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2-3 道場へ行く

「駅前のビルの2階ですから。



1階にコスプレの店があるからすぐわかると思います。

3階はセクキャバなので、間違った振りして行かないでくださいよ!」




野口と朋美はそんな怪しげな雑居ビルを探して

街を歩いている。



2人はファロスの通う道場に招待を受けたのだ。




2人はコスプレの店があるビルを見つけたが

そのビルには空手道場の看板がかかってない。






仕方がないので、その店の店員に聞いてみる。






「すいません店員さん。このビルの二階は

空手道場でしょうか?」



「、、、、、」





店員はその言葉に全くの無反応。





「ちょっと?聞こえてるでしょ!

二階は道場ですよね!」



「、、、、、」





何故だかわからないが

頭に赤い髪飾りをつけたその店員は

野口の言葉に全くの無反応だ。




イライラする野口を朋美は制してこう言う。




「ここは私に任せてください、、、

アスカさんですよね?」




「はい!なんですか!」




勢いよく返事をする店員。





「アスカ、、、のつもりか?

ファンが見たら殺されるぞ、、、」



店員は野口をジロリと見つめてこう言う、、、




「あんたバカァ?」




「てめーーーーー!!!!!

馬鹿はお前だ!!!!



絞め殺してくれる!!!」






アスカ風の店員に朋美は道場が二階にあることを

教えてもらい、怒り倒している野口をひっぱって

二階までいく。




「こんにちわー、あのう、、ファロスさんいますか?」




朋美は遠慮がちにドアをあけこういった。




道場の中は様々なウェートトレーニングの機械が並び

音楽が大音量でかかる中、ごつい男たちが汗を流している。



道場と言うより、ボクシングジムのような雰囲気の中

朋美の言葉に、中にいたごっつい男たち全員が反応する。







「おおおーファロス!すごい美人がお前を訪ねて来たぞ!

おい!どういう関係だ!」




わらわらと集まってくるごつい男たち。



朋美の周りに集まりワイワイと騒いでいる。

野口は弾き飛ばされ、1人蚊帳の外。




「君たち!私の将来のワイフなんだから

手荒に扱わないでくれよ!」




滝のように流れる汗を拭きながらファロスが現れた。

隆起した筋肉からは、熱気と湯気が上がっている。



「ようこそ!朋美さん!、、、とその他一名、、、

ここが私の道場です!ゆっくり見学して言ってくださいね!



そして、、、私の強くてかっこいいとこを見て

このおバカさんより私の方がいいと、早く気がついてくださーい」




朋美は下を向いてかぶりを振る。



「ごめんなさい、、、ファロスさん。

私にとっての勇者様は一人だけなの。



野口さーん」



朋美は野口に抱きつこうとするが

まるで闘牛士のようにひらりとかわす野口。



「やめろ!下のアスカもどきなんかと

心が通じる変態は嫌なんだよ!



お前なんかこうしてやるわ!」



あろうことか、野口は倒れた朋美に

キックをガシガシと入れる。




「へへへ!思い知ったか!、、、????」



野口は突然男たちに両腕をがしっとつかまれる。

押しピンで止められた虫のようにまったく動けない野口。




野口は道場中の人間から殺気を受けていた。

何十人ものマッチョな大男からにらまれた野口は身ぶるいをする。




バターン!ガチャ!




道場のドアが閉められカギがかけられた、、、




「きさま、、、あろうことかこの美女からの愛情を受けず

なおかつ暴力をふるうとは、、、



殺す!絶対殺す!」




取り囲まれた野口は半泣き状態。








この後野口がどうなったかは

言うまでもないだろう、、、、



ばかばかしくてごめんなさい、、、



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