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  作者: 高壁護
6/7

衝撃

「君に少し話したいことがある」

全く知らない連絡先からメールが届いた。

件名にそう書いていたが、本文を読めばそれが誰から来たのかは分かった。

岳にも来るようにメールを送ったが、行けそうにないから代わりに行ってとメールが来た。


「それで話したいことは何ですか?」

「あれから何か分かったことはあるか?」

「田中さんは殺されたということが分かりました」

「そうか」

「殺したのはあなたですか?」

「いや、殺したのはあのクラス全員だよ」

「責任を逃れるためにそんなことを・・・」

「あんなやつは死んで当然なんだよ」

「あなたが言う台詞ではないですよ」

「あいつは最低な人間なんだよ」

何か食い違うような感覚というか違和感がある。

まだ何かある。



「危ない!!」

先輩の言葉に反応して振り返るが既に遅かった。目の前で振り下ろされたバットは自分の頭に強く叩きつけた。




「・・・・・・・・・うん?」

そこには椅子に縛り付けられた俺がいた。隣には先輩もいて、捕らわれたのだとすぐに理解した。

「すまない。気付くのが少し遅れてしまった」

「あの、一体誰がこんなことを」


「おはよー、『キャプテン』」


そこにいたのは、淡菜高校野球部副キャプテンにして、俺と共に事件を解決しようと尽力していた人間だった。


「岳。お前がまさか・・・」

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