プロローグ(読みましょう)
こんにちはnakakoです。
新シリですね。え?前上げた新シリーズ?知らん
「ギャアアアアア」と甲高い叫び声が空間内にいっぱいに響き渡る。
叫び声をあげたと同時に 叫び声をあげた男ののど元に紅い線スーットと通る。
刹那、のど元から血が噴き出す。
男は首を抑えもがき苦しむ。
そして、マリオネットの糸が切れたように動かなくなってしまった。
男の周りにはどす黒い紅い水たまりが出来た。
俺は、男の首に手を当てる。脈がないのを確認する。
「そろそろかな?」意識はしていないのに声が出る。
ウォーーンという犬の鳴き声にも似た警告音が鳴り響く。
直後、ドタバタという複数の人間の足音が聞こえてくる。
足音が聞こてきた方向から「何があった!?」「分かりません!」のような怒号が飛び交っている。
徐々に足音がこちらに近づいてくる。
そして、パチッと何かがはじける音がした後明かりがつき始める。
俺は複数の人間の方向に振り返る。
複数の人間の表情を確かめる。
予想と違わず、表情は畏怖だった。
それもそうだろう、俺の周りには数十人の死体が転がっているのだから。
「お、お前!ここで何をしているんだ?」
俺は淡々と返答してやる。
「何って?お前らの仲間をぶっ殺してるんだよ」
「なんの目的で・・・・・・そんなことを・・・・・・・」
「なんでって?お前らの組織を潰すためだよ」
俺は今 組織を潰している。
敵対している組織を潰しているのだ。
ただ・・・・・それだけ・・・・・
「クソッ!あいつらか!」
「どうやら、心辺りがあるらしいな」
男は悪態をつく。
「やはりそうか!しょうがない!お前たちやれ!」
男は、周りにいる部下らしき人間たちに俺を殺せ、という命令を出す。
男は、手を振りかざす。
「俺と戦うのか・・・・・・」
男は、ニマッと笑い「ああ」と肯定した。
その途端 部下らしき人間たちが俺に向けて銃や魔法を放った。
その刹那 俺は小さく「クロック」と呟いた。
そして、彼らが放った魔法や銃の弾丸は俺には一切当たらなかった。
「なっ!?」
彼らは驚きの声をあげた。
「魔法や銃弾の雨を躱したことに驚いているのか?」
「それしか驚く事がない。」
「こんなもの朝飯前だ。」
俺の発言にボスらしき男は苦笑いをする。
「俺も長いこと色んなものを見てきたが、こんな反則技なんて初めて見たぜ」
「ああ、俺達の組織もあんたが仲間だったらよかったのにな」
彼は無意識にその言葉を言ったのだろう。
俺が仲間だったら、今ここで彼は死ぬことはない
そして、俺はその言葉を待っていた。
「俺が仲間だったらよかったか?」
「ああ」と彼は短い言葉で肯定する。
「つくづくそう思うよ あんたが仲間なら今俺はここで死ぬことはないし 対抗組織との戦闘もとてつもなく楽になっただろうなとか考えているよ」
ここまでこればあと少しだ。俺は心の中でgoodを作る。
「何か最期に願いはあるか?出来ることなら極力するが・・・・・・」
「慈悲深いんだな。そうだな・・・・・願いか・・・・・これから私を殺すあんたの名前知りたい。自分で言うのもなんだが我が組織は、強大だ。その強大な組織の首領を殺すあんたの名前を知りたい。」
「ああ いいだろう。俺の名前はレード・ミラー ただのしがない実験体さ」
こう答えながらも心中で舌打ちをする。
俺が予想していた願いと違っていた。
俺は考える像のように体を動かす。
「他には願いはないのか?」
「さっき言ったじゃないか」
「さっきのは簡単すぎたもんでな。もう一つ願いをどうぞ」
俺はチャンスを与えてやる。
「もう一つか」彼は一拍置いて願いを口にした。
「もし、もしも叶うのならば今ここであんたを我が組織の一員に迎え入れたいよ」
「まあ叶わないだろうがね・・・・」
彼は自嘲気味に笑って見せた。
俺はニヤリと口元に歪んだ笑みを作る。
ようやく彼は本当の願いを口にしたようだ。
そして、俺はその願いを叶えてやるべく口を開く。
「ああ 良いぜ 仲間になってやるよ。」そう告げた。
彼の顔を見てみる。予想通りポカンとした顔をしていた。
「は?」間の抜けた声が彼の口から洩れた。
「だから、今所属している組織を抜けてあんたの組織に所属してやるって言ったんだ。」
それを聴いた彼はさっきのポカンとした顔から一変とても真剣な表情になる。
「それって・・・・・今所属している組織を裏切るってことか?」
「まあ そういうことになるだろうな。」
俺は肯定した。
「それは・・・・・・大丈夫なのか?」
「それは、俺の身のことか?」
「いや、我が組織にも火の粉が降りかからないを気にしているんだ。」
「まあ 気になるのも当たり前か・・・・・」
「そうだ」と彼も先程の俺と同じように肯定した。
「その点は気にしなくていい それは、こちら側でケリをつけておく」
「そうか・・・・・・・なら・・・・・・・」
彼は唐突に地に膝をつけ腰をおっていく。
あ・・・・・もう先が見えた。
彼が今何をしようとしているか分かった。
「我が組織の一員になってください!お願いしますっっっ!」
見事な見事な見事な見事な土下座だった。
次回も出来るだけ早めに投稿したいです。




