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一目惚れ

作者: とろ

 私は気づけばあの人のことばかり見つめていた。

 ふと顔を上げればあの人を見て、友達と話しているときでもあの人を見ていて、一日中眺めているのではないかと思うほど私はあの人を見ていた。

 特に顔がかっこいいわけでもなく、頭がいいわけでもスポーツが出来るわけでもない。

 だけど私はあの人を見てしまう。

 少しの優しさを持つあの人を見てから私はあなたを見てしまう。

 心優しいあの人にとっては当たり前のことなのかもしれないけれど、その優しさに私は胸を惹かれた。

 ずっとあの人を見ているだけで一日が終わってしまう。

 その日常に幸せを感じながらも物足りなく感じてしまう。

 あの人の声を聞きたい

 あの人のそばにいたい

 そんな気持ちが私の頭の中を駆け巡る。

 でもいつもあと一歩の勇気が私に足りなくて、あの人の前にいくと顔を紅くしたまま黙り込んでしまう。

 今日もあの人は帰ってしまう。

 私はいつあの人に声をかけられるのだろう……

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