表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕らの翼  作者: ボクツバ
1/2

ふたり

初めて投稿します。

読みつらいかと思いますがよろしくお願いします。

頑張って更新していきます

プロローグ

「仁、、、。約束覚えてるか?」

「壮ちゃん、、、。俺がどんなに遠くに行っても何処にいても絶対に忘れないよ。だから、壮ちゃんも忘れないでね。」

「当たり前だろ! オレも絶対に忘れないからな」


だけど、オレ達は知っていたんだ。そんな約束、叶うはずもない守れるはずもない事…。


なあ、仁、、、。約束守れなくてゴメンな。。

あの頃のオレは、自分にウソついて生きてた‥‥。

仁、お前はあんなにも過酷な運命を背負っていたのに、前向きに楽しく生きてたよな、、、。


壮ちゃん、、、。約束守れなくてゴメンね。

あの頃は、泣く事ができなくて…。

壮ちゃんも悩みながら必死に生きてたのに、分かってあげられなくて、、、。


「なあ、たった3か月だったけどふたりで過ごした日々はずっと忘れないからな…。」

「壮ちゃん‥‥。俺もだよ」

‥‥‥‥何処からか、そんな声が聞こえた気がした。





第一話〔ふたり〕

chapter1

「壮一郎! まだ寝てんの!!

 ダラダラしてないでさっさと仕事行きなさいよ!」

今日もまた、母親の甲高い声が目覚まし代わりの朝だ。

「母ちゃん。もっとやさしく起こしてくれよ。ノイローゼになっちまうよ」

ちょっとイラついて言いながら、壮一郎の朝は始まる。

「あんたもそろそろ、彼女とか連れてきてほしいものよ。ぶつぶつ‥‥‥」

‥‥また小言。。いい加減ウゼーな。。そう心の中でつぶやきながら、オレはバスに乗り込む。


 母ちゃんはオレが高校時代にオヤジと離婚した。

オヤジは、その世界には知らない人はいないっていうくらいの名医者だった。

忙しいあまりに家では母ちゃんとケンカばっかだった。オレはそんなオヤジみたいになりたくなかった。

母ちゃんはオヤジみたいな立派な医者になって欲しかったみたいだったけど。

フツーに働いて結婚して子供生まれて……。オレが決めた人生だ! 別に後悔してねぇ。………って思ってた。仁、、、。お前に出逢うまではな……。

朝の駅は多くのサラリーマンや学生たちが慌ただしく行き交う。

「皆、そんなに急いでどうすんだろ。‥‥ってオレもそんな風に思われてんだろうな‥‥‥」

何て事を考えながらオレは会社に足を運んだ。


chapter2

「じゃあ母さん、行ってくるね。」

仁は、夜勤明けで疲れて寝ている母親に小声でそっとつぶやいて、仕事に向かおうとしていた。

Г薬は持ったの?」と言って母親が起きてくる。

「母さん、わざわざ起きてこなくても大丈夫だよ。最近は調子いいからさ」

「油断しちゃだめよ。何があるか分からないんだから」

「分かったよ。じゃあ行ってくるね」

仁も駅に向かうバスに乗り込んだ。

「母さんは今まで、ずっと俺を1人きりで育ててくれた。

 なのに、病気の事でまで心配させたくない。今は、とにかく心配をかけないようにしないと」

 小さい頃は正直、母さんの為に稼げる仕事して楽をさせてあげたいと思ってた。

でも病気のせいで、その夢は叶う事はなかった。母さんがひとりで泣いてるのを何度も見てきた。

その度に、申し訳なくて自分も泣いてたんだ。けど、もう絶対に泣かないって思ってた。

壮ちゃん、、、。君に出逢うまではね‥‥。

バスターミナルには、たくさんのサラリーマンや学生たちが慌ただしく行き交う。

 「俺もそんな風に見えてるのかな‥‥」なんて思いながら俺は会社に足を運んだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ