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ヒーローになりたかった  作者: レイ
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メッセージ

閲覧、ブックマークをありがとうございます。

更新は明日を予定しています。

よろしくお願いいたします。

何でもないような会話を続けているうちにいい時間となり、慌ただしく新の準備が始まった。

その間に俺は食器等を洗い、テーブルを拭いた。

その後、新の準備が整った所で外に出て2人を見送った。

2人が見えなくなった所でクリーニングを出しに行き、以前出していたものを引き取り、家に戻り部屋の中の掃除を済ませた所で眠くなり眠ってしまっていた。

起きたときには窓の外は真っ暗で、慌ててカーテンを敷き時計を見てみれば日付を僅かに超えていた。

あぁ、また今日から仕事かと気が重いなぁと思いながらシャワーを浴び、また眠りについた。


翌日目覚ましで目覚め、朝食の代わりに新から貰っていたお菓子を鞄に入れ出勤した。

たった2日間休んだだけなのに、書類と伝言メモがベタベタと貼られていた。

この山を崩すのが大変そうだと思いながらひとつひとつ目を通していると、今日の分とまた山が増えていく。

次から次へと山が出来、気が付いたらまた日にちが超えていた。

それを繰り返すこと3か月。

徹夜は当たり前、家に帰ることなどできず、いっそのことこのままここに住んだ方が良いのではないかと思える程だ。

明日は唯一の休みだと思いながら、仕事をしていたはずなのにいつの間にか日付を超えており、その日は愛車に乗り込んだ途端に睡魔が襲い、そのまま数時間眠った。


目を覚ました時には休みの半日が終了していて、あと半日しか休みがないと思いながら愛車を走らせ、家に辿り着けば、またドアノブにものがかかっていたのだが中身を見る体力が残されておらず、シャワーを浴びて、洗濯ものを干した所でまた眠った。



翌日の朝、また目覚ましに起こされ目を覚まし重たい体を起こし昨日見ることのできなかった袋を手に愛車に乗り込んで出勤した。

自分の席についてから袋の中を覗いてみれば、メッセージ2つ分と栄養ドリンクやら体に良いお菓子がたくさん入っていた。



『東堂君へ。

この間はありがとう。

美味しかったよ。


また君に会えなかったからぶら下げさせてもらったよ。

次会えることを楽しみにしている。


不知火』



『とうどうのおにいさんへ。

このあいだのオムライスおいしかったよ。

またいっしょにごはんたべようね。


なかなかあえないからさみしいよ。


あらた』




疲れた心に染みわたるメッセージだ。

次の休みは絶対に2日休むぞ、とスケジュールを見てみるもそんなまとまった休みが取れるスケジュールではなく、むしろ3か月以上帰れそうにないスケジュールばかりだった。

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