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L.C-Fo  作者: 猫湊
8/8

第八章 よくもまあこんなことを

いきなりで申し訳ないが、ただいまリンさんを除く主師含め、とある場所に詰めている、青大央青歴3年度3年2組および21年度3年11組の面々は使い物にならない。

なぜならば、彼らは今、声も出せないほどの爆笑状態に陥っていた。

画面には鎧姿の男が平原にうつぶせに倒れ、ピクピクとけいれんしている。


少し時間はさかのぼる。

平原には2つの陣営が対峙していた。片方は皆さんご存じ王国基軍と似たような服を着ている。王国4軍の中で一番影が薄いと言われる星軍である。

経緯としてはその星軍が、とある次元世界調査中に行方不明になっていた下士官を見つけ、その下士官経由で友好関係を結んだ国に対して侵攻してきた覇権主義国家の軍と対峙したという訳なのだが、

「なーんでハルはあそこにいるかね。」

遥夢さん、いつものあのばかでかい大剣を鞘ごと地面に突き立て、その束に座り、相手を見下ろしていた。

この時点では遥夢さんとくだんの下士官だけの2人だけの部隊だったが、相手が、2人だと侮り総攻撃を仕掛けてきたのを見て、遥夢さん手を振る。

すると、まるで最初からそこに居たかのように(実際相手が布陣する前から配置を何度もシミュレーションしまくって配置されてから現在までの待機時間実に4時間。その上で、消音結界と光学迷彩、魔法迷彩を重ねがけしまくっていました。そこからいきなり、)自分たちを遙かにしのぐ大群と巨大な壁が現れ、壁の隙間から魔法攻撃を食らう。魔法障壁を展開しても防げない。自陣と相手(王国軍)とのあいだには大きな川があった。

その川に歩兵が阻まれていくうちに自軍の兵力は削れどんどんと戦闘不能に陥っていく。

最後に残された将軍とおぼしき馬上の人物が、槍を構えて川を渡ってくる。

王国軍側は、すでに何段にも重ねていた防楯を解除し、科学防壁のみ展開していたのでこの人物の馬術競技と、この後の展開を固唾をのんで見守っていた。

馬が川を渡りきり、草原に足を踏み入れた瞬間に一気につんのめり、馬上の人物は馬の前方に放り出される。

鍛え抜かれたであろう強靱な足腰で敵前にダイブをするという無様をさらすこと無く、見事にどっしりがに股着地をした鎧の人物。

王国軍側では、遥夢さん相変わらず束の上に座ったまま、

[おぉー。すごいすごい。]

と拍手していた上に、その周りの大部隊、皆さんあのおなじみ数字の書かれた丸い板に棒のついた得点表を掲げていた。だいたい10か9なのだが、辛口に3点なんてのもあった。鎧の人物は着地の衝撃が脳天を抜けていくのを待っていたわけだが、その間になにやら股間をかすめた気がした。

「はぉう(泣)。」

確かめようと視線を下に落とそうとした瞬間、股間を強い快感と衝撃が襲う。

放り出された勢いで、頭の兜は吹っ飛んでいたので、お披露目されたナイスミドルで精悍かつ端正なお顔に恍惚が浮かび唇をかみしめつつも脂汗を浮かべた表情を見せつつなんとか耐えたが追撃は耐えきれなかった。

白目をむいて、股間を押さえつつ膝をついて前のめりになったところを3発目。

今度は股間では無かった。

バッチィーンと痛々しい音を立て、巨大な、漆黒のそれがしたたかに打ち付けたのは顔面。

そのまま、地面に倒れ込み彼は今までこの状態になる。

そして、倒れ込んで1拍おいて、王国軍側で爆発が起きた。爆笑の。

笑いすぎて、遥夢さん地面に落っこちた。

同時に冒頭の場所に居た全員の腹筋はもっと大変だった。検証のため、360°なめ回すように撮影された映像が何度も流れるため、落ち着いたら、違う角度からの映像が腹筋にクリティカルという状態。


打撃もなかなかに意地が悪い。男性諸君はご存じだと思うが、男性の股間に有る物は後ろのよく狸が象徴的に表す方は、強い衝撃を受けると、まず不快感と、吐き気が一緒に来る。

手前の象の鼻にたとえられる方は、亀の字を当てられている部分をうまい具合にこするように刺激すると、大変強い快感を与え、腰砕けにすることが可能である。

今回は一発目が、鼻そのものを打撃し、二発目が亀の頭をマッチをつけるかのごとくこすった。この二発目の快感でぶっ倒れたわけだ。

どこぞの頭のねじがぶっ飛んだ技術者集団が魔改造した「試製自立式対人粘膜部位強撃兵器一型」と呼ばれるそれを、神子さんと真朱彌さんは身も蓋もなく「自律式チ○コマシン」と呼んでいた。

黙れば美人。しゃべれば奇人。動けば変人。誰が呼んだか銀色民族衣装な神子さん、今回は使い物にならなかった。


地面から落ちた後、皆さんと合流した遥夢さんも様々なカットのそれを見て、再び撃沈していましたとさ。

実際この場面を想像して2分ぐらい声も出せずに爆笑していた作者である。



「相変わらず変な企画をやらかすよな。おまえは。俺らを笑い殺す気か。」

死という概念が原則的に無い種族なのでいえる冗談である。

「あとで、リンに見せよっかねぇ。」

「きいちゃいねぇ。」

ちなみに顔面ばちーんの後に頭をリズミカルにたたいて屁を出させるというネタもあったが、これはげ頭にやるから面白いんじゃ無いのと言う考えから削った。

[あれ、綾小路財閥の阿呆親父どもにやったら面白いでしょうね。]

「それでいちばん被害を被るのって綾小路姉妹だろう。その報復受けるのおまえだぞ。」[あ、それはいやですね。…あ。]

令和3年春に完結編が公開された某SFアニメの亡くなった妻を追いかけた純粋なおとんの有名なポーズをとる遥夢さん。

「まーた。悪巧みしていやがる。」

[そういえば、今節書き始めて、たぶん1年ぐらいと作者が。]

「あー。覚えてないもんな。いつ書き始めたかなんて。」

「あのさぁ。ハルがその格好するんはええんよ。問題はおまえだ。むっつり。手を後ろにやってその位置で仁王立ちするな。姉御や涼子が見たら何言うかね。もっと言うと、どこぞの営業姉妹が見たらすぐにわかるようなネタになってるんじゃ。」

確かにおとんのポーズは少し考え事をすると割とよくする人が多いが。ポジションが合致する人が、右手後方に立つと見た人はそのシーンを再現してると勘違いする人も多い。

ちなみにどこぞの営業姉妹とは、遥夢たちの友人である、とある双子姉妹のこと。LSN系の商社でそれぞれ営業部長を務めているため、神子さんは営業姉妹と呼ぶ。姉妹そろって、ディープミドルクラスのオタクである。


あ、リンさんもあの動画を見て見事に撃沈しました。笑いの壺はお姉ちゃんと近いので。ただし、リンさんが撃沈するのは数万年に一度歩かないかぐらいなのでよっぽど壺をぶち抜かれたのだねえと他の主師連中は一気に笑いの波が引いたとかなんとか。



[遅い。]

いきなり話の流れを変えて申し訳ないが、それがこの物語。

これまでは此処にいろいろと主師連中がやらかしてきたことを詰め込んでいたけど、それをやらかしてきたこと一つ一つに焦点を当てて、一つの物語としてきた結果、此処で書くことが減っちゃったのです。

かといって、想像界でしっちゃかめっちゃかやらかすことに関して細かく書くとなるとここが一番都合がいいと言うことになりますねえ。

さて、ただいま遥夢さんたちは、神子さんの自宅から一番近いターミナル駅のコンコースに居る。

いきなり遅いと言われたのは、上に出てきた営業姉妹。

「「呼びつけておいて、遅いはひどいとお姉さん思うんだ。」」

[たかだか3ヶ月半の差で姉ぶるなら、定められた時間に来る努力を見せなさいな。それでもあなた方は営業マンですか。仕事上でも、約束した時間から20分遅れた癖して謝罪もなしにそう宣うのですか?]

「「そんなこと言ってないよ。と言うか、まだ集合時刻じゃ無いじゃん。」」

「あー。実際には20分前が集合時刻なんやけん、そこのしゃっちょさんが、30分前行動を厳守されるお方なので、わざと遅くしたの。でも、せめて、五分遅れだろ。何や。一本逃したん?」

神子さんの問いかけに黙り込む双子姉。

「あー。姉の名誉というかデリケートな部分の話で遅れたんだ。」

[はぁ。とりあえず、あと5分遅れたら、置いていくところでした。あなた方自分が持っている切符に記載あれた列車の時刻を見た上で遅れたんですね?]

わかっていない様子の双子にため息をつく従姉妹4人

「のんきに在来線の改札から出てくる阿呆がどこに居るのかと聞いているんです。」

神子さんの口調が結構丁寧になる。それに合わせて双子姉妹以外が神子さんからある程度距離をとり、改札へ向かい始める。

「時間を調べていたら、のんきに在来線で来るのでは無く、ここまで空間を短絡してでも来ることが出来ましたよね。誰かが遅れることを見越して集合には30分の余裕をもうけていましたが、それをめいっぱい使ってくるとは。しかも連絡もなしに。」

双子姉妹、「ヤミ(仲のいい友人間での神子さんのあだ名)だって、よく遅れるくせに。」と思っていたが、神子さんかそのA.Iのリアさんが必ずどれぐらい遅れそうか、予想時分を集合予定時刻前に連絡しているため、そして、大体が、どこぞのじじいとの会談だの、抜けると国政に影響のある会議だのが理由のため周りも許す。それ以外は、大体1~2時間前には集合場所に居るのが神子さんという存在である。

「とりあえず罰として、今日の宴会は二人とも最初の乾杯は水です。」

そう言いつつ、すでに宿に対してものすごい度数の強い酒を一杯だけ出すよう手配を始めた神子さんでした。



今章の冒頭に出てきた話を作り始めたのは実は2020年の…なかばだったかな。

自分で書いてまるっと1年空けて、個人的な事情が落ち着いた(プーさん化した)2022年の2月頃に見返して、よくもまあ、こんなネタが出てきたなと当時の自分に感心していましたよ。

[そのせいで100人ぐらい一時的に使い物にならなくなってましたけどね。]

「あと、わたしゃ怒り下手なんだからあれで終わりはひどいなあ。」

あ、雛ノ杜へ続きます。

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