約束。
掲載日:2019/07/29
今は歩き続けるしかない。
鏡の上を歩ければいい。
足元を見下ろせば、いつでも見上げる自分を見れる。
だけど、表情は見ない約束。
そう、約束したじゃない。
君は赤い服を着るって。
どこか気高い血。一目置かれる覚悟。
子供のように水を弾かせて、雨の中で歌う君。
約束したじゃない。
いつか知らない名前で呼び合うこと。
果てしない叫びを聞かせる君。
爪痕のような読めない字しか書けない鉛筆は、どうしてほしい?
不治の病にかかった車は、何が必要?
自己愛を人質にしている情報は、何を狙う?
網の目に走らす欲望は、何を望む?
そう、約束したじゃない。
帰り道は手を繋いで、夜の中へ。
満たされ過ぎて、溢れ出て、平穏な心は溺れてる。
窒息する君の表情は、思い出にはならない
約束は決して忘れない。
望みの果てで再会するその日まで。
息を飲むような赤い服を纏い待ちわびている。




