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わたしと訪れる感情の間に…… 0000【WEB】

作者: 雨澤 穀稼

挿絵(By みてみん)

デザインワークス:アホリアSS様


   わたしと訪れる感情の間に……


 これはわたしのただの独り言だ……


 わたしはわたしだ


 そんなの当たり前ですよね……


 いっぱん教養ピーポーはこぞって


 こぞって 口を揃えたかのように


 こぞって 口裏合わせでもしてるんですかって 言いたいくらい


 こぞって 判子をポンポンポンポンって


 押したみたいに 言い放つのだ!


 そんなの当たり前のですよねってね……


 でも……わたしは……


 わたしは……わたしだと強く思い続けて


 やっとこさ


 そう やっとこさ……わたしでいられるのだ


 見えない電波は 星を宇宙を駆け巡る


 いっぱん教養ピーポーは 素知らぬ顔で


 嘲笑う


 いっぱん教養ピーポーが 素知らぬ顔で闊歩する


 偏った 自分の内なる正義振りかざし


 空白だらけのわたしの辞書を 心に頭に開いて


 こんなに世界や宇宙は


 不思議で不思議で溢れてるのに


 小さな自分の器に拘って


 小さな小さなコミュニティで


 強い頭の座をとりあって


 自分のテリトリーの外は


 小さな画面の中の出来事と切りすてて


 過去から今へと吐き出された言霊


 思いの念は 世界に星に溢れてる


 いっぱん教養ピーポーは 気付かず


 小さな小さなコミュニティで


 誹謗中傷 囁やき笑い合う


 目先の事ばかりに 注視してばかりじゃなくて


 空に星に 森に宇宙に 大いなる海に


 渦巻く銀河 渦巻く思いに 心を繋いでごらんなさいな


 もっと世界は広がるから


 行き場を無くした 渦巻く思いの念が


 今日もわたしを訪れる


 列をなして訪れる


 わたしは今日訪れた


 今日のわたしを紡ぎだす


 明日は明日訪れる


 新たなわたしを紡ぎだす


 わたしはわたしと


 わたしを訪れる 溢れる感情の間に


 わたしはわたしを強く念じて


 訪れる感情と対峙して


 今日を訪れたわたしを紡ぎだす……

挿絵(By みてみん)

デザインワークス:島猫。樣

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― 新着の感想 ―
[一言]  そちらに目が行きすぎても大変でしょう(笑)  宇宙の一員と、狭い人間関係の一員。  うまく生きるには、両立しなければね。  でも、宇宙の一員としての感覚、忘れがちかもしれませんね。
[良い点] 「空白だらけのわたしの辞書を 心に頭に開いて」のところが好きです。心に遊びがあって、自由な感じがしていいなぁと♪ ピーポーにコミュニティ、学校や町内会を想像しました。当たり前だと押し付け…
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