【悪魔のテクニック④】悪魔の完全なる敗北
☆聖書の教え:人間には、本当の愛はない。人間は不完全な存在である。
教会に集う高校生たちの中に、ひとりの少年が、ふと疑問を持った。
聖書には、神様は全知全能であるから人間を救うことが出来る。では、悪魔も神様なら救えるのではないのか?
という疑問だった。牧師けいつぁんは、そんな少年に物語を話し始めるのだった。
【悪魔のテクニック④】悪魔の完全なる敗北
悪魔は、カナン人を使い、光の民族さえも、悪の道へと導き始めた。
そんな時だった。この世界に、イエス・キリストが生まれた。
悪魔は必死で、その年に生まれた赤子たちを処刑しはじめたが、イエス・キリストは不思議と守られ、成長していった。
そして、イエスは旅をはじめるのだった。
悪魔はこのイエスを恐れた。
そして、このイエスに近づき、悪魔の道に何度も誘惑するのだが、イエスは一度も悪魔の道を選ぶことがなかった。
ひとつの罪もおかさないこのイエスをユダヤ人たちは、待ち望んでいた救世主だと思った。そして、あのダビデ王のように、悪魔宗教の国々を打ち破り、このイスラエル国を独立させ、世界を救ってくださると思った。
悪魔は、思った。
”わたしが作ろうとしている悪魔の帝国を滅ぼそうというこのイエスは、邪魔だ!このイエスは殺さなければならない!”
そこで、悪魔はユダヤ人たちの心をかたくなにし、ユダヤ人たちを使い、イエスを殺すように仕向け始めた。そしてまた、イエスの弟子のユダに入り込み、深くイエスを裏切るように仕向けた。
イエスは、ユダの裏切りによって、ユダヤ人たちに捕まり、わざと十字架につけられるのを選んだ。
悪魔は喜んだ。
そして、イエスをムチで打った。イエスの背中の肉は、当時のガラスのムチによって、引き裂かれ、多くの血が流れた。
それをみて、悪魔は喜んだ。
イエスは何も罪をおかしていないので、何度かローマ帝国はゆるそうとしたが、ユダヤ人たちのイエスを十字架につけろ!という声は大きく、暴動さえおきかねなかった。しかも、イエスは何も言わず、口をとざしたままだった。まるで首にひもをつけられた子羊のように、何も言わなかった。
悪魔は、自分の悪魔の帝国を壊す恐れのあるこのイエスを殺すために、十字架にイエスをはりつけにするようにした。そして、神の子であろうイエスを人間を使って、殴ったり、罵声をあびさせたり、唾をイエスの顔にはきかけさせた。そして、イエスの頭にとげのあるいばらの冠を被せ、十字架のイエスの頭の上に、”ナザレのイエス、ユダヤの王”というイエスをバカにした看板を貼った。
悪魔は神が悲しむことを喜びながら、長い時間をかけて、十字架でイエスを痛めつけた。
人間は言った。
「お前が神の子なら、十字架から降りて、自分を救ってみろ!」
イエスは言われた。
「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」
イエスは最後に一言叫んだ。
「すべて完了した。」
イエスが息をひきとった瞬間、地震が起こり、神殿が上から下に割れた。人々はその出来事に驚いた。
すると、悪魔は1つも罪のないイエスだったのに、イエスの体に大量の罪が入っていくのをみて、喜びながらイエスを地獄へと連れて行った。
ローマ帝国は、またユダヤ人たちが暴動されては困ると、イエスの墓を用意して、その墓の前には大きな岩の扉を置いた。そして、二人の門番を立てさせた。それは、3日後によみがえるとイエスが言った預言をイエスの信者たちがイエスの体を勝手に盗みだし悪用させないためだった。ローマ帝国はまた暴動が起こるのが嫌だったからだ。
3日後、イエスの弟子たちがイエスの体を綺麗にしようと出向くと、イエスの体はすでに墓の中になかった。門番はそこに現れた天使の顔をみて、あまりの恐ろしさのため、死んだように気絶してしまった。
かたや、そのころ!!
地獄では、イエスは、悪魔を打ち破り、死を打ち破っていた。それどころか、悪魔が今まで導いた人間たちの罪、そして、これから人間がおかすであろう罪、これを読んでいるあなたのすべての罪をイエスが背負っていたので、神が愛する人間の魂を一緒に地獄に連れて行くという悪魔の計画がすべて、一瞬で破綻してしまった。
ひとりのアダムの罪によって、世界中の人間の罪が広がったように、ひとりの罪のないイエスによって、世界中の人間の罪がゆるされたのです。
そこで、悪魔は神の大いなる計画にやっと己の存在理由を理解した。地球に落とされた時から悪魔の知能が制限されたことが、その大いなる計画を見通せない敗因になったのだ。悪魔はこの5000年を振り返った。
”神は人間のためにすべてを創られた。木も地球も太陽も動物も、すべて人間のためであった。そして、この悪魔でさえも人間のための”物”であったのだ。いや・・・天使さえも人間のための”物”であったのだと・・・。”
人間は、完全であるから神様から愛されたのではなく、人間であるから神様は愛されたのであって、人間よりも知識や能力に優れた天使でさえ、人間のために創造されたのであった。人間は、その能力によって愛されているわけではない。
そして、何千年もかけて、人間が自分の罪をおかすたびに捧げてきた子羊たちは、すべて神様ご本人であったので、神様は人間にナイフを持たせ、自分の体をナイフで刺さしていたのだった。人間は、まるでその奥義を理解できずに、まさか神様を殺しているとも知らず、意味もわからず何千年も続けてきたのだが、イエスキリストの十字架刑によって、はじめてその意味を理解できるようになった。
イエスキリストが死んで、蘇った瞬間に、子羊たちをささげる必要もなくなり、アダムの罪により一生仕事をしなければいけないものも、イヴの罪により女は男に支配されることも開放されつつあるのです。
悪魔が神を憎み、神を悲しませるために行ってきた5000年間のすべての策略は、その瞬間、崩壊したのであった。悪魔の完全なる敗北だった。しかし・・・。
【悪魔のテクニック④】完
①父の涙
http://www.youtube.com/watch?v=vp0dIg8i_7o




