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12 魔王登場

「くそーあいつらー裏切りやがってえー

覚えてろ!絶対放火してやる!事務所に放火してやる!」



みずきは怒り心頭の様子。




すると突然背後から声がする。

「なぜ君に裏切り者呼ばわりされなきゃならないのかね?」


4人が振り向くと、そこには小学校低学年ぐらいの

子供が立っていた。



「、、、どこの子供でしょう?

きみ?どこから来たの?」



朋美がやさしく問いかける。






しかし、その子を見てみずきは急に震えだした。



「みずき、、、君にはいずれ死んでもらおう、、、

覚悟したまえ、、、はははは




、、、わーい十字架のおねえちゃん!だっこしてえ

その胸の中でねむりたいのお」



みずきに死の宣告をした後

朋美には甘えるその子供。


「いいけど、、、」



朋美はその子を抱っこする。

朋美の胸をまさぐる子供。

そしてファロスと野口の方を向いて、邪気のこもった笑いを

浮かべる。



その顔には、うらやましいか?この野郎!

と書いてあるようだ。



「ぬぬぬ!ゆるせん!、、、そしてうらやましーい!」




ファロスは何とも言えないような顔をしている。




「みずきさん。あの子何者なんですか?」



野口が素朴な質問をぶつける。



「あの子は、、、梅木、、、友達からはうめちゃんって呼ばれているらしいわ



どこにでもいる小学一年生とは表向きの顔。

実は悪の帝王なの、、、




算数の時間はちょっと眠たくなっちゃう

闇のフィクサーとは彼のことよ!!」




「みずきよ、それ以上私の話をするな、、、

ちなみに跳び箱は3段跳べるようになったぞ。



おまえは私の組織を裏切り、金をだまし取ろうとした!

その行為は万死に値する!!



よって、夜の廊下はちょっと怖い闇のフィクサー

うめちゃんは君に死刑を宣告する。



ふはははははは」



「ひいいいい、助けてください!

大みそかはわくわくして眠れない闇の帝王うめちゃん様!



何でもしますからあ!!」



みずきは泣き叫んでお願いをするが


うめちゃんはガリガリくんを食べながら

行ってしまった。




「もう、、、こうなったら!



ママの作ったオムライスおいしいね!が口癖の

裏社会の皇帝うめちゃんを逆にやっつけてやる!!




手伝ってくれるわね?野口」



「はい!何でもします!!

私の子分も手伝わせますので!!



子分ども!いいな!

これからあの闇の帝王をたおしにいくぞ!」



朋美とファロスは気乗りしない様子だったが

野口1人だけは勝手に盛り上がっている。





「この勇者が、魔王を倒して見せましょう!!」





ふざけすぎ?

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