ー第三章 憂鬱なすれ違いー 【1】
キャラ視点が急に変わりますが、温かい目でスルーしてください。
お母さんが死んだことで私は強くなったと思った。けどそれはただの思い込みなんだろう。現に今
私は泣いている。大好きな陸の前で、泣いている。お母さんが死んで、日本に戻ってきて。もう泣
かないって決めたはずだったのに、なんでこう上手くいかないの?お母さんが大好きだといってく
れた笑顔を私の大好きな人へ向けたいのに。なんで笑顔より先に涙が出てきてしまうの・・・?
______________________________________________
・・・これは・・・謝った方がいいのか・・・?
正直に思っていることを何も考えずにさらっと言ってみるとなんだこれ。なぜ泣いてるんですか、
あなた。そりゃあ嘘ついたことは悪いと思ってるけど、そこまで傷つくもんなのか・・・?
俺には女心がよくわからない。恋なんてしたこともない。というより、する機会がなかった。
とりあえず声かけといたほうがいいんだろうけど・・・。なんて言えば・・・??
陸「あの・・・・・??」
愛音「あっ、ごめん。急に泣き出したりして、困らせたりして。。。ほんとに、ごめんっ。」
彼女は、作り笑いをしたかと思うと、急にまた泣き出して。そんでどっか行っちゃった。
これは・・・追いかけたほうがいいのか?これはもしやエロゲでいうルート分岐ってやつか?
まて、俺はそんなものしたことないからな。一応言っておく。たまに友達の家でしてるのを見るぐ
らいなんだから!え、それもアウト?じゃあ聞かなかったことにして。
陸「まぁとりあえず、探す程度で追いかけるか。」
追いかけるって、そんな校内走り回るような表現はよくないね、うん。俺はあくまで歩いて、、、
行こうとしたんだけど。屋上出たところにいました。この子ったら世話の焼ける・・・とここまで
は軽い冗談ってことで、本格的に慰めてみますか。恋愛経験皆無の俺ですが・・・。
______________________________________________
ー第三章 憂鬱なすれ違いー 【2】へ続くb
果たして次回、陸は愛音をうまく慰めれるのか?!
もしかして失敗して最終回とかないよね。
注:作者はそこまで適当ではありません。そんな終わり方、、、、、、、、、、、、、、、したらごめんなさい。