異世界より愛を込めて-3 囚われの色男
輸送機からとある場所にパラシュートで降下した、
ミライは初めてのスカイダイビングにヒヤヒヤとワクワクを感じながら、ミレーヌとひっついて降下をした。
エリザもはじめ手だったらしく、ダニエルと一緒に降下して無事に地面に到達していた。
「怖くないわ」って言いながら、すごい叫んでいたのがどこかアリサのツボに入ってアリサは笑っていたが、エリザはむすっとした顔をしていたがすごく恥ずかしそうな顔をして地面についた後もダニエルの腕を握っていた。
「後何年か後に君とまた降りれたら。その時は口説いてあげるよ」
とダニエルはエリザに行って彼女の手を優しく解いて、仕事モードに入ろうとしていたが...
それを見ていたミライとミレーヌはどこか呆れ顔になっていた。
降下してから暗がりの中で、
ダニエル、アリサ、ミレーヌ、エリザはそれぞれの作戦を確認してそれぞれ行動へと移った。
ダニエルは潜入するタンカーへ飛び移り、
アリサ、エリザ、ミレーヌはあらかじめ用意されていた軍用の小型の高速艇に乗り所定のへと向かった。
アリサ達は任務を終えたダニエルを海上でピックアップする予定で小型の高速艇を用意していてダニエルの潜入したタンカーの近くを航行させた。
船を走らせて数時間が経った後突然、本部と通信をしていたミレーヌが叫ぶようにこう言った。
「アリサ、エリザ!大変。ダニエルからの交信が止まったわ!
至急、タンカーへ向かうわ」
ミレーヌの言葉を聞いてアリサとエリザはサムアップを見せて装備の準備を始めたーー
「え!でも、ダニエルさんからの連絡がないって....」
エリザはそう言って驚いた表情を見せた...ものすごく心配そうな顔をしていたのを見てアリサは彼女に肩に手を置いてこう言った。
「大丈夫ですよ。一流のスパイなんですから」
「彼は超一流よ...確かにそう楽観的に思うのも大切かなーーーとにかく、確認しに行かないと」
ミレーヌはそう言うとこう言ったーーー
「一応、海軍の臨検ていう程で入るから装備は整えてね」
「了解です!それだと一応、武器は持っていけますからね」
アリサはそういうと、用意された武器を手に取った。
警棒と....
アリサは首を傾げたが、エリザがその疑問の答えを出してくれた。
「この国だと銃は平時の臨検だと持てないそうなのよ」
「なるほど....さすが、エリザ!情報通」
エリザそれを聞いてどこか照れくさそうにしたが、表情を変えてこう言った。
「でも、無線で...陸軍特殊部隊らしき組織がいるって聞いてたけどーーー私たちだけで大丈夫かしら....」
心配そうにしている、後ろで軽機関銃をでかいカバンの中に入れているミレーヌがこう言った。
「私はベテランスパイじゃないけど。戦闘は慣れてるわーーその時は頼って...
事態が事態で大事みたいだから、この国の特殊部隊とスパイもくると思うわーーー
彼らは同じウエストサイドの友好国だから、お手伝いもしてくれるわ」
ミレーヌはそう言って不安になっていたエリザの肩に手を置いた。
「わかりましたーーーダニエルさん...大丈夫ですわよねーー」
イアリング式の通信機から危険を知らせる音が3回聞こえて3人は耳を澄ませた。
トントンと何かを叩く音が聞こえてきたーーー
アリサとミレーヌは首を傾げていたが....その通信が何なのかスパイ養成学校出身のエリザは考えた後でパッと浮かんで髪とペンを用意して聞き取った音を線と点で書き記したーー
それを見たミレーヌが驚いた表情をして無線機を手に取ってケイに報告を入れた。
意味がわからないアリサは首を傾げたままだったがーー
イアリングからの交信が切れて、エリザの書いた線と点を見てこう言った。
「モールス信号!?だったんですね」
「ええ、ダニエルさんからでしたーーー
暗号化してますわ。でもこれは、私も習ったコードだわーー
ーー敵に囚われて場所を移動してる。船には近寄るなーー」
エリザがそう言った時だった、
水平線の向こうから大きな光が見えて遅れて爆風が小型船を揺らした。
驚いた3人はその爆破されたのがダニエルが潜入したタンカーであるのは確実だと感じ取れた。
「移動したってどこにっーー?」
そう唇を噛み締めてエリザが悔しそうな顔をしていたーー
すると、無線機からケイの声が聞こえてきたーーー
『ダニエルの移動を捕捉できた。飛行機に移ったようだーーー行き先は不明。今の君たちの船だと追いかけられないぐらい距離が空けられているーー
一度、戻ってきてくれ。作戦を練る』
それを聞いてエリザが地面を強く踏んで一瞬地団駄を踏んだようなそぶりを見せた。
「戻るわよ。シグナルが出てるってことは生きてるわーーーそれにここにいたら、一般の沿岸警備隊がくるからに怪しまれるわ....」
ミレーヌはそういうと操舵室に戻り、船を港へと戻るように進路を変えたーーー
ーーーーー
「おっと、お目覚めかな色男?」
その声を聞いて、ダニエルは目を覚ました。
周りを見ると殺風景なコンクリートの壁に囲われ、電球が一個だけ天井からぶら下がっておる部屋にいることに気がついた。
「なんだ。えらく趣味のいい部屋じゃないか?」
声の主である裏切り者のロビンはどこか嬉しそうな顔をしながらニコニコしていた。
ダニエルはなぜか股の部分だけ空いた椅子に座らされて、縛られて動けなくなっていることに気がついた。
それを感じつつロビンにこうどこか余裕を見せながら鼻で笑ってこう言った。
「ところでだ...僕を捕まえたのは何か聞きたいことでもあるのか?」
それを聞いた、ロビンはどこかなんだか困った表情を見せながらこう言った。
「そうだな。組織は色々と聞きたいことがあるそうだーーー俺は今すぐにでもぶっ殺したいぐらいなんだけどな。
とりあえず、これはあの時のお礼だ!!」
ロビンはそう言って、ダニエルの頬を殴りつけたーーー
ダニエルは口の中が切れて血が出てきたのを感じたので、血を地面に吐き出してこう言った。
「おっと、こんな顔だと。美女に嫌われちゃうじゃないか?」
そう言うともう一発怒りのこもったロビンの拳がダニエルの頬にぶつかってきた。
ダニエルはニンマリと笑みを浮かべてこう言った。
「拷問にしては味っけがないな....個人的な恨みなのか?」
「そうだな。それが正しいかもしれないな...せっかくだ、スペシャルコースを楽しんでもらうーーー
組織はお前からウェストブロックが握っているプロジェクト・パクスについて聞きたいとしてるーーー
まーお前がいくら一流スパイだとしても、現場の駒にすぎないからそんなに多くを持ってないは承知の上だ。
さて、とりあえず知ってること言ってもらおうか?」
「おいおい。僕は”超“一流だ。間違えないでくれよ」
「全く面倒なやつだな。お前と組んでた時もお前みたいな鼻につくやつが嫌いだったんだよーーー
軍上がりでもない、民間上がりのくせに生意気なやつだったしな....まぁ、いい。
次はこっちの方で楽しんでもらうとしよう。
知ってること洗いざらい話すまで殺さないでやるさ」
ロビンはそういうと先を球にして結んだロープを手に取ってこう言った。
「俺はこういう趣味はないが、お前にはちょうどいいかもな」
「いい趣味してるじゃないか?」
結び目を振り回して勢いをつけてダニエルの座る椅子の下を叩いたーーー
「っ!ーーー」
「おぉ...見てるだけで痛そうだーーー少し憂さ晴らしのつもりにはなったが.....どうだ?少しは喋る気になったか?」
痛みを堪えながらダニエルは笑い始めたそれに合わせるようにロビンも笑った。
そして、ダニエルは口を開いてこう言った。
「こりゃまいったな。もう少し右の方を頼むよ。ロビン」
「そうかいーーー欲しがりなやつだなーーープロジェクト・パクスについて答えてくれよ!!」
ダニエルはそういうとまたロープを叩きつけたーーー
「よせ。ロビンーーー俺たちは西の犬には詳しくは用はないはずだーーー
個人的な恨みをこの作戦に持ち込まないでくれ?」
そう別の男の声が聞こえてダニエルはこう言ったーー
「久々ですね。ロスベント将軍ーーーお元気でしたか?ははっーーここは天国か何かかな?」
ダニエルはそういうと目の前に現れたイーストブロックの軍服に身を包み少将の階級章をつけた髭面の男性に向かってこう言ったーー
「お陰様でだ。ダニエルーーー以前、お前に消され掛けたのは互いに仕事のことだから水には流してやる。
今回は私の夢を実現するために少し地獄から戻って来させてもらったよ」
「そうかーーーロビンとロスベント将軍...なんの因果か気になるところだな」
それを聞いたロビンはまた、ダニエルをロープで打ち付けてこう吐き捨てた。
ダニエルの悲痛な悲鳴が部屋の中に広がった。
「いずれわかるさ。色男!」
「ロビン。上からの命令でこいつは殺すなってなってるーーわかってるな?」
ロスベントはそう叱責するようにロビンに言った。ロビンはため息をついて部屋を後にしていったーーー
それを見送った後でロスベントはダニエルの顔を見てこう言ったーー
「さて、今回は我々の邪魔をしないでくれよ。ダニエルーーー」
エレナ「それにしても...なかなか派手にやってるわね」
???「そうだな。あの男...確かに強かった。でも、あの拷問は流石に見てて痛い」
エレナ「あなたは潜入準備はできていて?西側に遅れをとるわけにはいかないわ」
???「ああ、問題ない。ウェストブロックの海軍装備の使い方は一通り確認ができた。以前いた世界でも、一応は特殊部隊にいたからこのあたりは慣れっこだ」
エレナ「そう。じゃあ、頼んだわよ。あなたの動きは期待してるーーーウェストブロックよりも先に裏切り者のロスベント少将を捕まえて色々と国家保安局が聞きたいみたいだかね」
???「分かった....これより、降下するーー」
エレナ「次回。令嬢がスパイになった理由ーーー乞うご期待」