事件の解決
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「任せて兄さん!兄さんに言われたらやるしかないよね!」
目を輝かせて言ったかと思えば、すぐに部屋から出て行ってしまったのだが本当に大丈夫なのか。
それを見た不知火は見ていた資料を机に置き立ち上がったと思ったら俺の方を振り向いた。
「さて、帰ろうか」
「え?弟さん大丈夫なんですか?」
「今日ここに来たのはあいつを焚き付けるためでもあったしな。巻き込んで悪かったね」
「いえ………」
早期解決するなら、それに越したことはないのだが本当に大丈夫なのか。
弟さんも新に厳しいところがあるが、不知火も実の弟さんに厳しいな。
そういう風に育てられでもしたのか。
その後、不知火の家へと向かった。
それから何時間経っただろう。
そんなに経っていないと思うが、不知火のもとへ弟さんから連絡が入った。
それは組織全員逮捕したというものだった。
「………やりましたね、弟さん」
「あいつは普通にそういうことを短時間でやるような奴だからな。そういうところだけは信用している」
仲が良いのか悪いのか分からない兄弟だ。