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アリサの異世界スパイ大作戦  作者: アーサー・リュウ
黄金のハートを持つ紳士
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黄金のハートを持つ紳士-5 ブルースの手札

「さて、役者は揃ったから俺から提示をしよう....

ウエストブロックは行方不明になったイーストブロックの武器の行方とそれを使った大規模犯罪の防止、それにオクトの潜伏者の情報収集。


イーストブロックは盗まれた武器の回収もしくは破壊を目的としてついでにオクトの構成員の捕縛が目的。で間違いないな?」


ブルースはそう見透かしたようにイーストブロックの思惑を当てておりエリザは驚いていた。

エレナも少し驚いておりどうやら図星のようだった。


「俺が欲しいのはこの街に潜んでいるオクトの関係者....アリシアをサラって、化け物に変えたやつの正体と居場所だーーーそこで協力と取引としよう。互いに利害は一致してる」


それを聞いたエレナは鼻で笑って首を傾げこう言った。


「あら、あなたに協力すると何かメリットでもあるのかしら?そうとうお金を持ってるから、金でイーストブロックを買収しようとでも」


ブルースはそのエレナの言葉を聞いってニンマリとしら笑みを浮かべて懐から拳銃を取り出してこう言った。


その拳銃はイーストブロックの物だとはわかったが、見覚えのないものだった。


「手始めにこれを返す。あと残りは交渉材料としてそうだ?」


ブルースは拳銃をテーブルの上を滑らせてエレナに渡した。

エレナは拳銃を見て目を一瞬丸くして、その後鋭い眼差しを彼に向けてこう言ったーーー


「あなたが盗んだのね」


ブルースはその鋭い眼差しにも動揺せず首を振ってこう言った。


「それは少し違う。オクトの傘下にいる敵対組織から奪い取った」


エレナはその銃を取り弾が装填されてるのを確認してブルースに向けようとしたがその瞬間、タカノは素早く拳銃とナイフを取り出したが動きを止めた。

どうやら、赤いレーザーポイントがエレナとタカノと胸と額に当たっていてエリザにもそれが向いていることに気がついた。


「俺を脅したり殺せば、傘下の兄弟達がブチギレるのもあるが....

武器は第三者へ流すことにしてる。イーストブロックの最新鋭の武器だーーーテロリストや反体制派の奴らは喉から手が出るほどだろう。


そうなったら、君たちはスパイとして任務失敗だ」


ブルースは余裕を見せながら手をあげるとレーザーポイントは消えた。

エレナもため息をついて拳銃を懐に納めてこう言った。


「この街の王は俺だ。西も東も関係ないーー

さて、俺が言った通りだが、欲しいのはその情報だけだ。ウエスト側もそれで問題ないだろうか?」


エリザはそれを聞くと「ええ」と返事を返した。

通信を返してこの話はケイ、ダニエル、ミレーヌ、アリサも傍聴していてケイからのゴーサインがでていたからそう返した。


「期限は今日から30日だ....俺が奴を見つけるか、有力な情報をもらえれば....武器もありかを東西どちらにも同じ時間で伝えるーーー


見つからなければ、武器を第三者に引き渡す.....これでいいかな?」


ブルースは彼なりに東西の合間を取った、提案を出してきたーー

多分だが、その情報をフェアーに教える気でいるようだった。


そうすれば、効率よく東西の諜報組織を使ってオクトの情報を仕入れられるからだろうとエリザは感じられた。

それにウエストブロックには今出せるブルースを優遇する手がこれと言ってないし、イーストブロックも融通する手がないというのは目に見えていたーーー


彼が成し遂げたいのは復讐。ただそれだけなのだろうと、エリザは感じていた。


「リミットは30日ね....わかったわーーー」


エレナはそういうとため息をついてそう言った後こう付け足すようにこう言った。


「ブライアントさん。あなたがしてることは何かわかってるかしら?」


エレナはそう真剣な眼差しを向けてブルースに尋ねると、ブルースは表情一つ変えずに淡々とこう答えた。


「一歩間違えば、東西での大戦は逃れられないっていうんだろう。

それがどうした。


世界を巻き込んででも、俺は俺自身の望みを叶えるーーー

俺を地獄から救い上げようとした天使のは根をもぎ取った奴らを俺は許すつもりはない。


すでに魂は悪魔に売ったーーー」


ブルースの言葉には重みがあった、エレナとエリザはその言葉に対して口答えをする気すら怒らなかった。


彼の冷め切った鋭い刃のような視線の裏には、どこか燃えたぎるようなオクトへの復讐心が見えていた。


タカノはそれを聞いて、ため息をついてブルースと同じような目をしてこう言った。


「復讐で世界を壊せるか....」


ブルースはその言葉を聞いてタカノの方を向くとニコッと微笑んでこう言った。


「俺は鼻がよく効くが、お前も俺と同じような匂いがするよ。

地獄で苦しんで血で手を汚しながらも戦って来た同類の匂いがな」


「そうか...」


タカノはそう呟くようにいうと、エレナの肩をポンと叩いて席を立って、エリザにアイコンタクトを取ってこう言った。


「早速、当てがある。時間がないなら仕事に取り掛からせてもらう。ウエストの皆さんにもよろしくな」


「ええ」


エリザがそう答えるとタカノは部屋から出て行った。

それに続いてエレナも部屋を後にしていったーーー


ブルースは運ばれた食事に手をつけながらエリザにこう言った。


「さて、せっかくの食事だ。楽しんでおいてくれーーーイーストの奴らのは口に合わなかったのだろうな」


「ええ。そうですわねーーー」


ーーーー


アリサはエリザが入った同じレストランの別の席でミレーヌと食事をしながら会話を通信機越しに聞いていた。


「ブルースがまさか仕掛けて来るなんてね...彼の身辺を当たってみた方が良さそうね」


そうミレーヌが言ったのを聞いてアリサはうんと頷いて食事に手をかけた。


「そういえば、受付嬢や社員の間で噂になってる、アリシアっていう女性についてに情報はミレーヌさん把握してますか?」


「ええ。軽くねーーそれがどうかしたからしら?」


「ブルースさんの条件を飲むなら、彼女を探すのもありかなとおもいまして....あ、このお肉美味しい」


アリサはそう喋りながら話をすると、ミレーヌがこう言った。


「食べるか、喋るかどちらかにすれば?お肉は逃げないわよ」


ミレーヌはどこか呆れていたが、アリサは美味しいステーキを食べるのをやめなかった。


「アリシアの情報なら....多分色々なところのあると思います!モグモグ」


「確かにそこから、洗うのはアリかもね。じゃあ、探ってもらえるかしら?私は、武器の方をあってみるわ」


「わ、分かりました!」


「さて、ゆっくり食べなさいな」


アリサの食事しながらの答えを聞いて、ミレーヌはそう言った。


「今日は、実は朝から何も食べてなかったんですよ〜」


アリサはそう照れながらミレーヌにがっついている理由を伝えた。

エリザが遅刻した影響で仕事をその分、アリサがこなしていたので食べる暇もなかったという話である。


「エリザもアリシアのことを探るといってたので2人でやります!」


「わかったわ。社長には私が伝えておくわ....

そうだ、社長からなんだけど。


オクトの構成員の情報があったわ。

アリシアが亡くなった事件二の関わってるらしいわーーー

危険な相手だから、当たる場合は気をつけてね。社長も彼の身辺を洗っているわ」


ミレーヌはそういうとカバンから封筒を取り出して、アリサに手渡した。


アリサはその資料をみて通信機でエリザを呼び出したーーー


「エリザ。気になるものがあったわーーー調べられそう?」


アリサはそういうと資料に書かれた、アリシアの事故死に関わる容疑者リストに乗っていた住所を指差してこう言った。


「ブルースの家の一つが何か関係ありそう」


アリサはそういう時食事を終えて、席を立ち上がりエリザと合流することにした。

ダニエル「ブルースの身辺か....アリシアって確か、地方から出てきたよく経歴がわかってない女性だったな....


どこを探しても彼女の出生に関わる資料が見当たらないーーー」


ケイ「そうだな...ブルースの身辺には他にオクトに繋がってそうな奴らがいるが一つ一つ片付けていくしかないのだろうか.....」


ダニエル「そうかもしれないな...ま、僕は少し先に行くよ。先約があるんだ」


ケイ「おいおい。まさか、女性と会うとかじゃないだろうな?」


ダニエル「どうしてわかったんだ?ケイ...」


ケイ「はぁ...この色物好きめーーで、相手は誰なんだ?」


ダニエル「それは秘密だ。いくら君が僕の事実上の上司といえどプライベートには口を挟まないでくれよ」


ケイ「はぁ...付き合いは長いが相変わらずだなーーー」


ダニエル「男にはそういうのも必要なのさ。次回、ギャングの手の上で踊る。

確かにブルースに踊らされているように感じるな」


ケイ「せっかくだから、一流に踊ってみせるのも有りかもしれないな」

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