表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バックアップの男  作者: 桜井あんじ
警察局捜査官連続殺害事件捜査報告書
135/137

66

★今日 午前八時 (ファイル番号66)



――私は、しくじったのか?

 歯がみをしながら、ベッドの上に体を起こす。

「急に動かないで下さい! ゆっくりと……」

「大丈夫だ」

 慌てて体を支えようとした看護師を不機嫌に突っぱね、私はベッドの周りに居並ぶスタッフを見回した。

「誰か、状況報告をしろ」


 仕事に戻ると看護師に告げて、ベッドから這い出した。窓から差し込む「今日」の朝日の眩しさに、思わず目を細める。

 そう。もう一度、「今日」をやり直すのだ。そして今度こそ違う結末で一日を終え、「明日」へと進む。……私だけが。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ