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おわり

夏の街に繰り出した2人。



仲良く歩く2人の後ろに

やっぱり忍び寄る影。




「こらああああああああ!!



なにバッくれてんだよ!!」






っめちゃめちゃ、、そう



めちゃめちゃに怒っているみずきが

姿を現したのだ。



こら!野口!


ドームでさんざん

待たされた時間を返せ!!



今日こそは決着をつけさせてもらうわよ!」







みずきは大きく息を吸い込んでの野口に尋ねる。



「さあ天使が好きなの?

それとも





悪魔が好き!




なの?




はっきりしなさい」




野口はその言葉にちょっと笑って

朋美をちらりと見る。




朋美は顔を赤くして

言葉を待っている。




「さあ!!答えなさい?



どっちなの」



答えをせかすみずき。



野口は観念したかのように目をつぶり

息を吸い込み大きな声で答えた。





「やっぱり、、、やっぱり





悪魔が好き!!!!」






その言葉を聞いた瞬間

愕然とする朋美。



「なぜ?なぜなんです?



なぜ悪魔なんかが私より好きなんですかああ」






泣きそうな朋美を見て

ちょっぴりいたずらっぽい笑いを浮かべた



野口はこう言った。





「厚かましいやつだなあ、、、



自分を天使だと思っていたのか?

最初から言ってるだろ。




朋美は正真正銘



<十字架を首に下げた悪魔>



なんだよ!



そして俺はその悪魔が好きなんだ!」






顔を赤くする朋美。





「私が悪魔と言うのはちょっと引っ掛かりますが、、、




とにかく野口さんが初めて私に好きだって言ってくれた。

うれしーーい!!」






野口に抱きつく朋美。





その様子をあきれ顔で見ている見ているみずき。




「なんかばからしくなってきた、、、



バイトでも探しにいこ、、」







立ち去ろうとするみずき。




その後ろ姿にむかって朋美が叫ぶ!






「ありがとう!みずきさん!」





みずきはふり返らず

ちょっと手をあげ



そこから去って行った。





何かと波乱はあったが

落ち着くところには落ち着いた2人。






これからも波乱はあるだろうが




仲間に助けられながらも

乗り越えていくんだろう。




そして最後に一言。






がんばれ野口!









<おわり>




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