表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/41

7 目を覚ましなさーい!

「私、、、もしかしたらまた悪いことをしてたのでしょうか?」





まったく表情の変わったみずきはうろたえながら朋美に聞く。





「ええ、、、死刑になるぐらいの」





「ああ!恐ろしい!私時々自分がわからなくなるんです!

きっと悪魔に取りつかれているのだわ!」





さめざめと泣くみずき。

それをやさしくなだめながら、朋美は言う。



「大丈夫ですよ、、、悪魔はもう去りました。

あなたはもう何も心配することはありません」



慈愛に満ちた笑顔をみずきに向ける。








「ありがとう!ありがとう、、、







、、、、て スキあり!!」





いきなりみずきは持っていたカバンを朋美に投げつけダッシュした。




「あ!汚い!まてー」




みずきは搭乗口に駆け込む。そして閉められるゲート。




ゲートの中であかんべーをしているみずきを見て死ぬほど悔しがる朋美。





「あんた馬鹿じゃないの?悪魔に人が乗っ取られるなんて

現実では絶対ないのよ!目を覚ましなさーい!!



ファンタジー小説読んで教会通ってたりしてるから

頭がおかしくなったんじゃないの?



もしかしたら本当に魔法が使えると思ってるんじゃない?

きもーい!きゃははははは」







「ごほごほ、、、今日は体の調子が悪いので魔法はナシです、、、、、、




それにしても、、、

あなたを少しでも信じた私がバカでした!



あなたは仕方ないから見逃してあげる!

でも、、、でも!勇者様の居所を教えなさい!!」




「しらなーい!今頃切り刻まれて海にでも浮かんでるんじゃないの?



じゃあねえ!」




みずきは笑いながら去って行った。




取り残された朋美から、

こぼれおちる涙が一粒、、、




「あなたに、もしものことがあったら、、、

私は生きてはいけません、、、どうぞ



どうぞご無事で、、、勇者様」




通り過ぎる人ごみの中で

ひざまずき、十字架を両手で握りしめる朋美。




朋美の必死の祈りは、天に届くのだろうか、、、











そのころ、野口は、、、





「あ!殺し屋さん!それローーーン!




メンチンドラドラ! 倍満ね!




それにしても弱いなあ殺し屋さんは!

こんな見え見えの手に振っちゃだめだよ!!」






なぜか上機嫌で雀荘にいたのだった、、、










どうしよう、、、これから

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ