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米帝の悪夢

米帝側の悪夢視線

ホーランド・M・スミス海兵中将は多くの戦艦、空母、護衛艦を従え満足気にコーヒーを飲んでた。


「閣下、もうすぐイオウトーですね。」


「ウム、困難な作戦だとは思うが、我が軍の戦力は膨大だ。

コレを追い返すのは地球上でも我が国くらいだろう。」


「ですよね。」


波を蹴立てて驀進する軍艦には何とも言えない魅力がある。

それが全て味方なのだ。


日本時間2月16日、アメリカ軍硫黄島派遣軍は硫黄島近海に集結し攻撃を開始した。

新鋭戦艦3隻、旧式戦艦3隻、巡洋艦5隻よりなる砲撃部隊は、偵察機によって調べられた既知の陣地に砲撃を加え、撃破すれば海図に記載し、次の箇所を撃滅するというノルマンディー上陸作戦以来の方法で各受け持ち地区を砲撃した。


ところが・・・。


偵察機は敵陣から射撃され一瞬で全て撃墜された!


それが悪夢開始のゴングだったとは・・。


「な・・・何だと??」


敵にはまともな対空砲も無かったのでは無いのか??


「戦闘機を全て上げろ!!偵察は必須だ!!」


命令を下すと待機してた艦上戦闘機を全て離陸。


すると戦闘機も一瞬で壊滅。。



まるで地獄の業火みたいな正確な射撃で全ての戦闘機が空中で粉砕。


我が軍の対空砲でもこんな芸当は不可能だ。


「仕方ない、上陸作戦Go!」


指揮官の指令で艦砲射撃を開始、BIGガンの咆哮は凄まじい。


だが・・・・。


突如、海の艨艟たる戦艦が・・空母が・・・全ての艦が・・・・。


海に引きずり込まれ始めたのだ!!


キールをヘシ折られ、巨体が海に沈む。

空母は甲板で発艦準備してた戦闘機、爆撃機が全てズリ落ちてる。

そして横転。


戦艦は横転して誘爆、大爆発。。


何が起きてる??


判断に迷う間に自分の艦もキールを折られたらしい。。


阿鼻叫喚の断末魔の声が周囲から聞こえるが、どうすることも出来ない。

私も海に投げ出されてしまったのだ。

そしてトドメなのだろう。


イオートーから膨大な射撃が始まり。。。


私も肉塊になってしまうのだ。。





米軍総司令官、ホーランド・M・スミス海兵中将の最後は誰も知らずに消えてしまった。


後に彼のタグが海底から回収され戦死が確認されたが、それは日米が講和後50年後だった。



次回から本土帰還編を始めます

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