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L.C-Fo  作者: 猫湊
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第四章 じゃあ戻ります

基本アメリカという国というか、日本と仲の良い英露を除く白人国家と白人が大っ嫌いな、摂津姉妹を除く主師5人。

その5人が率いる大部隊が、サンディエゴに到着した。

下手をすれば、アメリカ大陸全土を覆い尽くしてもあまりアルほどの人数が、西海岸から、東海岸へ向けて徐々に上陸し進行していた。彼らは、10人ないし20人一組で神輿を担ぎ、あの軍服のまま、

「「わっしょいわっしょい。」」

大騒ぎである。

ぼーぜんとするアメリカ市民だが、楽しそうな雰囲気が伝わると、一緒になってはしゃぎだした。

その中で、神輿を担いでない王国兵が、道ばたでうなだれたり路地裏にたむろって居る、チンピラ崩れ達に何か話しかけると、これまた元気よくこの馬鹿騒ぎの中に飛び込んでいき、街をきれいにし始める。

[多少は彼らに対する評価を改めなければならないでしょうね。]

「まあ、この世界のアメリカはあの弩が付く腹白な大英帝国を母親として生まれた国家ですからねえ。それに今の政権は日本を手本として国家運営を行い、成功している共和党ですし。」

では民主党はというと、これはどこの国でも同じだろう。

たいていは、何代か共和党の大統領が続いたあと、民主党が国民に聞き心地の良い公約を出して、政権交代を行い、よせば良いのに他国との間に戦争の火種を作る。それの後始末をさせられるのが共和党だ。

特にひどかったのが、昭和年間に起きた世界大戦で日本に戦争をふっかけたことが原因で3帝5王にこてんぱんにたたきのめされて、一時的に民主党解体という厳しい処分を受けたことがあった。それを記憶の彼方に豪快に。それこそ陸上の室何とか選手ばりの豪快なフルスイングで、ぶん投げて今現在に至る。


アメリカニューオリンズ

かつて、ハリケーンカトリーナにより甚大な被害を受け、国内外からの支援が、絶望的になかったとき、台風慣れしてる日本が、あれも、これもと、いろいろ支援してくれたことで、市民のほぼ全てが、大の親日家で、ハリケーンのあとに行われた大統領選挙では唯一大都市圏全域が、共和党の親日候補を推した。

そこにも御神輿野郎達が訪れた。

「「わっしょい。わっしょい。」」

「「(英語でわっしょい連呼)」」

今までの街とは異なり、先触れが、街に訪れた瞬間にどこからともなくかけ声とともに、神輿を担いだヤンキーアメリカンがまるで、言い方は失礼だが、某アブラムシのごとくわらわらとわいてくる。

普段はいがみ合う地元警察と、ストリートギャングもこのときは仲良く交通整理。浮浪者もきれいにゴミ拾い。

そのまま、市内にある全ての企業が休業して、ワシントンを目指した。それこそ本社が別のところにある企業もである。損失は大の金余り国家が補填した。

まあ、その日だけ、雰囲気を味わったのだが、中国の面積×一万倍の人数が、アメリカ合衆国を横断したのだ。しかもあのロッキー山脈や、アパラチア山脈を神輿を担ぎながら、はっぴ一枚で、登頂し、下山し手を繰り返した。そして一行は最終目的地、ニューヨークに着いた。

まあ、あれだけの馬鹿騒ぎをしていたのだ、ついに彼らがニューヨークにとニューヨーカーは大騒ぎした。

最後の御神輿野郎達が、ニューヨーク港を出て行くときには、ニューヨーカーだけでなくロナルド・トムソン大統領やトムソン政権の閣僚までもが、港に集まり流暢な日本語で、見送りの言葉を贈ったあと、万歳三唱を行った。

御神輿野郎達の通ったあとには、綺麗に掃除され、アウトローによる落書きもきれいに消された上で、補修もされた美しい街並みと活気あふれる人々。そして、かつて、そこが荒野だったとは思えないほどの美しい緑が広がっていた。

これによって、一部の脳内お花畑を除く合衆国民が、大の日本びいきになったのは公然の秘密。


大英帝国エディンバラ

今回の戦役における軍事法廷が開かれていた。とはいえ、戦闘主体はあくまで王国対田舎のガキ。

まして、王国側は、人海戦術いかして、全く戦闘せずに、ガキを占領。そのまま、ガキの頭を何人か捕まえ連れてきていた。

裁かれる罪状はずばり、動乱罪。それも国内ではなく国際的に落ち着いていた情勢を乱そうとした罪である。

ここでも交戦主体となった王国の規則が適用された。

裁判は全部で6審制。まず、3帝が一審ずつ裁き、残りを王国の法に照らして裁く。

王国は世界でも類を見ないほど、罪に厳しく、様々な事情に則って、柔軟な量刑が用意されている。故に刑法の全文はA4用紙にして1万枚を超える規模である。その中から、今回も適当な刑罰が適用された。まあ、最終の第6審は参加5カ国の協議で、王国お得意のだるま刑に処せられた。今回は四肢は縛った形だけど。

その上で、どこに飾るか議論になり、誰一人として手を上げないので、、一人一人、各国の共産主義政党本部玄関ロビーに飾ることにしたらしい。

これは、蒼藍王族の強い希望によるもの。白人以上に共産主義というお花畑思想が大っ嫌いな現実主義者集団が我らが素っ頓狂どもだ。

大活躍した艦隊はというと、そのままの勢いで、シドニー、トラック、伊勢、横須賀、室蘭、ウラジオストックを回る一大観艦式を挙行し。って、観艦式好きだねえ。


数日後大日本帝国軍参謀本部に一通の封書と4箱の書類がみっちり詰まったリンゴ箱(プラスチック製 某共選所の屋号入り)が送られてきて、事態は動くが、ここから先はここでは書かない

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