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ちょっと変わった、青春  作者: フルーツポンチ
2/2

俺はどこに?

自分が過去に戻ったという感覚は全くない。

だがさっきまでの景色と全くちがう。

「おい!どこ行ったんだよ谷!」

俺本当に過去に戻ったのか...?

もし過去に戻ったとするなら今は1時ごろか..?

谷を探して歩いていると、見慣れた建物が目の前にあった。

「学校じゃねえか..」

今日は1時半から練習が始まった。だとすると..

俺は急いで体育館に向かった。

「おっ、鳴じゃねえか」

後ろから聞き慣れた声が聞こえてきた。後ろを振り返ると、そこには井出総一郎がいた。

いでそういちろうと読む。

「おい!総一郎!今は何時だ?」

「え?何だよいきなり。多分1時ぐらいじゃねぇの?」

間違いねぇ..俺は過去に戻ってる。そうだ、谷だ、あいつも戻ってるかもしれねぇ。

「お前谷見たか?」

「見てねぇよ。あいついっつも早えからもういるんじゃねえの」

俺は体育館の中を覗き込むと、そこには、俺が知ってる谷はいなかった。

「おい...谷..お前..髪どうしたんだよ?」

「え?寝癖でもついてる?」

「違えよ!お前..髪染めたのか?」

「なに言ってんの鳴、これ地毛だよ。」

おかしい...俺の知ってる谷は真っ白な髪をしていたはずだ。

「お前今日変だよ。寝不足かよ?」

おかしい...俺が過去に戻ったせいで何かが変わったのか?

「あっ!監督!おはようございます!」

総一郎が挨拶した先には、俺がこの世で1番嫌っている

山下監督がいた。

やましたと読む

部活なんてやってる場合じゃない。俺は走って学校を飛び出した。

分からない事はいくつもあるが、過去の俺は今いるのか?

俺は今日部活に遅刻するはずだから、今から家にいけば俺に会えるかもしれない。事情を話して協力してもらおう。

家に着くと、俺を女手ひとつで育てて来てくれたら母さんがいた。

「母さん!俺って何時ぐらいに家をでた?」

「あれ?あんた外でてたの?私まだ寝てると思ってた。」

俺は俺の部屋にいるのか?俺の部屋のドアを開けると、

誰もいなかった。

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