黄金のハートを持つ紳士-13 黄金のハート
何かの薬を投与したアクレスは撃たれた弾丸の傷などの忘れたかのようにケロッとした顔をしながら、
着地した右腕はガトリング砲で左腕にはチェーンソーを取り付けたサイボーグをみながらこう言った。
「どうやら舞台は整ったみたいだな....ブルース・ブライアント...
お前にはにはもう一つ教えておかないといけないーーー
アリシアは研究にはあまりに消極的だったから....
仕方がなくこういう条件を取り出したよ
君とアリシアは愛し合ってたでも、
それは結ばれるわけにはいかなかった。
それは世間が誰も許すわけなかったし、彼女は悪名高きブライアント家の嫁ぐことによって彼女の順風満帆な研究者としての夢を壊しかけることになったーーそうだろ?」
ブルースはどこか怒りを抑えながら、こうかなり冷静な声でこう言ったーーー
「半分はあってる。だが半分は違う...
確かにあの当時俺はかなりやらかしてた。戦場で多くの無実の人を殺しまくり、復員してからもずっと犯罪に手を染めてたーーー
でも、彼女と出会い俺は何かを変わろうと思えた。
俺はただの悪魔だった。
でも彼女はそんな俺についてきた唯一の光だったーーー
これは心入れ替えて、この街を守ることに専念をした。
だから、一度は屋敷を出たモーガン・レンボーイにも手を出せた....
俺はこの街をアリシアのために綺麗にしたかった。
でもそこにお前らがやってきてめちゃくちゃにしやがったーーー」
ブルースはそういうと拳銃をアクレスに向けて数発撃ち込んだがアクレスはそれを何事もないように身を翻してかわした。
それを見てアリサはふと彼が自分に打ち込んだ薬が身体能力をあげるものだと理解できた。
「ブルースさん!あの薬...」
「身体能力を一時的に上げる薬だ。モーガンの作品の一つだ....」
ブルースがそう答えるとアリサとエリザの方を向いてこう言った。
「わがままかもしれないが。俺はアクレスをやるーーー心配するな、生きて明け渡してる。君たちの仕事だろ?
その条件にのってくれる代わりにあの鉄仮面を倒しておいてくれ」
それを聞いたエリザはウインクをしてこう言った。
「交渉成立ですわ。行きましょう、アリサ!」
「うん!オッケーです」
アリサとエリザはそういう互いに合図を送ると電撃警棒や催涙爆弾を手に持って鉄仮面のサイボーグ男の方へと走って行った。
それを見送った、ブルースとアクレスはゆっくりと近づいて行った。
互いに喧嘩や決闘というのに離れているような空気感を感じられたーー
ブルースはその空気感の中で、拳銃を投げ捨ててナイフを抜いてこう言った。
「死なない程度に切り刻んでやる」
それを聞いたアクレスは笑いながらこう言った。
「おいおい。今の俺だと人間の最大値の身体能力を持っているんだ。殺さないでナイフ一本で戦って捕まえられるとでも思うのか?」
ブルースはそれを聞いて、目は全く笑わないなまま声を出して笑いこうった。
「あいにくだが、俺はアリシアとの約束がある。
殺しは十分やったし、もう飽きたんだ。
戦場で敵兵を殺して、ゲリラと思われる少年少女まで殺して
マフィアとして裏切りの身内や敵対するギャングやファミリーの粛清をしてきたんだ。もーう十分だろ?」
それを聞いたアクレスは呆れた顔をしながら、どこかブルースを蔑むような目をしながらこう言った。
「全く。笑えないな....これだからギャングはよくわからないーーーオクトの崇高な目的の前にお前のチンケな夢やらこの街は霞む」
ブルースはそれを聞いて聞かずか、ナイフをアクレスに突き刺しにかかった。
それは完全に喉元を掠めるもので彼の言っていることとどこか矛盾しているように感じられた。
しかしその理由はわかったーーー
アクレスがそれを避けるのを先読みして、意識がガラ空きになった膝を踏みつけるような蹴りを放って来ていた。
弾丸を避けれる反射を持っていたとしても無意識のところにはもろに蹴りを受けてしまいアクレスの膝は曲がり地面に膝をつくような形になり、間髪入れずにブルースの拳が顎を捉えていた。
「俺はお前を殺さないで捕まえるって言っただろ。アリシアとの約束があるからな、もう殺しはしないし、この街をめちゃくちゃにさせるか....」
その一撃は完全にアクレスの脳を揺らして一発で意識を断ち切ったようだったーーー
一方で、アリサとエリザは鉄仮面サイボーグと戦いを続けているようだったーーー
アリサは催涙ガスの入った手榴弾で攻撃を仕掛け、息を止めたままで素早い動きで懐に入って、後ろ回し蹴りを顔面の叩き込もうとしたが蹴り足をサイボーグはガトリングがついている腕で払い除けた。
アリサはそれで吹き飛ばされたが、
空中で一回転してバランスを取り着地した。
「あ、特性の催涙弾が効かないなんて...いやですね」
機械音が聞こえて、サイボーグの腕のガトリングが回転し始めたのを見てエリザは声を上げてこう言った。
「アリサ!次来るわ!!」
エリザの声を聞いて、アリサはハッとしてその場から動き始めた。
それと同時にサイボーグはアリサにガトリングを見て弾を乱射し始めた。
「おっとと...やばいやばいやばい!」
アリサはそう言いながら近くの遮蔽物に身を隠した。
サイボーグの銃口がエリザやブルースの方に向いてきたので2人は共通の遮蔽物へ向かって走り始めた。
ブルースは遮蔽物に気絶したアクレスを滑り込ませるように投げ込み、地面に落ちていた拳銃を手に取りサイボーグ男に数発撃ったがダメージはないように感じ、さらにブルースに集中してガトリングを撃ち込んできていた。
遮蔽物に隠れたブルースは、先に隠れていたエリザにこう言ったーー
「緊張してるな。あの子と違って君はこういうのは慣れたないみたいだね」
そう言って、ブルースはニコッと笑みを浮かべた。
エリザはそれを聞いて、自分自身が恐怖心やら色々なことで呼吸が早まって息が上がっているのに気がつきゆっくりと呼吸しながらこう言った。
「そうですわね...アリサはこういうの楽しんでるみたいだけど、私はーーー」
「それが普通だ...弾丸が飛び交ってるなかを楽しめるのは狂ってるだけだーーーー
ま、通り過ぎて終えば狂うんだがな....
アリシアはそんな俺でも受け入れてくれたーー」
ブルースはそうどこか、寂しそうな目をしながらそう言ってアリサの方をに目を向けてこう言った。
「おい!注目を向けられるか!?」
「もちろんですよ!こんなの映画のワンシーン見たいじゃないですか!」
アリサはそういうどこかニコニコしながら、催涙弾ともう一つ何かを取り出してサイボーグに向かって投げ込んだ。
サイボーグは一瞬怯んだような様子を見せたのを見てブルースは身を乗り出して銃を構えて2発弾丸を撃った。
するとサイボーグはガトリングをブルースに向け直そうとした時...
ロケットランチャーが飛んでくるのをブルースは見てこう言った。
「伏せろ伏せろ!」
ブルースがそういう前にアリサは伏せる姿勢をとっていて、ブルースはエリザに覆い被さるようにして爆発に身構えたーーー
「間に合ったみたいだな!」
そうダニエルに声が聞こえてアリサは顔を上げるとロケットランチャーを構えるミレーヌとその横にダニエルがいるのが目に入ったーーー
「この基地はすでに海軍コマンドーが掌握したわ!!任務完了よ」
ミレーヌはそう言ってロケットランチャーを地面において走って来てアリサに手を差し伸ばした。
アリサ「ミレーヌさん登場遅いですよ!」
ミレーヌ「あ、そうだな...(不本意だけど作者が忘れてたらしくて登場のタイミングが今だって言われてロケットランチャー持たされて出ただけなんだけど...)」
エリザ「ミレーヌ。心の声がダダ漏れよ」
ミレーヌ「うっ...」
ダニエル「さて、あっけはなかったが....この基地は掌握できたな...」
タカノ「今回は西側に持たせるしかないが、こちらにも何か情報をくれよ。そうじゃないと...勝手に抜けて出て来た俺が酷い目にあうんだ」
ダニエル「それは心配ない。オクトに関することは共通でくるようにケイが手配してくれている」
タカノ「だったらいいけどな。これで終わりなのかちょっとあっけないか?」
アリサ「まだもう1話はありようですよ!次回、ブルースと言う男。乞うご期待!」




