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11 こじれた関係

「うーん、、、」



いすからぶっ倒れて目を回すみずき。



殺し屋たちはなおもみずきに食べさせようとする。



「おい!もうひと押しだ!はやく持ってこい!



さあセレブ様!食べてください!

おなかがパーンとはじけるまで食べてください!」




突然後ろのドアがバーンと開く。



そこにはなぜか決めポーズをとった3人が立つ。



「まてーい!悪人ども!みずきさんを放せ!」



「げ!くされ野口じゃん、、、何でこんなとこに居んの?」



せっかくはるばる助けにきた野口を

まるで汚物を見るような目つきで見るみずき。



「こいつらをかたずければいいんですか?任せてください!」


構えるファロス。



ところが、次の瞬間あろうことか

みずきがファロスに飛びつく。

そしてキスの嵐をファロスに注いでいるではないか!



「きゃー素敵な人!野口もたまには役に立つ!

筋肉すてきー!」



「なんですか、、、この下品な女は

美しい朋美さんとは正反対のひとだ、、、」


ファロスはかなり迷惑そう。


「げー!!俺と言う人がいながら!!

ひ、ひどーーい!!」


泣き崩れる野口。


「騙されているのがやっとわかっていただけたようですね!

勇者様!

さあ私の胸でお泣きなさい」


「うるせえ!変態!みずきさんはだましたりしない!」







「勇者様!」



「みずきさん!」



「オー朋美さーん!」



「ああファロス!!」







4人がぐるぐる回りながら追いかけっこをしている。

世にも醜い風景。





「なんか、馬鹿らしくなってきたな、、、」


「だいたい、食いすぎに見せかけて殺すなんて

めんどくさいことしないで、海にでも落とせばよかったんだよな」


「仕方ないだろ!本部からの命令なんだから」



「帰ろうか、、、」




殺し屋たちは呆れてその場を去っていく。





もつれにもつれた人間関係。



はたして朋美の思いが届く日が来るのだろうか。

それは誰にもわからない。









雨嫌い

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