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アリサの異世界スパイ大作戦  作者: アーサー・リュウ
異世界より愛を込めて
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異世界より愛を込めて-10 影の意図

「ふはははは!これが!これが力か!素晴らしいぞ」


そうマシーンの拡声器から男性の聞こえて来た。

どうやら、あのゴリラ型のマシーンに乗っているのがこの島の占拠を行ったもう1人の首謀者ボリス・イヴァノフ・ロスベントであるようだった。


ミレーヌが彼を追っていたが、多分色々あって大立ち回りをやっているうちに結果的にアリサとエリザの方に合流したという形だろうとアリサは推測した。


そう推測がついたタイミングでエリザが嬉しそうな声を出して

「よし。止まりましたわ!」

という声が聞こえてきた。


そして、ダニエルがポンポンとエリザの頭を優しく叩いて褒めたあと振り返って、


「ロケットは止めたぞ。ロスベント。降伏するのが1番だと思うが?」


そうダニエルが大声でいうと、拡声器から少し音割れしていたが笑い声が聞こえてこう言って来た。


「なんだ!ウェストの諜報は生ぬるいな!!イーストだったら問答無用で戦いを挑んでくるんだがな」


ダニエルはそれを聞いて鼻で笑ったが。タカノは対照的にため息をついた。


そしてタカノは呆れた顔をしてこう言ったーーー


「ロスベント少将!大人しく捕まって、この事件の裏にいるオクトについて喋ってもらえれば....国家保安委員会も文句は言わないって言ってるぞ」


それを聞いた、アリサとエリザは目を見開いた。

思わずエリザは「え!?」と声を出していた。


言葉の通りであれば、タカノはイーストブロックのエージェントのようだった。


驚いているアリサとエリザを見てタカノは肩をすくめていた。


「彼はイーストのスパイだ。今回は共闘という形を取ってくれている。互いに利害が一致したんだ」


そうダニエルが説明するとミレーヌがこう言ったーーー


「それって、例の組織の件でしょうか社長?」


「ああ...細かい説明は後でしよう。まずはこのデカイ機械を黙らせた方が良さそうだ」


そう言ってダニエルは呆れた感じの表情を見せた。

アリサとエリザは戦闘体制をとったが、ミレーヌが走り出して倒れ込んでいるロビンの方へ近づき彼のポケットからあるものを手に取って、アリサに投げ渡して来た。


「脚部に接近できる?私が陽動するから、やってみて!」


「えええ!はい!やってみます!!エリザ援護お願いしますっ」


「わ、わかったわ!!」


エリザも咄嗟だったので、動きが鈍かったがダニエルから拳銃を受け取ってロスベントが乗るマシーンの拡声器に向かって拳銃を数発打ち込んだ。


ダニエルも近くにあった、ロビンの銃を手に取って明らかに狙って目の部分に弾丸を撃ち込んでいた。


「あ、くそ!メインモニターがやられたかっ!!」


そうロスベントの声が聞こえたあと、ミレーヌがアサルトライフルを乱射して、陽動をした。


ミレーヌを追いかける形でマシーンが動いたのをみた瞬間にアリサは走り出して体操選手並みの宙返りをしながら脚部の関節部分に爆弾を設置した。


それをみたダニエルがどこ、嬉しそうにしながら鼻で笑ってこう言った。


「チェックメイト」


ダニエルはそういうと手に持っていた爆弾の起爆スイッチのようなものボタンを押した。

どうやら、どこかのタイミングでロビンの懐から奪ったものだったのだろうーーー


脚部の関節から爆発してマシーンは転ぶ形になって身動きが取れなくなったのが見て取れた。


マシーンの中からここった声が聞こえて来て、タカノがゆっくりと近づいていって、マシーンのものってハッチを開けて、中年の男性を引き摺り出した。


「あ。気絶してやがるよ....」


男性は資料で見たロスベント本人のようだったーーー


「そちらはイーストにお渡しする約束だから、そのまま連れて帰ってくれて構わないよ」


ロスベントの姿を見たダニエルはそういうとタカノは頷いてこう答えた。


「わかった。俺たちはそっちのロビンはウェストに渡すつもりでやって来ている。


互いに今回は共通の敵だったから協力はさせてもらったが....


また任務が違えば対峙するのかもなーーー

悲しいけどなーーー」


タカノはそう言ってからアリサの方を向いてこう言った。


「すまないな。黙ってて。同郷のよしみだ正体を教えておく。


俺はイーストブロック国家保安委員会でお世話になってる。またどこかで会うかもしれないな。


その時は敵じゃないことを願いたいーーー


すまないが、俺には帰る場所がある。

好きでこの世界に転生して来たわけじゃないからな....」


それを聞いてアリサはニコッと笑みを浮かべてこう言った。


「わかりました。キリシマさんーーーでも、キリシマさんはスパイ失格ですね。正体を敵になるかもしれない人にバラすなんて」


アリサは軽く笑っていうと、タカノはニコッと笑みを見せてサムアップを見せてこう言った。


「しっかりスパイだな!俺は本業はスパイじゃないからな」


タカノはそういうと気絶したロスベントを担いでマシーンのコックピット内に向かって拳銃を乱射したあと、手榴弾を取り出してそれをコックピットに投げ込んだ。


「すまないが、これは破壊してこいって言われてるんだーーー」


タカノはそう言うと格納庫の外に向かって歩き始めた。さよならを示すために手を挙げてから格納庫の外に出て行って言った。


それを見送った、アリサ達RNIS6のメンバーは次に行動に映ることにした。


「ミッションはこれで成功だろうか?」


そうダニエルが口を開いていうと、エリザが首を振ってこう言ったーーー


「まだですわ...実は、ケイから一つ言伝を預かってまして....仲間がいる時だけに話せって言われているもので」


「なるほど....今なら問題ない」


ダニエルの返事を聞いたエリザはうんと頷いてこう言った。


「プロジェクト・パクスについての情報源がある」


それを聞いたダニエルは一瞬険しい表情を見せたあとウィンクをしてこう言った。


「情報源の消去についてだな...すでに実行済みだ。その任務も達成している。

長いもなんだ、早くここから帰るとしようーーー」


ダニエルはそういうとエリザの手を取ってこう言った。


「今回は君の頑張るを見れたのは感激だ。エリザ...よく頑張ったなーーー

ここで約束したあの約束だが....少し早いが君を誘ってみようと思うがどうかな?」


エリザはそれを聞いて、驚いた表情を見せてものすごく照れくさそうな顔をしながらこう一言だけ言ったーー


「はい」


アリサとミレーヌはなんのことだかわからなかったが、どことなくエリザの心の矢印がダニエルに向いているのだけは感じ取れることができた。


顔を真っ赤にしているエリザを横目にダニエルは彼女を抱き上げてこう言った。


「再現は難しそうだな」


ダニエルはそう微笑むとエリザは顔を隠していたーーー


それを見ていたアリサはどこかニコッと笑みを浮かべて、ミレーヌはため息をついていたーー


引き上げの極秘の高速線に乗り込んで、そこで乗っていたボスのケイがニコニコした顔で船室でティータイムができるようなフルセットで用意がされていた。


スコーンを片手にダニエルを除く、

アリサ、エリザ、ミレーヌはある情報を共有されることになったーーー


ちなみに、

ダニエルはシャワーと着替えに早速向かっていた。


ケイは三人を見て今回の事件の関わった、第三勢力の情報を共有された。

資料は紙一枚でそれ以外の情報はないとケイは苦笑いしていた。


「彼らは東西のパワーバランスを崩して、世界大戦を引き起こそうと考えてる奴らだ。

実態は掴めてない...今回捕まえた、ロビンから組織に概要みたいなのを探る予定だーーー


数年前のプロジェクト・パクスというトップシークレットの東西融和を進めた計画に関わっているとされている謎の秘密結社だ」


それを聞いたアリサはどこか秘密結社と聞いてワクワクしつつも難しい状況になっているのを理解はして少し頭を抱えていた。


「その東西融和のプロジェクト・パクスはどうなったんですか?」


ミレーヌがそう疑問そうに聞くとケイはため息をついてこう言った。


「頓挫したんだ。東西どちらも譲り合えない状況になってしまってなーーー」


ケイはそういうと話を続けたーーー


「今後、通常の諜報任務とともに君たちのはこの通称オクトと呼ばれる組織を探ってもらう形になる。

よろしく頼む」


ケイはそういうと紅茶を飲み。

アリサはスコーンを齧って、資料を眺めていたーーー


「悪の秘密結社なのかな?」

アリサ「なんか、すごい強大そうですね」


エリザ「ええ、そうですわね。でも、これで今回はこの章は終わりなのかしら?」


ダニエル「え、そうじゃないだろう。ところでみんな、戻ったら美味しいディナーでもどうだろう?」


エリザ「え..え、え、」


アリサ「そうですね!どんなのに行きます?」


ケイ「今回は私が奢ろう。どうだろう、港の前にあるホテルのレストランのロブスターが美味しいんだがそこはどうだろうか?」


アリサ「それすごくいいですね!」


エリザ「ダニエルさんと...あ、ディ、ディ...」


ミレーヌ「はぁー....とりあえず。早くご飯場食べたいわ。

次回、恋と憧れの間。乞うご期待!」

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