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アリサの異世界スパイ大作戦  作者: アーサー・リュウ
黄金のハートを持つ紳士
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黄金のハートを持つ紳士-8 オクトの影

目の前に現れた大男を前に少しビビりながらもアリサは懐から電撃警棒を取り出して構えを取った。


それをみたアキラはどこか関心がありそうにそのアリサの武器を見てこう呟いた。


「そういいのあるのちょっとありがたいなーーさて、行きますか」


アキラはそういうとアリサと共に大男の突っ込んでいた。


大男の地面を砕いた拳がアキラの頬を掠めるがアキラはそれを交わしてボディに拳を打ち込んだーーー


ドンとか硬い音が聞こえてアキラは痛そうに殴った手を抑えて距離をとってこう言った。


「おいおい。硬すぎだろ....痛ってーなおい...」


それを聞いたモーガンはどこか勝ち誇ったような表情をしてこう言った。


「おいおい。さっきのとは違うんだよ。こいつは見た目こそは人間だが全身を鋼鉄の骨格で覆ってるんだよーーー生身の人間の力では無理に決まってるだろ」


「なるほどなーサイボーグか....」


アキラはそう呟く頃には、アリサが少し衝撃で揺らいでいた大男を隙を見て懐に潜り込んで、電撃警棒で殴りつけた。

脇腹に警棒が触れた時アリサの身体に電流が走ってきた。


「あばばばばばば!!痺れるぅぅぅぅ」


アリサは咄嗟に警棒から手を離して、大男から距離を取ったーーー

モーガンはそれをみてこう言った。


「電撃も無駄無駄。跳ね返すこともできるんだよーーー」


電撃を流した大男はさらによろめいてはいたが、姿勢を整えて構えを取った。

モーガンは撃つ手がないアリサとアキラをみてこう言ったーー


「どうやら、今回のサイボーグは完璧だったようだな。訓練された人と同等に戦える...それはいい。


これも私の研究の成果だ。

これでオクトには借りを返せそうだなーーー」


そうモーガンが呟いた時だった。

ある男性の声が聞こえてきた。


「どうやら、少し遅れたようだなーーー」


その声と同時に上から、ある男性が大男の上に飛び降りてきた。

手にはナイフを握っていて、上下の迷彩服に身を包む彼は一瞬でサイボーグの喉にナイフを突き刺して着地した。


大男サイボーグが崩れるように倒れてその飛び降りてきた男性はこう言った。


「またせーーー」


「キリシマ・タカノさん!!」


アリサはそう彼の名前を読んだ。

彼はそうウエストブロックのスパイである異世界人のタカノだったのだ。


「すまないが、セリフを取らないでくれるか?」


タカノはそう言ってため息をはいてアリサにいうとアリサは照れくさそうにしながらすいませんと言った。


「あーもう。なんだよ!!!お前強すぎるだろ!!」


モーガンがそう叫ぶとタカノは首を傾げてモーガンにこう言った。


「さぁーな。主人公補正とかじゃないのか?」


「いやいや。お前じゃないだろ....まーいい。こんなべらぼうに強い...お前は何者だ!?

イーストブロックの迷彩服ってことは....イーストブロックの対外諜報部か?」


「イーストの工作員なのあってるが....ちょっと残念。保安委員会の方だーーーさて、モーガン・レンボーイ博士。色々とオクトと姪の事件について喋ってもらうか?」


それを聞いたアキラがタカノの方をみてお前は誰だという顔をしながらこう言った。


「おいおいおい....キリシマってお前も日本人かよーーーしかもイーストの工作員って....この事件どんだけデカイ話なんだよ」


「まー気にしないでくれ。あなたもアリシア・レンボーイの事件を捜査しているのだろうし....

敵じゃないことだけは分かってくれませんか?」


タカノはそういうとモーガンの方へと近寄って行った。

モーガンは怯えた様子を見せながらこう言った。


「なぜ...東西から追われることがあるんだーーー私はただ、研究を続けたかっただけなのに...

わかった。話す、話すからーーー命を守って欲しい」


それを聞いた、タカノは考えるように指を顎に当ててから、素早い動きで投げナイフを懐から取り出して天井のある部分に向けて放った。


そのナイフは天井に隠れていた人物に命中して彼は地面から落ちてきた。その人物の服を見てアキラは驚いていたーーー


「おいおい。なんで市警の特殊部隊がいるんだよーーー大丈夫か?」


その上から落ちてきた男性は警官のようで、落ちてくると同時にライフルも上から落ちてきた。


「すまない。刑事さんーーー身内に手錠を掛けるのは嫌かもしれないが....捕縛しておいてくれないか?

モーガン・レンボーイの暗殺を任務にしていた人物だーーー

まだ、ここで彼を殺されるわけにはいかない....


殺すつもりはないがーーー

もしいやというなら、俺はやらないといけない」


タカノのその言葉を聞いて、アキラはうんと頷いてこう言ったーー


「わかった。殺さなかったことは感謝するーー嬢ちゃん、包帯はあるか?」


「ええ。ありますよ」


アリサはアキラの方へ近づきポケットから包帯を取り出して警官の身体に刺さったナイフを動かないように固定した。

アキラはそれと同時並行に手錠を掛けて、警官が装備していた拳銃を手に取って弾を抜いた。


「さて、これで信用してもらえただろうか?」


淡々とタカノはモーガンに語りかけるとモーガンは、大きくため息をついて疲れた表情を見せてこう言った。


「わかったーーー話そう。まさか、市警察が命を取りに来ていたとはね。ブルース様にも事情を話せば殺されるだろうし...

なかなか困った状況になったよーーー


私はブライアント家で薬師をしていた家系に生まれた。

ブルース様のビジネスがうまく行き、ブルース様の資本で私は研究をするための薬品会社を創設した。


最初は、純粋に色々な薬品を作ってみたくて色々とやっていた。

ブルース様の資金のために違法薬物の生成も行いましたが....

でもそれは、イーストやウエストの政府からこの街を守るためにとやってきたことだったーー


私はそこで腕を買われてある人物と接触して変わった。

それがオクトの人物だったことを後から知ったがな。

そこで私は兵器転用が可能な人体改造に関わる研究を秘密裏に開始し始めたーーー


その研究は秘密にしなければならなかったーーー

なんせ、これが東西の政府のどちらかに渡れば....軍事バランスが崩れて大戦の恐れがあったからだ。

この研究が進めば、きっとブルース様が好きなこの街を守るための武器になると感じて私は承諾したーーー」


「なるほど...ブルースさんってこの街を守りたいってことで動いてたんですね」


アリサはそう呟くとモーガンは頷いてこう答えた。


「ええ。私もブルース様のその目標に賛成だったーーーー東西の間で自由にできたこの街が好きだからできた。


この街を守る武器になると思い研究を続けてたある日....

アリシアとブルース様の婚約の話を聞きましたーーー


亡き妹の娘、私にとっても娘のようなアリシアがブルース様と結婚されるというのを聞いてとても嬉しかったが...

ある事件が起こったーーー


アリシアがイースト政府の工作員と繋がっていて、私の研究資料を持ち出ししようとしたんだーーー」


そのことを聞いて、アリサとアキラは驚いたがタカノはそうでなかったようで、どこか安心したような顔をしてこう言った。


「アリシアと東の接触はあったことで間違いないんだな...で、それがオクトにバレてしまいアリシアをどうにかしろと言われた口か?」


それを聞いたモーガンは一気に暗い表情を見せながら頷いてこう言った。


「ああ。その通りだ...オクト側から、アリシアの始末を命ぜられた。

そうしないとブルース様を含めて...この研究に関わった人物を全員を消すと脅されたーーー私はそれでーーー」


その言葉を聞いてタカノは視線を別の方に向けてナイフを構えた。

アリサとアキラは気がつくのが遅れたが、そこには三人のマシンガンを持つギャングを引き連れたブールスが屋敷に入っていることに気がついたーーー


「話はわかったーーーモーガン...少しは相談をして欲しかったーーだが、これで俺が復讐すべき相手は分かったーーさて、話の続きを聞かせてくれないか?」


それを聞いてアキラとアリサが動こうとしたが、ブルースがそれを静止するようにこう言った。


「おっと、変な動きをするなよーーここは仮にも俺の家だ。家主の意向は汲み取ってくれよ」


ブルースのその言葉を聞いて、アリサとアキラは両手を挙げたーーー

しかし1人だけは意識気が違っていた。


タカノはナイフを構えてこう言ったーーー


「俺は俺の独断だが....武器の場所よりはここ博士を連れて帰らせてもらった方が我々には得のようだーーー」


それを聞いた、ブルースは大声で笑ってこう言ったーーー


「どうやら、契約は破談のようだなーーーだが、オクトに繋がる話がきたんだ、離すわけないだろ.....

俺の大事な光を奪った野郎をぶっ殺すまでは俺の気は収まらないのを知ってのことだよな!!」


ブルースがそういうと懐からカミソリを取り出して構えたーーー

ダニエル「これは急いだ方が良さそうだ...」


ケイ「モーガンを抑えた方がいいーーー急いで向かってくれ。それに警察の動きも不穏すぎる」


ダニエル「局長が関わってるのは確かだーーーボクもブライアント邸に向か....いやーーー

僕は別を当たることにする。アリサ、エリザ、ミレーヌがいるなら問題ないはずだ」


ケイ「珍しいな、君が仲間を頼るとはなーー」


ダニエル「ケイ。僕は今までソロで動いてたがーーー彼女達の実力はまだまだにしろ...任せられるの確かだ」


ケイ「そうか...応援は別途用意しよう。君の方は大丈夫か?」


ダニエル「心遣いはありがたいが、1人の方がいい。モーガン・レンボーイ博士の裏にある人物に当たってみるよ。この一連の事件に関わってそうだからね」


ケイ「わかった。君は黒幕を当たってくれるわけだなーーー次回、ブルースvsタカノ。乞うご期待」


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