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アリサの異世界スパイ大作戦  作者: アーサー・リュウ
黄金のハートを持つ紳士
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黄金のハートを持つ紳士-6 ギャングの手の上で踊る


ケイは頭を抱えていた。

どうも、オクトに関する情報がある人物で途切れてしまうからその先の話が想像がつかないでいた。


ブルースの身辺にはオクトの関わる数人がいたが、そのうちの1人はブルースの部下でこの前の会合でブチギレしたブルースに撲殺された傘下組織のドレイン商会の会長トーマス・ドレインであった。


そして噂があるは....

警察局長、ブルースの対抗勢力であるギャングのアルフェン一家のボス...そして、アリシアの身辺に関わっていた人物というのを聞いている。


ダニエルはアリシアの事件がなんらかにオクトの大きな動きの関わると組んで隠された武器と並行してそれを探しに当たっていた。


エリザは身分がバレていたとしても半愛人状態でブルースのそばに入り込めたようで、彼から何かを探ろうとしていた。


ケイは色々な情報を書き込んだ、壁掛けボードを見ながら思考をめぐらせたーーー


ダニエルが、部屋に入って来て近くにあった椅子に座り手に持っていた。ワインの栓を空けてこういった。


「ケイ。これを手に入れたんだーーー少し飲まないか?」


「ああ。それもそうだが...何か有力な情報はなかったのか?」


ケイはそう聞くと、ダニエルはニコッと微笑んで持っていたボトルをケイに見せて来た。

冗談かと思ったが、ダニエルはそのつもりではなかったようだ。


「この会社は、アリシアが亡くなった翌日にアルフェン一家の息のかかったフロント企業がブルースの縄張りの地域のホテルは酒屋に急に入って来たそうだ。

そして、そのタイミングでアルフェン一家が幅を効かせ始めたって話を聞いたーーー


まだ明確ではないが、対立していたアルフェン一家にブルースが少し譲歩をしたという話が上がってる

そして、その後に市警察が行った急遽のブルースの逮捕とアルフェン一家の一斉摘発とアルフェンのボスが凶弾に倒れて意識不明の重体になって一家は壊滅と言ったら具合らしい」


「何かありそうだな...抗争レベルで対立していたのに急にブルースが譲歩した点が気になる」


ケイはそう聞くとボードにその情報を書き込んで、グラスをダニエルに渡した。


「アルフェン一家の元幹部との接触ができて、あることがわかったーー

アリシアがオクトの何かに関わってた可能性があるってことを聞けた」


「そうか...オクトに繋がりそう....って詳細は聞けてないのか?」


ケイはそうダニエルが普段と違い正確なことを言えてないことに疑問に感じて聞くとダニエルは首を傾げてこう言った。


「何者かに消された。僕は無事だったが、相当腕の立つヒットマン達が彼を消しにきていた....


どうやら、アルフェン一家のある特定の幹部はすでに死亡か失踪もしくは、意識不明という形になっていた。

オクトが何か繋がりを消したいとでも思っているのだろうかと確信ができたよ」


「そうか....オクトは東西の不和を目的としてると分析はされているが、なぜ市中のギャングに手をかけているのだろうか?」


ケイはそういうと、部屋にミレーヌとアリサとエリザが入って来た。それを見たダニエルはニコッと笑みを浮かべてこう言った。


「彼女達が何か知ってると思う」


それを聞いたアリサはなんの話をしていたか想像もつきませんと言わんばかりに首を傾げてこう言った。


「分かりましたよ。ブルースさんがオクトにマークされている理由が....」


「そうか!ちょうどそれが気になってたんだ」


ケイのその言葉を聞くと、アリサは得意げになりながらテーブルに資料を挟んだファイルを置いて胸を張ってこう言った。


「ブルースさんが持ってるブライアント・コンツェルンは以前。この新兵器開発に関わる研究を行ってた部門を持っていたそうです」


それを聞いた、ダニエルは資料を開いて読み始めてこう呟いた。

「第三次東西融和計画が始まって開発が中断された人体改造に関わっていたなんてなーーー」


「あの禁忌と言われた...生物兵器に関わるあれか。

軍部でもそれに関しては凍結されて東西間で破棄をすると取り決めになったあれかーーー」


ケイはそう驚いているとミレーヌが深刻そうな顔をしてこう言った。


「凍結されて破棄されたのがなぜ関わっているんでしょうか?....」


それを聞いたエリザがこう呟くように言った。


「国家レベルでは破棄だとしても...財閥や企業だとその研究に関しては情報を欲しがってましたわ。

私のお父様もその件に関しては耳を傾けてましたしーーー

それに....」


言葉を詰まらせた、エリザを見てダニエルはその続きを呟くように言った。


「その研究の成果を知っているのは、レンボーイ博士ただ1人。

彼は騎士家であるブライアント家に代々仕える薬師の一族だったな...すでに亡くなっていると聞くが」


「はい。そうですわーーーでも、その研究結果を姪が知っているという話がありまして。

彼女の名前はアリシア・レンボーイーーー

ブルースの婚約者ですわ」


それを聞いたダニエルは何かが分かったのかニコッと笑みを見せてこう言った。


「どうやら、彼の身辺を当たると思わぬ大物が引っかかって来そうだなーーオクトの尻尾を捉えられるかもしれないな」


それを聞いたケイは頭の中で思考を巡らせた後、部下達に今後の動きについてこう指示を送ったーーー


「アリシア・レンボーイの事件を追って、オクトの動きを探ろう。

そのついでで、本来の任務である消えた東の武器を探れそうだな」


「そうだな。それが良さそうだーーーしかし、ブルースも復讐のためかにオクトを探ってるってなると俺たちはギャングの手の上で踊らされている自分だなーーーー」


それを聞いたミレーヌがうんうんと頷いてこう言った。


「確かにね。でも、侮れないわ。ただの一介のギャングのやり方じゃないわーーー彼にはどこか凄みを感じるわ」


それを聞いたダニエルは首を傾げてこう言ったーーー


「おっと、それは聞き捨てならないな。ここにもっといい男がいるのに」


それを聞いたアリサとミレーヌは愛想笑いを見せた。

ため息をついたケイがこう言ったーーー


「まー東西の大国を相手取って...自分の得物で取引をするぐらいの肝のすわり方をしてるからなーーーーブルースの動きにも注視して動いく。エリザは引き続き彼のそばで情報を探ってくれ」


「了解ですわーーーちょっと彼を落としてみたくなりましてね。燃えてますわ」


エリザはそうどこか冗談まじりな感じで言ったあと手を振って部屋を出るために出口の方へと向かい始めた。

アリサはそれを見て続くように出口へ向かって行った。


「では、私は引き続き、ブルースさんの仕事系の身辺を調べながらアリシアさんについて探って来ます」


「わかった。2人とも気をつけてくれよ....ブルースはかなり凶悪だってことを忘れないでくれ」


「「了解」」


アリサとエリザはそう声を揃えてケイに対して返事をすると部屋を後にして行ったーー


「ミレーヌは、彼女達2人のサポートを頼む」


「了解です」


ミレーヌはそう返事をして部屋を後にしていった。

それを見送ったケイはボードの新たな情報を書き込んでダニエルの方を見た。


彼はどこか少しだけ悩んでいるように見えた。

きっと旧友の一番苦しい過去を見て何かを思うことがあるのだろう感じられた。


ダニエルはグラスに入ったワインを飲み干してこう呟くように言った。


「ブルースの身辺で何か不穏なことが起こりそうだという情報を聞いた。もしかするとオクトが彼を消そうと動き始めたのかもしれないーーー」


「私もその噂はかねがね聞いてる。しかし、あんな大物のブルースを消すとなるとビッグアップルが混乱を起こしてオクトの足が出てきてしまう気がするんだがーーー」


「それでもやってくるような奴ら...なのかもしれない。僕はブルース本人のここ数年の動きを1から洗ってみるーーー」


ダニエルはそういうとグラスをテーブルの上において部屋を後にしていった。

1人残ったケイは色々と情報を書き込んだボードを見てこう呟いた。


「やっぱり。イーストの彼らも同じ動きをしてきそうだな。武器を見つけるのに関しては利害が一致してる。

互いに協力できればと感じるよ。東西の誰も混沌は望んでないからなーー」


ケイはそう呟くように仕掛けられていた盗聴器に向かってそう言った。

エレナ「げ、バレてたとは思わなかったわーーー」


タカノ「流石に素人任せは行けなかった」


エレナ「でもまぁ...仕方がないわ。武器がブルースの手の内にあって見つかるまでは西側と対立する必要はないわ。ブルースの周りの状況は洗えてるのかしら?」


タカノ「一応な、気になったことがあるから...旧ブラント邸に向かう。アリシアの死の謎が俺たちの追ってる。オクトに近づくなら一石二鳥だろ?


それに俺は早く元の世界に帰りたい。君たちとの契約はオクトに関わることに関することだからな」


エレナ「ええ。それもそうね...でも、人員がさけないから、単独で大丈夫?」


タカノ「問題ない。レンボーイ博士の背後のは何処かきな臭さを感じる。

オクトの組織に関わる情報を手に入れられる格好の好奇だと感じられる。まっ、勘だがな」


エレナ「そう。通信回線だけは回しておいてねーー」


タカノ「了解だ。次回、拳骨刑事諸悪の根源を見つける。そう言えば、異世界人の刑事がいたんだったなーーあいつも、邸に向かうようだな。乞うご期待!」


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