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ヒーローになりたかった  作者: レイ
13/18

兄弟

閲覧、ブックマークありがとうございます。

次は明日更新予定です。

よろしくお願い致します。

車が警察署に入るとき、何故か車を見かけた警察官に次々に敬礼をされた。

この不知火という男何者なんだ一体。

警視の兄だから?

だからってこんな対応をするか?

それにそれを当たり前のように接している不知火の態度も気になる。



「そんなに見つめてどうしたんだい?」



「え、いえ、その…皆、貴方に敬礼してくるなと思いまして」



「あぁ。弟のせいだろうな」 



一体弟さん何者何ですか、問いかける前に弟さんのいる場所に辿り着いたようで、重たそうな扉を開きました。

そこにはあのときパトカーで駆けつけてくれた警察官と背の高い男性が立っていました。

この男性が不知火の弟さんだろうか。



「あれ……」



弟さん、何か俺の部屋の前に立っていた男性に似ているような。



「兄さん!いらっしゃい!よく来てくれたね!」



大きく手を広げ、不知火に抱きついた弟さんに不知火は思いっきり解き放した。

何が起きたのか分からず2人を見ていれば、弟さんは不知火に手を広げたまま泣き真似を始めた。



「酷い…………兄さん。久しぶりに会えたから抱きつきたかっただけなのに」



「悪いが野郎と抱き合う趣味はない」



あれ、何かさっきまでの不知火と雰囲気も口調も違うような。



「それにお前とはさっき会ったばかりだろう。彼の周りをうろちょろしやがって」



「だって、兄さんの周りに僕の知らない人が彷徨くなんて許せないし、父である僕より新から好かれてるとか許せないでしょ?!」



「黙れ」



やっぱり俺の前にいた人って弟さんだったんだ。

だから不知火はさっきの人物とは無関係と言ったのか。

事件解決する前に分かってしまったな。



「やだやだ、兄さんの一番は僕じゃなきゃ!」



「うるさい、俺は下らない話をしに来たんじゃない。彼に危険なことが起こるかもしらないし、新にまた何か起こるかもしれないから今の調査の現状を知りに来たんだ。邪魔するなら出ていけ」



仲が良いのか悪いのか分からない兄弟だな。

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