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バックアップの男  作者: 桜井あんじ
バックアップの男
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十日前 午後十一時三十四分 (ファイル番号03)

――よし。これだけあれば充分だ。

 合成写真。決定的な証拠にはならないが、陪審に不利な心証を与えるには効果的だ。

 それから、裏社会の連中がマネーロンダリングによく使う、身元証明不要の怪しげな貸金庫の契約書。偽名で契約して用意しておいた。

 ここ最近の、地域課のスケジュール。押収品や逮捕者のリスト。

 後は、奴の端末からサーバーにアクセスして、機密書類を入手すればいい。その痕跡もしっかり残しておく。

 モニタに流れる映像を拡大すると、思わず笑みがこぼれた。そこには目的のものがしっかり映し出されている。これさえあれば。

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