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アリサの異世界スパイ大作戦  作者: アーサー・リュウ
異世界でスパイな生活
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異世界でスパイな生活-2 敏腕スパイはダンディ


本部になる場所は首都の一角にある国防省の海軍司令部棟の一角にあるオフィスらしいく

アリサとミレーヌは車を駐車場に停めてからオフィスへと向かっていた。


諜報部と書かれた部屋に入ったアリサは感激したーーー


国中の情報を多分集めているであろう、コントロールセンターが目に入ったからだ。大きなモニターにはこの世界の世界地図は映し出されていて色々なことが表示されていたーーー

電話がひっきりなしになって、大きなコンピュータや出力機はカタカタと動いていたからだ。


「へぇーモニターはカラーだし....海軍諜報は最新鋭のものをたくさん入れてるのね。驚きだわ」


そうミレーヌもアリサはほどではなかったが感激しているようだった。


アリサは目の前で映画の世界だけだと思ってたスパイの世界の一つがあることに感動して食い入るようにそれらを見ていた。足を止めていたのでミレーヌに後ろ襟を引っ張られてる形でコントロールセンターを後にした。


「あ、もっと見たいですぅーミレーヌさーん」


「はいはい。新しいオフィスが先よ」


「はーい...」


アリサは少しだけ残念に感じながら歩き始めた。そして、少し離れた場所にあったのがアリサとミレーヌが配属されることになった諜報局第6課と書かれた扉の前に到着した。


「6課はここね」


ミレーヌはそう呟くと、部屋から一人の年齢は中年から壮年の髪の毛は黒だが少し白髪が混じりの銀縁の眼鏡をかけ、知的な黒い高級そうな背広をきた男性がひょこっと顔を出してニコッっと笑みを見せてウインクをしてこう言った。


「時間ぴったりですね。さぁ、中へどうぞ」


そう男は今でも女性にモテそうな風貌をしてる男性だなとアリサは感じたが...一瞬の違和感のようなものを感じ取った。


男が案内しようとした瞬間だった、ミレーヌは懐に手を突っ込んで拳銃を取り出そうとしたのを見てアリサも咄嗟に行動をしたーー


その男性が一瞬の間に鋭い殺気のある表情に変えてアリサよりも素早くミレーヌの喉元にどこから出したかわからないナイフをむけていた。


「噂に聞いてた通りだ。期待できそうだな....それにーーー」


アリサも実は懐に忍ばせていた小型の拳銃を男性の方に向けてていたのでそれに気がついた彼はナイフをポケットにしまってこう言った。


「期待以上の人材を遣してくれたみたいですね」


ニコッとハニカム彼からから敵意や殺意の類を感じなくなったアリサは銃を納めた。ミレーヌも同じくゆっくりと手を懐から出した。


「申し遅れた。私はケイだ。RNIS6の課長と言うべき人物だ、試す形で無礼を働いたことを許して欲しい」


ケイはそう言うと部屋の中に入るように手招きをしてくれた。

RNIS6のオフィス内はいたってシンプルでいくつか机が並んでいる至って普通のオフィスだったーーー


応接用にでも用意された長いソファーとテーブルの場所に案内されて、アリサとミレーヌはケイに案内されるがままにソファに座った。


「ミレーヌ・マルソー陸軍少尉。特殊作戦部隊の狙撃手。

そして、君がアリサ・モモセ水兵...異世界からの転移者ですねーーー」


ケイはそう言ってどこからか取り出してきた書類をそのテーブルの上に置いて、次に部屋の隅に置いてあったティーポットと三人分のカップの乗ったお盆を持ってきてソファーに座りお茶を入れ始めた。


「さて、諸君らを集めてチームアップをしたのは私だ。まだ、もう二人来るんだが、先に君たちと少し仲良くなっておこうと思う....

私の簡単な自己紹介をしたいところなんだが、スパイ畑が長くてねーー

言えないことも多いんだ。でも君たちと違って文官出身だ」


ケイはそう言いながらニコニコして紅茶を啜り始めた。

ミレーヌがそれを見てホッと息をついてティーカップを手に取ってこう言った。


「あなたが私たちの上官でしょうか?」


「あまり上下は考えてはなかったが、そうなるかな。私は君たちのサポートを行う。主に任務の付与を行ったり各機関と調整をする予定だ....


現場で指揮をとってもらうのはーーーー

予備役の海軍中佐ダニエル・ロッソ・ブロスナンという男だ。私とは長い付き合いやつだ。作戦時は彼から色々聞くといい....


あと君たち二人は軍人扱いだったね。

ここでは階級は気にしないでくれ。一応はこの部署は海軍の組織だが外局扱いってのもあるし。


私は裏方を担当する。現場リーダーとしてダニエルがいる。そういう認識でいて欲しい....

各々、上下はなくその職務を連携してこなして欲しい大丈夫かな....アリサくん?」


「え、はい!もちろんです」


アリサそう元気よく答えるとケイもニコッとしてこう言った。


「いいねそういうフレッシュな返事は欲しかったところだ。このチームでの最年少はアリサくんの18歳だ。年上や上官にも臆せずの君の能力を生かして欲しい」


ケイはそう言いながら、ミレーヌにウィンクをした。


「ミレーヌくんはアリサくんとあともう一人の私がスカウトしてきたフレッシュを率いて3人で主に動いて欲しい」


ミレーヌはそれを聞いて首を傾げたらケイは扉の方を見てこう言った。


「どうやら、来たようだ」


扉の方からコンコンとノックする音が聞こえて、ケイが入りたまえと言って中に入ってきた男性は....

黒色の髪をオールバックで髪型を決めて、整った顔立ちでパッと見た感じそれこそ文字通りアリサが好きだったスパイを演じていた俳優のような長身のイケオジだった。

ミレーヌと並べば、ハリウッド映画のままというような感じの人物だったーー


タキシード身を包む彼と目が合ったのでアリサは微笑むと彼はニコッと微笑んでミレーヌを見てウィンクをしてこう言った。


「これはこれは...要望は出したが、ケイ。美人を揃えたって言ったがあなたのチームアップメンバーで間違いないのか?」


「そうだダニエル。文句はないだろ?スパイとしての特殊訓練は受けてないが、有用な人材だ」


ダニエルはそういうとミレーヌの方に目を向けて手を差し伸べてこう言った。


「ダニエル・ブロスナンだ。よろしく」


ミレーヌは特に何とも感じない形でそっけなく立ち上がって敬礼をしてから彼と握手をして自己紹介をした。


「ミレーヌ・マルソー陸軍少尉です。よろしくお願いしますブロスナン中佐」


握手を終えてその返事を聞いたダニエルはどこか残念そうにしながら、肩をすくめてこう言った。


「陸軍の将校はどうもいつも調子を狂わされちゃうよ。こんな美人なのに硬いのが少し残念....で、君が...?」


ダニエルがそう次にアリサの方を見て手を差し伸べてきたのでアリサは立ち上がって、彼の手を握った


「は、はじめまして。アリサ・も、モモセですっ!よろしくお願いしますっ」


緊張してかこえが少し裏返ってそういうとダニエルはもう片方の手で肩をポンポンと叩いて笑みを見せてこう言った。


「私のかっこよさに緊張しちゃったかな?私は罪な男だな...だけど私は未成年は射程圏外なんだ。もうちょっと君が大人になってから、会いたかったよ。


ま、それは置いておいて....とりあえずよろしくアリサ君」


ダニエルはそうどこか場を和ませようと言った後でケイがこう言ったーーー


「それはさておきで、ケイ。もう一人はまだ来てないのかい?」


「ああ、遅れてくると連絡があった。なんせ多忙な人物だからね」


ケイはそういうとダニエルはミレーヌの隣にあったソファーに座った。

それを見たアリサとミレーヌも同じく座った。


「よかったら、今晩食事でもどうかい?みんなの親睦を兼ねて」


ダニエルはそうミレーヌの方を見ながらいうとミレーヌは首を振ってこう言った。


「残念ですが中佐。お断りします...アリサの家を探さないといけなくて」


「あ!私行きたいです!」


アリサはそういうとミレーヌはため息をついて、ダニエルはニコッと笑みを浮かべたーーー

アリサはふとミレーヌを見て面倒くさそうな顔をしてたのを見て少し空気を読まなかったことに気がついたが...



ダニエル「いい人材を用意してくれたことは嬉しいのですが....」


ケイ「なんだ、何か不満なのか?」


ダニエル「海軍省は嫌がらせでもしたいんですか....」


ケイ「まー君の成果に対する評価は認めてるとは思うが...態度が気に入られてないのは確かだろうからな」


ダニエル「だからって、未成年と堅物陸軍士官だなんてちょとやめて欲しいところですよ」


ケイ「なんだ、美人揃いにしろっていたのは君だろ?それに、また部下に手を出さないでくれないか?」


ダニエル「そんな気はもうともないですよ。ケイ」


ケイ「むむむ....とにかくまだ一人いるから」


ダニエル「期待はしてないさ。ところで、その紙は大丈夫なんですか?」


ケイ「お、こんなところにあったとはな....次回、ご令嬢スパイ」


ダニエル「なんか...濃すぎないかこのメンバー」


ケイ「君が言えたことか....」

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