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アリサの異世界スパイ大作戦  作者: アーサー・リュウ
黄金のハートを持つ紳士
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黄金のハートを持つ紳士-2 もう1人の異世界人

アリサは先回りしてグレートメトロホテルに行こうと思い道路を横断しようと思ったが、予想以上に交通量が多くて近くの横断歩道か何かを探すことにした。


街を歩いているとこの世界で1番大きな都市だけあって、見上げれば夜でも摩天楼から漏れるあ光と看板のネオンで明るかったーーー


「やっぱり....どことなく、ニューヨークみたい」


そうアリサは呟くと背後から数人の人が近寄ってきて腰に金属の棒らしきものを当ててきた。

見えなかったがそれからカチャっと金属音が聞こえてアリサは手を挙げた。

どうやら拳銃を向けられたようだったというのは音から予想がついたーー


「嬢ちゃん。夜にこんなところ歩いてたら危ないぜ....俺が安全なところに連れてってやるよ」


アリサはものすごく冷静なっていたが...

周りにいるチンピラが他にも棍棒やナイフをちらつかせているのを見てどうするかを考えたーー


隠し持ってる催涙ガスをばら撒くものを使うのもありだったがーーー

ここで使って騒ぎを起こしてブルースの周辺人物に怪しまれるのはまずい気がしてきた....


その時図太くイカつい男性の声が路地に聞こえてきた。


「やっと見つけたぜ!もぉ逃げんじゃねーよ。このタコ」


その声をきいてチンピラたちは一瞬ドキッとしたが...

アリサに拳銃を突きつけていた一人がアリサを盾にするようにその声の方向へ引っ張った。。


そして徐に拳銃をアリサの頬に押し付けてこう言った。


「うるせぇ!こっちとら、捕まりわけにはいかねーんだよ!おいこら、どけどけ」


アリサは一瞬ドキッとしたが、銃を突きつける男が緊張で震えており、少し余裕を持つ事ができた。


熊みたいな厳つい男はモノ落ちすることもなく、ただ面倒くさそうにため息をついてポケットから証拠物を入れる袋を取り出してこう言った。

どうやら彼は刑事のように思えた。


「そのチャカは、マディ組長襲撃で使った証拠品だろ?面倒だからさっさ入れな。後、その嬢ちゃんを離しな」


「お前!何言ってるのかわかってねーのかばーか!立場ってのを分かれよ!!」


はそれを聞くなり、もう一回大きくため息をついてから....


「知らねーよ!誰が馬鹿だってバーローさっさと入れとってんだろが!」


そういうなりチンピラに近づいた。

肝が座りすぎてるのかただ面倒臭いのかすごいガンを飛ばしながらチンピラに近づいて行った。


「し、知らねーからな!!」


驚いたチンピラは銃の引き金に指をかけたのをアリサは感じられた。

そして、咄嗟に弾を避けるために身構えた。


拳銃は引き金を引かれる事なく刑事が鷲掴みにして、


「さっさとしろよ!このスカタン!!」


右手で強烈なビンタを喰らわせた。

音も甲高い音ではなく鈍いドスという音だった。


チンピラの頭が大きく揺れて、手が緩んだのでアリサはチンピラから離れると....

チンピラは白目を剥きながら棒が倒れるようにうつ伏せに倒れ込んだ。


「「兄貴!!」」


そう取り巻きのチンピラが驚いて反撃を試みたが、ナイフと棍棒を持ってるのに全員を鈍い音を放つ拳を放って1発で沈黙させていた。


見てアリサはあれを食らったら誰でもノックダウンするだろうなと思えるぐらいだったーー


「あ、あああの...」


遅れてやってきた恐怖で刑事にそう声をかけたが、彼はハッとした顔をしてこう言った。


「嬢ちゃん大丈夫か?」


「え、ええでも...」


他のチンピラが束になって一斉に襲いかかってきたが、武器を持った相手に鉄拳を振りか出して、まさにアクション映画の如く片付けをした。


刑事は伸び切ったチンピラ達をみてちょっと気まずそうな顔をしてため息をついて、伸びきってるチンピラの顔を手のひらで叩いてこう言った。


「あ....ちょっとやりすぎたかもなー...また、課長にやりすぎだって言われちまうな......

おい、起きろ、起きろってんだ。さっさと署にきてもらうからなーーー」


刑事はそういう時ペンペンと気絶してるチンピラ頬を叩いたが完全に白目を剥いて気絶してる彼は気がつく素振りはなかった。


嫌そうな顔をした後で面倒臭い顔をしてため息をついた。


「あー完全に伸びやがってるよ...たく、くそ!面倒臭えってんだよ。

嬢ちゃんすまねー近くに制服着たお巡りがいるだろうから呼んできてくれねーか?」


刑事はそういうとポケットから警察手帳を見せてニコッと微笑んでアリサに見せた。


「俺、刑事だから気にしないで」


今更、刑事と言われても...

刑事とは思いはしたものの改めて見ると....どっからどう見てもヤクザなんですけどーー

と心の中の声は押し殺した。


「あ、ははーいー」


刑事が見せたばバッジにはビッグアップル市警察と書かれていて、名前と顔写真のカードもついでに見えてアリサはその名前を読んだーーー


「アキラ・ジンボウ....もしかして日本人ですか?」


「お、嬢ちゃんもその感じだと...日本人?まさか、ビッグアップルで会うなんてなーーーせっかく同郷の人と喋りたいんだが...俺、仕事だからまたあったらな!

ウェストサイド署にいるから、困った事があった訪ねてきてくれ」


「あ、はい...」


圧倒されながらも、アリサはそう答えると...

自分の任務のことを思い出してこう言ったーーー


「あ、私ちょっと用事があるのでこれで!近くにポリスボックスあったから、連絡しておきますね」


「あ、頼んだ。ここ街は日本より遥かに治安悪いから気をつけろよ」


「わかりました!」


アリサはそう言って、動き始めたときある事を思い出してこう言った。


「あ、私!アリサです。モモセ・アリサって言います。この近くの会社で働き始めまして....また会えたら。よろしくです」


「ああ、わかった!」


アキラはそういうと手を振ってアリサを見送ってくれた。

アリサが離れ際に独り言のよう小さな声でアキラがこう言ったのが耳に入ってきた。


ーーこいつらが、イーストブロックからの流出品に繋がればいいけどなーー


アリサは近くにいた制服をきた警察官にアキラ・ジンボウという刑事がチンピラを取り押さえてるって話をすると、またかみたいな顔をして走ってその方へと走って行った。


それを無事に見送った、アリサはーーー

任務の続きのためにグレートメトロホテルのロビーに入った。


ロビーでは、陸軍の制服を身に纏い受付係と何かを会話しているミレーヌを見つけたーー


「あ、ミレーヌさん!」


「あ、アリサ。調子どう?」


「絶好調ですっ...でーー」


何気ない感じで会話をして、

次に一応スパイとはバレない程度に暗号混じりで現状の報告をしようと思ったが、ミレーヌが首を振ってこう言った。


「いやちょっと待ってくれ...予約してたはずなんだが、なぜか予約ができてない事になっていて」


「あー」


ミレーヌも実はこのホテルを拠点に10日間ほどは過ごす事になっていた。

外交官秘書として入るが、色々と手続きに手間取り公館の宿舎には泊まれないようになっているようだったーーー


「仕方がない...別の部屋にするとしようか...他の部屋はあるのか?」


それを聞いた受付係は頷いてこう言った。


「はい。三等客室に空きがございますが....将校様に勧めるにはちょっとーーー

実は、今夜急に上階全部をオーナー家族が貸切を言ってきまして。申し訳ありません」


「まーそうなのか...ベッドがあるのならそこで構わない。よろしく頼む」


ミレーヌはそういうとため息をついた。

どうやら、急遽でこのホテルのオーナー家族が貸し切ったようだった。


このホテルでは年に数回そういう事があるらしく...

それは、この街の権力者達の秘密の会合が行われているという情報はRNIS6で情報を持っていた。


ダニエルもそれを見越してから、貸切に遭わない二等客室で部屋を取っているようだった。


そうこうやりとりをして鍵を受け取った時にホテルの中がざわめいたのを感じた。

従業員が一気にピリッとした空気になったのは多分彼が入って来たからだろう。


アリサは遠目にエスコートされて専用エレベーターに乗るブルースとエリザがいるのを見かけたーー


「せっかくだわ。アリサーーーホテルのレストランにでも行きましょ」


ミレーヌもエリザの姿を見ていたようで、貸切でも上に近づける上階のレストランで食事をすることを提案してきた。

アリサは頷いて答えたーーー

ダニエル「どうやら、エリザがターゲットに接触できたようだな」


ケイ「危険だと思うが...大丈夫なのかダニエル?」


ダニエル「ああ、やつなら問題ない。根は悪いやつじゃないーーー奴の過去を知ってるからそれは言える」


ケイ「そうだったな...やつとは知り合いだったな」


ダニエル「スパイとしてはよくないと思うが....奴だけは女に手を出すようなやつじゃないってのは言い切れるーー

それにかわいい部下を傷つけたりでもしたら...


いや、すまないーーー」


ケイ「まーいいさ。ブルース・ブライアント。他方に顔が聞く裏の大物なんだな。ところでだダニエル...このアキラ・ジンボウっていうと刑事の情報はあるか?」


ダニエル「ああ、すでに調べてあるーービッグアップル市警察では有名な刑事だそうだ。過去の例の事件で捜査に参加してたらしい」


ケイ「例の事件...あの兵器暴走事件の件か?」


ダニエル「ああ。あれ以降で彼もオクトを独自で追っているようだ」


ケイ「やはりそうだったか...どこかで彼と出会う必要性は出てきそうだなーーー


次回、ブルースの過去。乞うご期待」



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