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2-7 笑われにきた!!

「今さら何の用なのよ!」




みずきの叫びが野口のマンションにこだまする。




その憎悪のこもった悲痛な叫び声は

平和な朝を切り裂き


混沌とさせるのに、十分な迫力があった。




不安に駆られ、野口は玄関へと走る。




「どうしたんですか?みずきさん」




玄関へと出てきた野口を見る梅木のいやらしい眼。




「ほほう、、、こいつが新しい相手かい?

へえ、おまえが選ぶ男にしてはまじめそうじゃないか



おい!おまえ!こんな奴と付き合ってると

取って食われちまうぞ!」




へへへ!



またも梅木は笑う。






「おーどうしたんですかみずきさん!」



ファロスも続いて玄関へと現れる。

またまた梅木のいやらしい眼が炸裂する。




「おいおい、、、みずきやるねえ、、、

2人も相手してるのかい?しかもマッチョな外人とは、、、



さすがみずき、、、俺の愛した女だけのことだけのことはある」




「みずきさん!大丈夫ですか?」



朋美も玄関に現れた。





「すげえな、、、みずき、、、

3人とは恐れ入ったぜ!



しかも女を相手にするとは、、、

両刀とは知らなかったぜ」




わんわん!

デーモンまで玄関にくる。



「おーう!!

犬とまで付き合うとは!


おまえのアレはブラックホールか?



お前の無尽蔵のスタミナに乾杯!」





、、、、、、、




「この人一体何を言ってるんですか?」



朋美は不安に駆られてみずきに聞く。




「こいつは梅木。お察しの通り

私の前の旦那なの、、、




そしてこいつは、、、」




みずきは顔を覆って叫ぶ!






「馬鹿なの!しかも底なしの!」





よくよく見ればズボンは後ろ前に履いてるし

ネクタイの代わりに昆布を首に巻いているありさまだ。




「すげえ、、すげえぜみずき!」




梅木はそういいながら、

どこかで拾って来たのだろう。

桜の花びらをまき散らしながら

踊り狂っている。





「でも安心して、、、こいつを追い払うのは

すごく簡単、、、




梅木!




1たす1は!

関ヶ原の戦いは何年に起こった?」




うげ、、、




奇妙な叫び声をあげ、梅木の動きは止まった。




目を白黒させ、舌を出して苦しんでいる。




「1たす1は、、、




みずきよお、、、

俺に難しい問題を出すんじゃねえって


前から言ってるじゃねえか、、、





えーん!




わからないよお!




もうおうちへ帰る!」




梅木は泣きながら逃げて行った。





取り残された4人に

とてつもない疲労感が漂っている。





「なんなんだ?いったい、、、、

何がしたかったんだ、、、あいつ」




野口は魂が抜かれたような声でつぶやく。





「、、、、笑われに来たんじゃないですか?」




朋美がそう言うと、一同納得の表情。






皆は朝の支度の続きをするために

また部屋に戻っていった。






2000本はきっと明日達成するでしょう

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