ヤマダタロウ これくらいの長さの名前が覚えやすいです

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