表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/17

 葉ちゃんは自分の家を宝に案内してくれた。

 一階にはものの少ない玄関と小さな台所と庭に続いている居間と石畳のお風呂場と古いトイレがあった。

 居間の隣にある部屋が葉ちゃんの部屋だった。その古い作りの部屋の中には宝の知っている昔の葉ちゃんの部屋にあったものがたくさん置いてあった。

 ぎいぎいと音の出る階段の上には二階があって部屋が一つそこにはあった。からっぽのベットが一つ置いてあるだけの掃除されている綺麗な部屋。

「この家にいる間は宝はこの部屋を使ってよ」と葉ちゃんは言った。

「葉ちゃんと一緒の部屋がいい。だめ?」と宝は言った。

 すると少しの間、うーんとあごに手を当てて悩んでから「わかった。いいよ」と葉ちゃんは言った。(嬉しかった)

 宝は葉ちゃんの部屋に荷物を置いた。葉ちゃんの部屋はとても日当たりの良い部屋だった。窓からは眩しい光が差し込んでいる。

 葉ちゃんが、黒縁の眼鏡の奥からじっと宝のことを見つめている。宝は自分の心臓がどきどきするのを感じた。(緊張する)

「すごくいいところだね。ここ」

 緊張を紛らわすために宝は言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ