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此処はどこ……?

『こんにちは。』

貴方は誰?

『私は貴方ですよ。』

私……?

『正確には貴方の記憶。』

だから私の記憶がないのか。

『はい。』

でもなんで私の記憶が私の前に現れるの?

『貴方の記憶……いや、私はとある秘術の元です。』

秘術……?

『はい。これを手にいれると…………』

え?何?何て言ってるの?視界がかすんで来た……。

「大丈夫かなぁ……コイツ。」

誰かの声が聞こえる。

「多分大丈夫だと思うけど……。」

目を開けてみた。天井が見えた。どうやら私はベッドの上に居るみたい。

「あ、起きた?」

片目を隠している金髪の男の子?が目に入った。私の顔を覗き込んでいる。

「此処はどこ?」

「此処?此処は俺たちの部屋。お前、家の前で倒れてたぞ……?」

ベッドの近くの椅子に座った。すると、ポニーテールの茶髪、茶色と黒のオッドアイの女の子?が近くに来た。

「大丈夫?無理しないでね。あ、名前はなんていうの?ウチは伊波佐奈。」

「わからない……。」

二人とも顔を合わせて、記憶喪失?っていっている。私は、うん、と答えた。

「そっか。あ、俺はファナ・ミーチェ。ハーフだ。」

そう言って、ファナ君はどこかにいった。佐奈ちゃんが代わりに椅子に座った。

「ファナはご飯を作りに行ったよ。」

「そうなの?ファナ君って料理できるの?」

いきなり、佐奈ちゃんが笑い出した。私がムッとしていると、ゴメンゴメンと言って、笑うのを止めた。

「ファナは女だよ?まぁ、間違えるのも無理ないね。」

「えぇ!?ファナ君って女の子だったの?」

私はすっごい吃驚した。それを見て、また佐奈ちゃんは笑い出した。

「うん。そろそろご飯できると思うから、後でいろいろ話そうか。」

言い終わると同時にドアが開いた。料理を持っているのはピンクのエプロンをした、ファナく……ファナちゃん。

どうぞといわれて私もご飯を食べた。このときはまだ幸せな方だった……。これからこの三人でとても大きい事件を起こすことになろうとは……。

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