異世界より愛を込めて-8 憧れのスパイ
ダニエルはあることの頭を抱えていた、それは爆弾を無力化できたことではあるのだが....
抜け出す手立てがないということだった。
銃撃戦が始まっている音が聞こえていたので、どうやらアリサやエリザが誰かと戦闘状態に入っているのが予想できた。
「爆弾の種類的に扱いはできるが...少しチャレンジな感じだな」
ダニエルはあることが浮かんだがそれを実行すべきかは迷ったが....
「いや。ロビンのことだ。割と安定した爆弾しかつかないはずだ。あいつはなんだかんで毎回慎重だからなーーー処理のことも考えてるだろう。
この超一流のスパイであるボクにかかれば問題ない」
ダニエルはそういって、解除した爆弾に工夫をし始めたーーー
「アリサとエリザに2人だけでは、黒炎のメンバーとロビンには勝てない。急がないとーー」
ダニエルはそう呟き作業を開始したの当時に扉の向こうからキリシマの声が聞こえてきた。
「待たせたな。今、お前の部下たちは絶賛戦闘中だーー」
「やはりそうだったか....ところで、キリシマ大尉。君は海軍コマンドの隊員に名前がなかったが...ましてや異世界人の特殊部隊員はいない。何者なんだ?」
扉の向こうにいるキリシマはそれを聞いて笑ったが、その答えは言わずに言ってきた。
「この扉を爆破したらどうだ?この雷管を使えば、そこのプラスティック爆弾を使えるはずだ」
キリシマはそう言って扉にある小さな窓のような隙間からダニエルに鉛筆ぐらいの大きさの雷管を手渡した。
「俺は、お前の部下たちの援護に行くーーー遅れてでもいいから来てくれよな」
「分かった。感謝するーー」
ダニエルがそう言うとキリシマは走って、アリサ達の向かった格納庫へと向かうのが目に入ったーーー
ーーーー
煙幕から姿を現した男性はライフルを構えてリッパーに向かって撃ち放った。
リッパーは驚いた表情を見せながらバク転や反復横跳びのような横っ飛びで弾丸を避けた。
「またお前かっ!」
そうリッパーは現れた男性にいうと....
キリシマ大尉は弾切れになったライフルの弾倉を切り替えてこう言った。
「待たせたな」
「待ってましたよ!キリシマさん!!」
アリサはそういうとリッパーに向かって、あるものを投げつけた。
「エリザ!今よ!」
エリザはそれを聞いて隠し持っていた痺れ薬入りのアトマイザーを油断していたロビンに向けて噴射した。
「くそ...このやろうーー」
もろに受けたロビンはのけぞりエリザから距離を取ったーー
それと同時にアリサも動いて怯んでいるリッパーの脳天に電撃警棒を振り下ろした。
「胡椒爆弾でと電撃のコンボですっ!」
リッパーが小刻みに震えながら、沈黙したのを確認したアリサは急いでエリザの方近寄った。
痺れ薬が効いたのかロビンはうつ伏せのなって倒れて動かなくなったのを確認した。
「これで、ダニエルさんを助けられますわね....」
エリザがそう言ってホッと息をついた時だった。ロビンがムクっと立ち上がって、エリザの手を掴み自分の方へ近づけさせて、後ろから首を絞めるような形にして銃をエリザの頬に突きつけてこう言った。
「痺れ薬ってのは聞いたぜ。だがな、そのレベルの薬は俺ぐらいのレベルだとどうこうできるんだぜーーー
色仕掛け仕掛けてくる生意気なクソガキだと思ってたらなかなかの、いい女じゃなーか。
あとてたっぷり可愛がってやる」
それを見たアリサとキリシマは動こつとしたが、天井から降りてきた増援できた兵士たちが近づこうとするのを阻止してきた。
それを見たロビンはエリザを抱き寄せたままこう言った。
「下手に動くなよ。こいつの命はないからなーーーリッパーを完全に伸ばしたのは認めてやるよ。だが、さすが陸軍の秘密部隊員だけあるな...あれを喰らってもまだ起き上がるなんてなーー」
そういう時ゆっくりであったが、倒れていたリッパーが頭を押さえながらゆっくりと立ち上がってこう言った。
「これはやられてしまった。今回はボクの負けだね。異世界人って本当に手強いんだね....」
リッパーはそう言ってフラフラしながらも立ち上がってロビンの方に近づき手を挙げてこう言った。
「ボクはボスに報告のために離脱するよ。あとは好きにしなよ。ロビン・コーネリウス」
「ああ、そうさせてもらうーーー手伝いを感謝する。部隊も引き上げて構わない...あのオッサンもそろそろくたばった頃だろうし。
新型の性能の試すのにはもってこいの人材が揃ったからな。それに今から俺個人のために行うことだーー」
アリサはその2人の会話を聞いて首を傾げたが、そうこうしていううちにリッパーは走って格納庫から離脱していった。
残されたロビンと10人の忍者のような兵士たちとアリサとキリシマ、そしてロビンに捕まったエリザだけになった。
そして、ロビンはキリシマの方を見てあることを思い出したかにような表情をしてこう言った。
「キリシマ...そうか、お前。なんか違和感があったが、お前!」
その一瞬の隙を逃さず、エリザはロビンの顎に後頭部で頭突きをかまして爪先を踏みつけて離脱した。
「こういう地味なの...いてぇぇな...生意気な嬢ちゃんだな、絶対...」
そう言った瞬間だった、アリサが素早い動きで駆け寄ってロビンの顔面にライダーキックのような蹴りを喰らわせた。
そして、膝をつくロビンに対してアリサがこう言った。
「言わせませんよ!エッチーなのは嫌いですしそれに...」
「それ以上は言わせませんわよ。私は心の中に決めた殿方がおりますので。あなたみたいな下賎な方はお断りですわ!!」
そうアリサの言葉に被せるようにエリザが言った後に、懐から電撃警棒を取り出して構えを取った。
その本当の間にキリシマが動いて、敵の兵士10人を最も簡単にナイフと格闘術で倒しているのをアリサは見てあることを確信した。
「キリシマさん!何者なんですか!?」
それを聞いたエリザがこう付け足すように言ったーーー
「キリシマさん。あなたは...絶対、海軍の人じゃないですよね。アリサも同じことを持ってたと思いますわーー動きも所作もおかしいですもの」
キリシマはそれを聞いて首を傾げて、最後の1人を投げ飛ばした後でこう言った。
「さぁー。正体不明の異世界人だと思っててくれ。君たちには協力する。
味方であるのを証明できないはわかっているが、俺は元の世界で待てる妻と娘と仲間たちがいるーー帰るには協力をしないといけないと聞いてる....」
そう言っている間にロビンは立ち上がって、この場から逃げようとしているのが目に入った。格納庫の奥へと歩き始めているのをアリサとエリザは見ていた。
天井からさっきも同じ格好をした敵の兵士たちが続々と降りてくるのが目に入った。
「お前たちはロビンを追ってくれ。こいつらの相手は俺がするーーーー
信頼の証に名前だけ教えておく、
俺はキリシマ・タカノだ。だがそれは日本にいた時の名前で...今はタカノ・ウル・ラシュトって名前だ。
またあったら、ウェストの美味しいスイーツ店でも教えてくれよ。アリサ!エリザ!」
アリサとエリザは真剣な表情をするタカノの顔を見て、互いにアイコンタクトを取り頷いた。
そして、アリサがこう言ったーー
「分かりました。タカノさん!ここをお願いします。猫耳の奥さんと娘さんかわいいですね」
「ありがとうよ!さ、奥にヤバい兵器があるのを俺は聞いてる。それをロビンに起動させられないようしてくれ」
「「わかりました!!」」
アリサとエリザはそう言って、ロビンの後を追うための走り出したーー
走っていった先では、さっき見た物とは違う大きなロケットのような物が置かれた格納庫があり、ロビンはその発射台近くの機械の前に立っていた。
「思い出い出すな。ダニエルとイーストサイドのミサイル基地に潜入した時のことをな....
その時にやつにダブルがバレて、殺されかけたわけだーーー
ダニエルがもしこの場にいれば俺の負けは確定だが...さて、エリザ・シュナイダー嬢ならこのシステムを止め切れるってダニエルが言ってた本当のことを見せてもらうか。
このミサイルは高性能の戦略ミサイルだ。ターゲットはイーストの首都に設定している。5分後に発射だーー
それまでに俺を倒してこれを解除できるかな?」
ロビンはそういうと懐から手榴弾をいくつか出してそれをジャグリングし始めた。
それを見たエリザはどこかニコッと余裕そうに笑みを見せてこう言った。
「ダニエルさんの情報にあった、噂通りのボマーってことですわねーーー
ダニエルさんがいない以上、私たちでこれを止めないと世界大戦ですわよ、アリサ」
「ええ。そうですねーーー」
「こんな時ですけど...どこかワクワクしますわ。憧れのスパイになったのを実感ないますわ」
そうどこか拍子抜けな発言をしたエリザを見てアリサはため息をついたが電撃警棒を構えてこう言った。
「でも、エリザ。これを阻止しないと...憧れのスパイどころではないですよ」
「そうですわね」
エリザはそういうとアリサと同じく電撃警棒を構えた。
タカノ「あーもう。どうしてこういう役回りなんだよ!俺別作品の主人公なんだけど!!」
ダニエル「まー仕方がないでしょう。ボクもそろそろ外に出れそうです。それまで頑張ってくれ」
タカノ「あーもう。敵が多い。多い!」
ダニエル「ところで、ミレーヌは今何を?」
ミレーヌ「思いっきり戦闘中よ!そろそろ片付きそうだから、アリサとエリザの方へ応援に行けそうだけど...アリサ!エリザ!大丈夫?」
アリサ「あ、はい!がんばります!」
エリザ「どうにかしてみますわ。スパイ養成校で鍛えた腕がなりますわ」
ミレーヌ「うーんそれならよかったわ...次回、暗躍する秘密。なんか、今回の敵はイーストではなさそうなのよね...」
ダニエル「ああ。ボクもそこが引っかかっているところだ...西と東の一部の部隊が協力しているのかがわからない。なんなのだろう....」




