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アリサの異世界スパイ大作戦  作者: アーサー・リュウ
黄金のハートを持つ紳士
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黄金のハートを持つ紳士-9 ブルースvsタカノ


「さて...あまり乗る気はならないがーーーお前がその気なら乗るぜ」


ブルースはそう言いながら、カミソリをくるくると回しながらタカノに近づいて行ったーーー


「同じ匂いのする奴とは久々に会うなーーー本当は殺し合いから足を洗いたかったがーーーー

俺を救う天使はもう居ない...なら本来あるべき場所にいるべきだろう...


冷たい雨の中でジャングルを突き進み、恐怖と血と硝煙に塗れた静かな暗闇を進む...お前もそうだろ?」


ブルースはそう言って殺意剥き出してタカノへ向かって行くと、タカノは表情一つ変えずにナイフをブルースに向けてこう言ったーーー


「同類にされるのは困るな....俺は元の世界に帰るため、置いてきた家族のために戦うだけだーーー


アリシアがお前の心の拠り所だったのかもしれないが...それは俺にとってはどうだっていい話だと」


ブルースはそれを聞くなり喉元に向かってカミソリを素早く切りつけたが、タカノはそれをバックステップで交わしてカミソリを蹴って手放させた。


ブルースはすかさず懐からナイフを取り出して、また続けてタカノに切り掛かった。


「続々するぜーーー本当はもうこいつは使いたくなかったんだがな」


ブルースはそう殺意に満ちながらナイフで斬撃を加えるがタカノはスレスレでそれを交わして首にカウンターを返した。


ブルースはそれを交わしきれずてで腕でナイフを受け止めてタカノを蹴って距離を取った。

腕からは血が滴り落ちいたが、ブルースはどこか痛みで堪えることもなく、狂人的な笑みを見せていた。


それをみたタカノは無機質な表情を見せていたーーー


アリサはそのタカノの表情から静かな殺気を感じてそれがブルースと同じものを感じられた。


タカノはため息をついてこうブルースに言ったーーー


「同類にはされたくないが、お前にはどこか共感できそうな気がするーーー

アリシアが唯一の救いだったのかもしれないな。

俺も思う...妻や娘達を殺されたらお前みたいになってたかもしれないーーー

だが、同情はするがここは譲らない....博士はイーストブロックへ連れて行く」


アリサはそれを聞いて、咄嗟に動いてこういったーーー


「待ってください!博士を連れていかれるわけには行きません!オクトのことを話してもらわないと」


そう言ってアリサはブルースの前に立って、タカノに対峙する形を取ったーー

圧倒的な殺気に足が震えてはいたものの自分自身がスパイであって任務を失敗させるわけにはいかないと感じたからだったーーー


しかし、それを払いのけてブルースがナイフをタカノに向けてこう言ったーー


「殺し合いが部が悪いのはわかったーーーー取引をしよう...」


「どんな取引だ?」


「お前らもオクトの構成員の捕縛を望んでるはずだ。

それに、俺が武器を回収したオクト傘下の組織に残党に関する情報を持ってるーーー


お前らから武器を盗んだオクトに関する情報と引き換えに博士を返してくれないか?」


ブルースはそうどこか疲れ気味ながらも、余裕そうな雰囲気を見せながらそうタカノにいうとタカノは首を傾げて質問を投げかけた。


「断れば?」


ブルースはそれを聞いてこう言った。


「ウエストブロックで活動している、イーストブロックのスパイ組織が関わってる企業の現金化を行う。お前らを市場から締め出す....

とその前に...実力行使はするけどな」


ブルースがそういうと建物中にゾロゾロと黒いスーツに身を包みマシンガンを持ったギャング達が殺到した。

その銃口はモーガンとタカノに向けられていたーーーー


タカノは両手をあげて、ナイフを地面に落としてどこか呆れたような表情を見せてこう言ったーーー


「どうやら、この土俵で戦うのは不利なようだなーーー流石は自分が王と言ってるだけあるか....」


ブルースはそういうとモーガンの方へ進み、タカノにこう言ったーーー


「この街では俺が王様だーーー忘れないでほしいな....モーガンを見つけて保護してくれていたことに感謝して武器の一部はすでに東側と西側に半々で渡す予定はできてる」


ブルースはそういうと、タカノはどこか鼻で笑ってこう返事を返した。


「一部ってことはまだ取引をしたいのか?」


ブルースはそういうと手を挙げて部下達に銃を下すように指示をして、モーガンに近づきながらこう言った。


「次は対等な関係で共闘を願いたい。俺だって東西の和平には賛成な穏健派の人だーーーー

それを邪魔する、オクトのやろうをぶっ潰したいからみんなで手を取り合おうって話だーーー


それに...モーガンをこうさせて、アリシアを殺させたこの街にいるオクトの手先には本当に許せないからな」


ブルースがそういうとモーガンはかなり気まずそうな顔をしてこう言ったーーー


「ブルース様...私は、私は...アリシアにーーー


「言わなくていい....だが、俺を裏切りオクトに協力したことは許さないーー」


ブルースはそうどこか冷たい目でモーガンを見てそう言った。

モーガンはそれを聞いて完全に怯え切って顔が引き攣った後でこう言ったーーー


「私は警察局長のトーマス・エンホルダーからのオクトの話を....」


そしてそう言った後彼はいきなりもがき苦しみ始めて...

地面にのたうち回り始めたーー


何が起こったか誰もが驚いていたが、タカノだけは落ち着いていてナイフを構え直して距離をとった。


「まさかこの世界でも魔法の術式を展開できるなんてな.....ファンタジー世界じゃないはずなんだけどなーーーみんな!気をつけろ!!」


タカノはそう言って周りに危険を知らせたーー

そして、痛みを堪えながらモーガンはこう言った。


「ブルース様お逃げください!!!私の中に爆弾が仕掛けられたようです!!

せめてもの罪滅に私は事実をーーーー

オクトは!ブルース様から意図的にアリシアをっ」


「モーガン!何も言うな!!!おい!」


ブルースはそう言って、モーガンに近づこうとしたが、タカノがその間に立ってそれを制した。


「おい!どけ!」


「まだ死なれたら困るーーー今は退くしかない!!逃げろ!!」


それを聞いた、アリサはハッとして近くにいたアキラとブルースの手下の手を握って引っ張るようにしたーーー


「マジでやばいです!逃げましょ」


「オッケーわかった!」


アキラはアリサに言葉を聞いて素直に聞き入れて、ブルースの部下たちも少し戸惑いながらもアリサの言葉に従って屋敷の外に出るように動き出した。


タカノはブルースを引っ張り出す形で屋敷の外へと向かったーーー

全員が屋敷の外の出た瞬間、爆発音と共に屋敷に大きく火が着いたのが目に入ったーーー


ブルースは焼け落ちて行く屋敷を見ながらどこか悲しげな顔をしながらこう呟いた。


「なんで、俺はこうならないといけないんだ....」


ブルースはそう呟くと落胆したように項垂れて大きくため息をついたーーそして、彼は空を見上げながらこう呟いた。


「オクト...俺を陥れて楽しんでるのか?」


それを聞いたアリサが話を始めた。


「ブルースさん...私達はオクトを追ってます。それに協力したいですーーー」


それを聞いたブルースは、ため息をついてこう言ったーーー


「お前は、エリザのお友達だったなーーーー協力してもらえるならありがたいな....さて、トーマス・エンホルダーに会いに行こうと思うが.....

あいつはこの街の警察局長だ。

色々と厄介なやつで、直接会いにいくわけにも行かないかーーー


あいつの周りには、オクトの手下もそうだが俺を殺し違ってるやつも多いからなー」


ブルースはそう言って何か思い詰めたような顔をして悩んでいる時に、白い海軍の制服をきたダニエルが突然颯爽と現れてこう言ったーーー


「ボクにいい考えがある。オクトの秘密倉庫の情報も気になるしーー一緒に警察局の本局ツアーってのはどうだろう?」


それを聞いた、ダニエルは大きな声で笑ってその提案を受け入れた。


「それは面白いかもな。それに役者は十分だろうからな」



エリザ「この街のオクトに関わる人物って...警察局長が濃厚だったのですわねーーーでも、今彼ってどこにいますの?」


ミレーヌ「うーん。なかなか捕まえられない人物みたいだわ。警察局にも姿を見せてないみたいなのを聞くわ」


エリザ「でもどこかのかしら...それにしても生物兵器の製造に関わってたなんてね」


ミレーヌ「そうね。早急にこの事件に関わることは抑えておかないとなかなか嫌な気がするわ...」


エリザ「オクトって謎が多すぎますわ。彼らは一体誰が何のために作った組織なのかしら」


ミーレヌ「それは東西そっちの諜報組織も追ってる内容よ。とにかく、東西のバランスを崩して戦争をさせたがっているのだけは確実なようよ....


さて、ブルース達は警察局長の会いに行くようだけど...どうするんだろう」


エリザ「そうね。次回、オクトの野望。乞うご期待!」

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